S&P500・オルカン・NASDAQ100・FANG+、結局どれを選ぶ?NISA初心者が迷ったときの「5つの判断基準」
「S&P500がいいよ」
「いや、初心者ならオルカンでしょ」
「NASDAQ100のほうがリターンが高い」
「FANG+が最強」
NISAを始めると、こんな情報をSNSで見かけることが増えます。
私も最初は、
「結局、どれを買えばいいの?」
となりました。
しかも、どれも人気がある。
だから余計に迷うんですよね。
でも、いろいろ調べていくうちに思ったのが、
「一番いい商品を探す」より、「自分が持ち続けられる商品を選ぶ」ほうが大事なんじゃないか
ということ。
この記事では、
* S&P500
* オルカン
* NASDAQ100
* FANG+
を比較しながら、
「自分ならどれを選ぶ?」を判断するための基準
をできるだけわかりやすくまとめます。
まず結論。4つは「似ているようで結構違う」
ざっくり整理すると、

S&P500は米国の主要産業を代表する500社で構成され、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。
一方、オルカンが連動を目指すMSCI ACWIは、先進国と新興国の株式を幅広く含む指数です。
つまり、
「米国に集中するのか」
「世界に広く分散するのか」
ここが最初の大きな違いです。
そしてNASDAQ100やFANG+になると、さらに成長企業・ハイテク企業への集中度が上がります。
だから「どれが一番?」ではなく、
「どこまで集中するのが自分に合っている?」
と考えたほうがわかりやすいです。
① まず「どこに賭けたいか」を決める
ここはかなり重要です。
オルカン
「米国が今後も強いとは思うけど、未来はわからない」
という人に考えやすい選択肢。
米国だけではなく、日本、欧州、新興国なども含めて世界に分散できます。

「どの国が勝つかわからないから、世界全体を持っておきたい」
という考え方です。
S&P500
一方、
「米国の企業の成長に期待したい」
ならS&P500。
Apple、Microsoft、Amazonなど、世界的な米国企業が含まれています。

ただし、
「500社だからものすごく分散されている」
と考えるのは少し違います。
国という意味では米国に集中しています。
NASDAQ100
さらに、
「米国の中でも成長企業・ハイテク企業の成長を強く取りにいきたい」
という方向。

そのぶん、S&P500より値動きが大きくなる可能性があります。
FANG+
さらに集中させたのがFANG+。
少数の大型成長企業に集中投資するタイプなので、
「大きな成長を期待する代わりに、大きな値下がりにも耐える」
という考え方が必要になります。

ここを理解せずに、
「過去のリターンが高いから」
だけで選ぶのは危険です。
② 「リターン」だけで選ばない
ここが、今回一番伝えたいところです。
投資を調べていると、
「過去○年間で○%!」
という数字を見かけます。
確かにリターンは重要です。
でも、
過去に一番上がった商品=これから一番上がる商品
ではありません。
ここは絶対に分けて考えたいところ。
たとえば、
100万円が50%上がれば150万円。
でも、その後50%下がったら75万円です。
逆に、
「リターンが高そうだから」と集中度の高い商品を選んで、
大きな下落が来たときに怖くなって売ってしまえば、
その時点で長期投資の計画が崩れてしまいます。
だから私は、
「最大リターン」より「続けられるリターン」
を重視したほうが初心者には考えやすいと思っています。
③ 「下がったとき、自分はどうなる?」を考える
これ、口座を開設する前に考えておいてほしいです。
たとえば、
100万円が80万円になったら?
さらに、
100万円が70万円になったら?
それを見ても積立を続けられるでしょうか。
「たぶん大丈夫」
ではなく、
実際に画面を見た自分を想像する。
これが大切です。
値動きが大きい商品ほど、上昇するときは魅力的に見えます。
でも、その反対側には、
大きく下落する可能性
があります。
FANG+やNASDAQ100を検討するなら、特にここを無視しないほうがいい。
④ 「何年続けるつもり?」を決める
NISAは、
「買ったら終わり」ではありません。
むしろ始めてからのほうが大切。
たとえば、
「5年くらいで使うかもしれない」
というお金と、
「20年以上使う予定がない」
お金では考え方が変わります。
長期間運用するつもりなら、短期的な値下がりを受け入れられる余地があります。
逆に、
「数年後に住宅購入に使う」
「近いうちに必要になる」
というお金まで株式に入れてしまうと、必要なタイミングで価格が下がっている可能性があります。
だから、
商品選びの前に、お金の使う予定を決める。
これを忘れないようにしたいです。
⑤ 「人気」ではなく「自分が説明できるか」
最後の判断基準です。
SNSで、
「S&P500一択」
「オルカンが正解」
「NASDAQ100しか勝たん」
「FANG+が最強」
みたいな投稿を見かけることがあります。
でも、
その人と自分の収入・生活・資産・投資期間は同じではありません。
だから、
「人気だから」
ではなく、
「私は○○だからこれを選んだ」
と言える状態にする。
これが一番大切だと思っています。
ここで4つを一度整理
🌍 オルカン
こんな人向き
・世界に広く分散したい
・特定の国に集中するのが不安
・シンプルに長く続けたい
・「どの国が勝つかわからない」と考える
🇺🇸 S&P500
こんな人向き
・米国企業の成長に期待したい
・ある程度分散しながら米国に集中したい
・長期で米国経済の成長を取り込みたい
💻 NASDAQ100
こんな人向き
・成長企業への比重を高めたい
・値動きが大きくても耐えられる
・米国のハイテク・成長企業に強く期待している
🚀 FANG+
こんな人向き
・かなり集中した投資でも理解したうえで持てる
・大きな値動きを受け入れられる
・長期的な成長企業への集中投資に魅力を感じる
ただし、
「初心者だからリターンが高そうなFANG+」
という選び方はおすすめしません。
じゃあ、S&P500+NASDAQ100は?
ここからが少し面白いところ。
「S&P500も欲しい」
「NASDAQ100も欲しい」
と思う人もいると思います。
でも、
2つ買えば単純に分散が増えるわけではありません。
両方とも米国企業が中心だからです。
むしろ、
S&P500を土台にして、NASDAQ100を追加する
という考え方なら、
「米国株を広く持ちながら、成長企業への比重を少し上げる」
という設計になります。
ただし、そのぶん米国・大型成長株への集中度は高くなります。
オルカン+NASDAQ100は?
これも同じ。
オルカンを持っているからといって、NASDAQ100を追加すると「世界+ハイテク」という形になります。
これは、
世界全体を土台にしながら、米国の成長企業を少し強めたい
という人には考え方としてわかりやすい。
ただし、
「2つ買ったから安全」
ではありません。
中身が重複する部分もあるからです。
ここまで読んで、
「結局、私はどれを選べばいいの?」
と思った人へ。
ここからは、実際に選ぶときに使えるように、
「自分ならどれを選ぶか」を判断するための具体的な考え方
まで落とし込みます。
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