生活新聞:「タワーマンションで予想できる問題?」
今回は「タワーマンションで予想できる問題?」について見ていきましょう。
リアルなタワーマンションとは?
世間ではこんなことが言われています ↓
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タワーマンション(タワマン)は、華やかなステータスや優れた利便性を持つ一方で、その「巨大すぎる構造」と「住民の多様さ」ゆえに、将来的にいくつかの深刻なリスクを抱えています。
今後予想される代表的な問題を、構造・生活・資産の3つの視点から整理しました。
1. 構造と維持管理の問題(最大の時限爆弾)
■ 修繕積立金の急騰と「合意形成」の絶望的な難しさ
マンションは築年数が経つほど修繕費が上がりますが、タワマンは足場が組めないため、特殊なゴンドラや技術が必要になり修繕コストが一般的なマンションの数倍に跳ね上がります。
さらに致命的なのが、住民の合意形成(話し合い)がほぼ不可能な点です。
数百〜数千世帯が住むタワマンには、高層階の富裕層から、低層階の一般層、さらには投資目的の外国人オーナーまで、経済力も価値観も全く違う人が混在しています。大規模修繕や、将来の建て替え(4/5以上の賛成が必要)を決めようとしても意見がまとまらず、計画が頓挫して建物が「高級廃墟」化するリスクが指摘されています。
■ 災害時の「高層難民」リスク
日本のタワマンは免震・制震技術に優れており、地震で建物自体が倒壊する可能性は極めて低いです。しかし、「建物は無事でも、生活が維持できない」という事態が起こります。
長時間の停電が発生した場合、エレベーターは完全に停止します。40階から地上へ階段で往復するのは現実的ではなく、電動給水ポンプが止まれば水も出ず、トイレも使えなくなります。
2. 日常生活のストレス
■ 「移動」の時間ロス
朝の通勤・通学ラッシュ時のエレベーター待ちや、各階への停車による時間ロスは日常茶飯事です。また、忘れ物をした際や、ちょっとコンビニに行くだけでも往復で10〜15分かかるなど、移動の自由度が低い点がストレスになり得ます。
■ 大規模ゆえのコミュニティの希薄さ
不特定多数の人間が出入りするため、セキュリティが高くても「隣に誰が住んでいるか分からない」という不安がつきまといます。また、住民間の経済格差(階層によるマウンティングなど)がトラブルの火種になることもあります。
3. 資産価値の目減りリスク
■ 実質的な「土地持ち分」がほぼゼロ
マンションを購入すると、その建物の敷地(土地)も住民全員で等分して所有することになります(区分所有)。
しかし、戸数が多すぎるタワマンは、1戸あたりの土地の持ち分(権利)がスズメの涙ほどしかありません。建物が老朽化して価値がゼロになったとき、手元にはほとんど価値のない土地の紙切れしか残らないという計算になります。
■ 「タワマン節税」の規制強化
かつては「購入価格(時価)と、相続税を計算するときの評価額の差」を利用したタワマン節税が流行しましたが、2024年の税制改正によってこの「格差」を埋めるルールが導入され、以前ほどの強力な節税メリットは薄れました。これにより、将来的に高層階の買い手が減り、売却時に値崩れするリスクが高まっています。
まとめ
タワマンは「華やかな都会の眺望と便利な暮らし」を短期〜中期(10〜20年程度)で消費するには素晴らしい住居です。しかし、30年、50年先を見据えて「終の棲家(ついのすみか)」にしたり、資産を安全に遺したりする目的としては、非常に不確実性が高い物件と言えます。
