空気や場の雰囲気を壊しても、あなたは自分の意見を言えるだろうか? ~集団に流されず個人として生きるには~2026年4冊
森達也さんはオウム真理教Aという映画の監督
それしか知らなかったが、
この人の本を読んで興味深い人だなと思ったね!
ドキュメンタリー映画を撮る人って
やっぱり自分の目で物事をみたいんだろうな
旅好きな僕が共感できる点かもしれない
集団には良い面と悪い面があり、
悪い面について詳細に語っている。
古典の群集心理を読みやすくして、
心理学、歴史、遺伝、メディアリテラシーを
織り交ぜた作者の哲学って感じの本ですね
集団に流されると
どんなことが起こったか
歴史的な事例からも考察している。
満州事変、ナチス、イラク戦争、
ウクライナ問題、新興宗教、えん罪・・・等
人間は生物として個が弱い
群れることで他の動物に抗った
群れるからコミュニケーションを大切にし、
他者の目や集団の和を重んじる。
それが行き過ぎると息苦しくなる
自分が左だと思っても周りが全員右だと、
左だと言えなくなる。
SNSやネット社会で情報が多すぎる今は、
特に危険なんだろうなって思う
アルゴリズムで自分の興味あるものだけに
情報が偏るし同じような思考の集団に触れる。
そうすると自分の意見に対して
肯定的な集団に属しやすくなる
でも反対の立場の人も当然いるわけです。
その情報はアルゴリズムが遮断するから、
自分の意見が凝り固まっていく・・・
自分の意見を支持するコミュニティ意識
これ強くなるよね・・・これがまずい
反対の意見を許容する余白が消えていく
分断だったり争いって
こういう感じで起こるんだろうな~
僕がこの本を読んで感じたことはね、
多分、作者と似たような本を読んできている
だからこそ共感しながら読めた
違うところというか面白いなと思ったのは、
森さんのメディア側にいた人としての視点
テレビ、新聞、ラジオしかなかった時代
メディアによって嘘という真実が作られた
プロパガンダは成功しやすかったわけ
インターネットになって誰もが意見できるようになり、それは是正されるはずだった…
アクセスできる領域は広くなったけど、
人はみたいものだけ見るという特性だし、
メディア側のアルゴリズムもあって
意外と是正されていないってこと
意識的に自分の意見と異なる意見
これに目や耳を向けないと、
自分が閉ざされていく気がしますね~
予想外といったら失礼だけど、
想像以上に、良書でした!
