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民俗学を学びたくて、宮崎民俗学会に入りました。

こんにちは、ミュージアムピックの平林です。

今日は、私がつい先日入会したばかりの「宮崎民俗学会」の総会に、初めて参加してきたお話を書いてみます。

、、正直に言うと、ものすごく緊張しました。笑

なぜ私が、民俗学の学会に入ることになったのか。総会で感じたことに触れながらお話したいと思います。


きっかけは、椎葉村と柳田國男との出会いでした

私が民俗学に興味を持つようになったのは、昨年度のお仕事がきっかけでした。

民俗学の父 柳田國男さんの生誕150周年を記念して、柳田國男が民俗学を始めるきっかけとなったといわれる椎葉村が昨年度 スタンプラリーやオンライン講座などの企画を実施されました。

この一連の事業に関わらせていただくことになり、椎葉村のお仕事で毎月のように椎葉に通うようになったり、地元の方々や博物館の職員さんと話しているうちにだんだんと椎葉の暮らしや、宮崎の各地に残る祭りや神楽、暮らしの文化に、自然と惹かれていきました。

椎葉民俗芸能博物館のことは、先日のベスト3の記事でも書きましたが、あそこに展示されているのは「過去のもの」ではなく、椎葉でいまも続いている人々の日常そのものです。スタンプラリーのスポット登録で訪れた各地の言い伝えや伝承に触れれば触れるほど、私はその奥深さに、どんどん引き込まれていきました。

そして、知れば知るほど、こう思うようになったのです。

、、もっと、ちゃんと学びたい。いや、むしろもっと色んな人の話をたくさん聴いてみたい!

そんな時に知ったのが、宮崎民俗学会でした。

個人的に柳田國男のことに触れた1年間だったこともあり思い入れが強いのですが、日本の民俗学にとって、宮崎はとても特別な場所だと考えています。何故ならあの柳田國男が、椎葉の山のなかの狩猟にまつわる『後狩詞記』を著した。それが、日本民俗学の出発点のひとつとされているからです。つまり宮崎は、日本民俗学発祥の地!と言っても過言ではないからです。

その土地で、その学問を学べる。これはもう、入るしかないなと思いました。


事務局の方々との出会い

長年にわたり民俗学の研究をされていらっしゃる渡辺先生との出会いがきっかけで事務局をされていらっしゃる亀澤先生(高校時代の先生でした)ともお会いし、宮崎民俗学会の魅力やいかに面白い方々が集まっているかを伺えてすぐに入会しました。

その学会の総会がちょうど昨日行われていたので、入りたてほやほやの、しかも民俗学の知識なんてほとんどない私が、おそるおそる参加してきたという次第です。

、、いやぁ、緊張しました。

会場には、長年にわたって宮崎県内外で各地の民俗学を研究してこられた先生方や各地域の教育委員会の方々が、たくさん参加されていました。
空気は、かなりアカデミック。みなさん、それぞれの分野で深く研究を重ねてこられた方ばかりです。

そんななかに、ぽつんと座る私。

、、場違いじゃないだろうか。

正直、最初はそんな気持ちもありました。専門知識もないのに、こんな場所にいていいんだろうか、と。

でも、この感覚は、実はこのシリーズで何度も書いてきたものでもあります。「全然知識はないけど、好きなんです」。美術館でも博物館でも、私はいつも素人として、でも好きという気持ちだけは人一倍持って、その世界に飛び込んできました。

今回も、きっと同じでいいはずだ。そう思い直して、席に着きました。


興味はバラバラ、でも尊重し合っている

総会では、予算の報告や、次年度の活動内容についての協議などが行われました。実はこのあと別の予定があって、研究発表の時間までは参加できなかったのですが、休憩時間に、何人かの会員の方とお話しする機会がありました。

そこで、いちばん心に残ったことがあります。

会員のみなさんは、研究されているテーマが、本当にバラバラなのです。

ある方は祭りを、ある方は神楽を、カモシカの動画をとにかくたくさん撮影されていらっしゃる先生もいらっしゃいました。皆さんそれぞれ全然違うものに夢中になっていらっしゃる印象でした。

なのに。

「民俗学」という大きな枠のなかで、お互いの研究を、心から尊重し合っているのです。

、、これは、すごくいいなぁ。自分の専門が一番だと主張し合うのではなく、それぞれの興味関心の違いを面白がり、認め合っている。その空気が、とても温かくて、心地よかったです。

知識のない私にも、みなさんの「自分の研究が好きでたまらない」という熱量が、まっすぐ伝わってきました。会長さんや事務局の方ともお話しさせていただいたのですが、新参者の私を、とても温かく迎えてくださいました。

、、あぁ、ここに入ってよかったな。

総会が終わる頃には、最初の緊張は、すっかりどこかへ消えていました。


学ぶ側として、これから

ミュージアムピックとして、私はこれまで「博物館を10倍面白くする」と、わりと大きなことを言ってきました。

でも、今日あらためて感じたのは、宮崎の文化や民俗というものは、こうして長年、たくさんの方々が地道に研究し、記録し、受け継いできた、とても分厚い営みの上に成り立っているのだ、ということです。

私がいま事業で関わっている椎葉の神楽も、地域の祭りも、その分厚い営みのなかにある。私は、その先端に、ほんの少し連なろうとしているだけなんだな。

そう思うと、身が引き締まる思いがしました。

だからこそ、まずは一人の会員として、しっかり学びたい。先生方の研究に触れ、現地調査にも参加して、宮崎の民俗を、自分の足と目で知っていきたいと思っています。

知識はまだ、ほとんどありません。でも、好きという気持ちと、敬意だけは、誰にも負けないつもりです。

そして、これは最後にそっと書いておきたいのですが。もし、この記事を読んでくださっている方のなかに、宮崎の祭りや神楽、地域の暮らしの文化に少しでも興味がある方がいらっしゃったら是非一緒に宮崎民俗学会で宮崎をもっと好きになりませんか!
※ご興味あれば、宮崎民俗学会のサイトを覗いてみてくださいね。私と一緒に、宮崎の「面白い!」を発見しましょう。笑

「さぁ、仕事をしましょう」

では、ごきげんよう

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