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あなたの裏は、あなたの光


という字は、不思議だと思いませんか?


裏なのに、「表」という字が入っているように見えます




もちろん字源として
本当に「表」が含まれているわけではありませんが
そう“見えてしまう”瞬間があります

そのとき、漢字はただの文字ではなく、
私たちに何かを語りかけてくる存在になるんですね

 
「裏」という字は

下に「衣(ころも)」
上に「里」と書きます

もともとは、衣の“内側”を表す字でした

外から見えるのが「表」

肌に触れているのが「裏」

見えるものと、見えないもの

どちらもあって、ひとつの衣です

 
上側の「里」は
上に「田」、下に「土」

そして「表」という字は
上に「土」、下に「衣」

形は違っても、
どちらも重なりの中で意味をつくっている

だからでしょうか

「裏」という字をじっと見ていると
その奥に、どこか“表の気配”を感じるのです

 
表があるから、裏がある
裏があるから、表がある

どちらか一方だけでは存在できない

 
人も、同じですよね

明るく笑っている人の裏に

言葉にできない涙がある

強く見える人の裏に

震える夜がある


けれど、その裏があるからこそ

その人の表情は、あたたかくなる
 
私はこれまで
たくさんの方の“裏側”に触れてきました

誰にも見せなかった傷

胸の奥にしまい込んだ後悔

「こんな自分はダメだ」と責め続けた時間


でも——
その裏こそが
その人の一番のやさしさを育てているのです
 
失敗の裏に、成長がある

悲しみの裏に、思いやりが生まれる

孤独の裏に、人を照らす光が宿る
 
だから、どうかあなたの裏を否定しないでください

見せられない部分があっていい

弱さがあっていい

揺らぐ日があっていい

その裏があるからこそ
あなたは、誰かの痛みに寄り添えます

その裏があるからこそ
あなたの言葉には、ぬくもりが宿ります
 
あなたの裏は
決して恥ではない

あなたの裏は
あなたの光です
 
今日もどこかで、自分の裏を責めている誰かへ


どうか忘れないでください

あなたの裏は、
ちゃんと、誰かを照らしています

裏に隠したままにしていた光が
今日、そっと灯りはじめます


そして私は
その裏にそっと光を見つけ
ともにあたため続ける人でありたい



今日も、わたしの言葉が、小さなお守りになりますように

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