挑戦の入り口を取り戻す。— 大会で感じた違和感と、これからの未来のつくり方
今回、私は日本オープンスラックライン選手権マスタークラスでの招待をされていたようですが、大会への出場を見送りました。
ただ、それは個人的な都合や家庭の事情ではありません。
私自身が「挑戦する人が正しく報われる場」について改めて考えたかったからです。
勝つ・負けるだけではなく、
どれだけ本気で挑んだかが評価される場所。
努力がきちんと届く場。
選手も応援する人も、誇りを持てる競技文化。
その部分が揺れている今だからこそ、
私は“選手として大会に立つ”のではなく、
“競技文化そのものを見直す立場”に回りました。
このnoteは、
その気づきと未来への提案として書いています。
近年、胸の奥がざわつく瞬間が増えていました。
今日の大会の空気に触れて、その理由がはっきり見えた気がします。
真剣に挑戦している人ほど、
報われにくい運営の流れになってしまっている。
ずっと前からそうだったのかもしれないけれど、
年々その「違和感」は強くなっている気がしました。
もちろん、過去が完璧だったわけじゃない。
でも、当時にはたしかに“仕組みを整えようとする姿勢”があった。
誰でも挑戦できるように、
競技人口の多さ・少なさではなく、
ひとりひとりが参加しやすい環境を整えようとしていた。
そこに私は希望を感じていたし、
スラックラインの未来も信じられた。
だからこそ私は、
あの頃の“挑戦がまっすぐ報われる空気”に支えられて、
5連覇まで走り続けられたし、
スランプを越えて6度目の優勝をつかむこともできた。
挑戦の力は、本当に人生を変える。
私はその“証人”だと思っている。
でも今は、その入り口と純度が失われつつある。
良い悪いの問題ではなくて、
ただ、今のやり方では新しい未来はつくれない。
私は大きなお金を動かせるわけでもないし、
華やかなスポンサーを連れてこられるわけでもない。
「持っている」と思われることもあるけれど、
実際は全然そんなことはなくて。
ただひとつだけ、ずっと変わらない想いがある。
挑戦は人生を変える。
スラックラインは、そのきっかけになる。
その事実を、まっすぐに、誠実に伝えていきたい。
誰かを批判したいわけじゃない。
ただ、挑戦する人が安心して挑戦できる場所、
心地よく成長できる環境、
互いを尊重し合える空気をつくりたい。
もし今、同じように違和感を抱いている人がいるなら、その感覚は間違ってない。
気づいた人から、選び直していい。
流されなくていい。
空気に合わせなくていい。
挑戦は、本来もっと明るくて、自由で、健やかで、クリーン。
私はその未来をつくる側に進みます。
そして今、
長年育ててきた YUKIMI CUP を、もっと“挑戦の入り口”として発展させたい
と強く思っています。
誰でも挑戦できて、
挑戦した分だけ成長が見える場。
安心して「やってみたい」を表現できる場。
そして、挑戦する楽しさを思い出せる場。
その未来をつくる流れのひとつとして、
初心者でも挑戦の土台をつくれるような
オンライン育成プログラムの構想も動き始めています。
形はまだ準備中だけれど、
すべて
“挑戦文化をもう一度つくるため” の一歩。
YUKIMI CUP だけで終わらせない、
“新しい挑戦の道” を作っていきたい。
この想いに共感してくれる人がいたら、
とても心強いし、一緒に未来をつくっていけると思っています。
挑戦の文化は、きっともう一度、取り戻せる。
ここから、また始めます。
ゆきみ
