「これでよかったのかな?」と考えた一日
【紹介文】
結婚、仕事、家庭との両立――「これでよかったのかな?」と考えたことはありますか?
和田静香さんのイベントをきっかけに、大学進学や就職、結婚後の戸惑い、職場での違和感を振り返りながら、「女性が生きやすい社会とは?」と改めて向き合った一日。法律や制度だけでなく、価値観が変わらなければ本当の意味で社会は変わらない。そんな気づきと、小さな行動が未来をつくるという希望を綴りました。
同じように悩んだことがあるあなたに、ぜひ読んでほしい文章です。
【本文】
1. ある平日の出来事
昨日は、仕事がなく、時間に余裕を持って過ごせる日だった。夫もフレックスで早めに仕事を切り上げ、一緒に和田静香さんの
「あれから日本はどうなった? 」『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』の刊行記念イベントに参加した。小川淳弥さんと大島新さんとの対談を聴きながら、自分自身の経験や考えがよみがえってきた。
2. 過去との対話
イベントの内容に触発され、ふと思い出したのは大学進学時の出来事。祖母から「女の子は大学なんて行かなくてもいい」と言われた時の複雑な気持ち。また、就職して間もない頃、職場の悩みを大学の先輩に相談したときに、「どうせ結婚したら辞めるんでしょ?仕事は腰掛けよね」と言われてショックを受けた経験も鮮明によみがえった。
先輩は「ずっといるわけじゃないから、もっと気楽に考えれば」と言いたかったのかもしれない。けれど、その言葉が示す前提—女性は結婚したら仕事を辞めるのが当然だという考え—にこそ、私は違和感を覚えていた。こうした経験から自分の歩みを振り返る。
3. 現在の視点から見る変化と停滞
あれから20年以上が経ち、女性の大学進学率は上昇し、働く女性も増えた。私自身も40代になり、結婚しても仕事を続けている—パートではあるが。
職場には私と同じように、パートで働く女性たちがいる。彼女たちは学歴や海外経験もあり、語学もできる優秀な人たちだ。社会はその能力をフルに活かせていないことに、もったいなさを感じる。時代は変わったはずなのに、なぜ価値観はこれほどまでに変わりにくいのだろう。
4. 夫婦生活における現実
私と夫の暮らしを振り返ると、結婚当初は夫の姓に違和感があった。今ではすっかり慣れ、夫の家族の一員だと感じるようになった反面、実家に自分の居場所がないように感じる寂しさもある。これは夫婦別姓だけの問題ではないかもしれないが、姓が変わることの影響は思っていた以上に大きいのかもしれない。
家事分担については、夫は協力的だが、「何をすべきか」を考える段取りは自然と私の役割になっている。基本的に自分のことは後回しにして家事を優先してしまう自分がいる。このような精神的負担があるからこそ、フルタイム就労に踏み出せない女性も多いのではないだろうか。
5. 少しずつ変えていくために
今日のイベントで考えたのは、世の中を変えるのに必要なものは何だろう、ということ。法律や制度が変わるだけでなく、人々の心の中にある「当たり前」も一緒に変わらないと、本当の意味で世界は変わらないんだろうな。
それを聞きながら、「じゃあ私にできることって何だろう?」と自分に問いかけてみた。大きなことはできないけれど、職場でちょっと勇気を出して意見を言ってみたり、家で夫と「こうしたらお互い楽になるかな」って話し合ってみたり。そんな小さな一歩の積み重ねが、いつか何かを変えるきっかけになるのかもしれない。
6. 小さな希望の兆し
今日のイベントに参加して、夫も何かを考え始めたようだ。まだ私が日々感じている女性の生きづらさについて完全に理解しているわけではないけれど、考えようとしているだけでありがたいと思う。本当に怖いのは考えもせず、無意識のうちに差別的な言動をすることだから。
7. 気づきと展望
社会を変えることは難しい。しかし、個人の行動と意識から始まる小さな変化が、やがて大きなうねりになることもある。40代になった今、私にできることは、自分の経験を次の世代に伝えること。そして、自分自身の中の古い価値観と向き合い続けること。それが今日、改めて気づいた大切なことだった。
