真理の輝き(Veritatis Splendor)による典礼の解放 《ベネディクト16世『愛の秘跡』の正統性・真善美の再統合と「美の道(Via Pulchritudinis)」》 05
第5章【批判的検討Ⅲ】伝統の継続性と「ソフィア」の顕現 機能主義の閉塞を超えて、受肉した叡智への窓を開く
前章において、我々は典礼における「真理の演出」が、いかに「真理の輝き」(Veritatis Splendor)を可視化するかを論じた。本章では、この「真理の輝き」の回復の鍵となる「継続性の解釈学」と「叡智」(ソフィア、Sophia)の神学を論じる。叡智とは、「万物を秩序づける神の知恵」であり、「受肉したロゴス」としてのキリスト自身である。典礼の伝統は、この叡智が歴史を通じて有機的に発展し、形を取ったものである。
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