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障がい者施設職員による暴行事件

 先日、釧路市の障がい者施設「鶴が丘学園」で、入所者の男性4名に暴行を加えた事件で、犯人に懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡されました。

 暴行の罪に問われていたのは、施設の元職員2名です。
 犯行態様は悪質で、殴る蹴るなどの暴行を日常的に繰り返し、壁に頭を打ち付ける・押し倒す・コップで頭部を殴りつける等の行為があったとのことです。
 2016年7月に起きた「津久井やまゆり園事件」の犯人も元職員によるものでした。
 入所者19名を刺殺、26名に重軽傷を負わせた犯人・植松聖は、「意思疎通のできない重度の障害者は不幸かつ社会に不要な存在であるため、重度障害者を安楽死させれば世界平和につながる」という思想をもっていました。
 これらの事件の他にも、障がい者施設や介護施設などの福祉現場にて、暴行傷害事件が多く発生しています。
 厚生労働省の調べによると、2023年:1194件、2024年:1267件の虐待が報告されました。
 年々虐待報告件数が増加していますが、実際の所は件数が増えたというよりは、障がい者虐待防止法の拡充やカメラ設営の増大により、虐待行為が可視化されやすくなったのでしょう。
 よって、これまでも類似した事件はあったかと思われますが、なぜ従事者による虐待や暴力行為があるのでしょう。
 そもそも、犯人らは、なぜ障がい者施設へ就職したのでしょうか?
 元々は障がい福祉分野に関心があったのでしょうか?あるいは、単に就職しやすかっただけなのでしょうか…。
 障がい者への思い入れはあったが、職務に励むうちに、考えや人格が変わってしまうこともあるかもしれません。
 釧路の障がい者施設暴行事件の犯人は、犯行動機について「ストレスの捌け口にした」と語ったそうです。
 犯人に何があったのかは分かりかねますが、無抵抗の相手、立場の弱い人たちに暴力を振るうのは、この上なく醜い行為です。
 しかも、障がい者を守るべき立場にある者による蛮行だなんて、もはや誰を信用して良いかも分からなくなります。
 障がい者を守るべき者による犯行…この罪は重いです。 
 障がい自体を変えることはできませんが、障がい者に関わる人たちの考えや姿勢は変えることができるはずなので、今一度、「福祉の従事者とは、いかなる存在か?」ということを問い直したいものです。
 
 

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