問題が次々増えるしんどさの原因は、頭の中の「腹ペコさん」のせいだった!?
前回はドキドキの初投稿でした。 自分の備忘録になれば……と始めた記事に、「スキ」やフォローをいただけて、本当にうれしかったです。ありがとうございます。
今回のテーマは、問題が次々増えるしんどさの原因は、頭の中の「腹ペコさん」のせいだった!? というお話です。
「ちゃんとしてるのに、しんどい」 そんな感覚の正体が、脳のメモリ不足にあるというお話を前回しました。
今回は、さらにその奥へ踏み込んでみようと思います。 私が、考えすぎて動けないしんどいループ(脳のメモリ不足)にはまり込んでいる時。どうやら脳の中には、常に何かを欲しがっている、ある種の「腹ペコな自分」が住んでいるということを知りました。
とはいえ、ネガティブに囚われてしまうとやっかいなことですが、これも大切な自分の一部。今回は親しみを込めて「腹ペコさん」と呼んでみますね。
この頭の中の「腹ペコさん」が、どのようにしてあなたのエネルギーを食い潰し、人生をハードモードに書き換えてしまうのか。その正体について、私自身の経験を交えてお話しします。
【一つの悩みが、無関係な悩みまで連れてくる】
真面目に、ちゃんと生きようとする人ほど、この「腹ペコさん」の活動は活発です。
特に、「他人が関わること」や「自分が評価される案件」など、刺激が強いネガティブな感情やストレスを伴うことが大好物。(罪悪感を感じつつも、おいしい夜中のカップラーメンと一緒かもしれません……(^^;)
たとえば、仕事で案件を任されたり、誰かに少し勇気のいる頼み事をしたり。 そんな、プレッシャーのかかる「解決すべき問題」が頭の中に登場すると、腹ペコさんは狂喜乱舞します。
「もっと考えなきゃ」 「失敗したらどうする?」
そうやって不安を煽るだけでは飽き足らず、全く無関係なことまで「悩み」を作り続けます。
たとえば、普段なら「今日は忙しいからできなくても仕方ない」と思えるはずの部屋の掃除。それが、大きな問題と捉えている最中には、急に重大な罪のように感じられてしまうのです。
「掃除すら満足にできない自分は、なんてダメなんだろう」 「こんなにだらしないから、仕事もうまくいかないんだ」
本当は、その時最優先すべきことに脳のメモリをフル稼働させる必要があるはず。 なのに「腹ペコさん」は、答えの出ない悩みという名のデザートを求めて、「掃除ができない自分」までもエサにして、あなたを責め始めてしまいます。
あっという間に頭の中には、同時に考えないといけないと思い込んだ問題が山積みになってしまうんです。
止まらない「悪い連想ゲーム」のループ
「腹ペコさん」が開催する、もう一つの厄介な催し。それは、終わりなき**「悪い連想ゲーム」**です。
私のメモには、かつての私が迷い込んでいた「負のループ」がいくつも記録されています。その典型的なルートは、こんな感じでした。
「私は、まったく成果が出せていない」という感覚(あくまで現実とは別)
「私は自立できないダメな奴かもしれない」という自己嫌悪
「周りの人はもっとうまくやっているのに」という比較
「何か知識を得なきゃ、学ばなきゃ」という焦り
「でも、私にそんなことできるのかな……」という不信
(そしてまた1に戻る)
このループの恐ろしいところは、具体的な解決策を探しているようでいて、実は「抽象的なモヤモヤ」でメモリをパンパンにしているだけだという点です。
「どうして自分は〇〇なんだろう」という問いに対して、脳はすぐに明確な答えを出せません。答えが出ないから、「腹ペコさん」はずっとそれを噛み締め続け、エネルギーを浪費し続けます。
ハッピーな未来を邪魔する「思考のブレーキ」
「もっといい未来を想像しよう」とポジティブになろうとしたとき、なぜか余計に苦しくなった経験はありませんか?
「こうなったらいいな」と希望を抱いた瞬間、冷や水を浴びせるように、過去の失敗の記憶を引っ張り出してくることがあります。
「でも、前もあんなふうに失敗したじゃない」 「そんな甘い話、起こるはずがないよ」
実はこれ、あなたの意志が弱いわけではありません。脳には「変化を嫌い、安定を好む」という生存本能が備わっているそうです。
新しいこと、未知の幸せに飛び込もうとすることは、脳にとって「予測不可能なリスク」でしかありません。だから、腹ペコさんは「過去の失敗」という悩みのエサをあなたに与えることで、あなたを安全な(しかし感じているのはしんどさ)現状に留めようとブレーキをかけるのです。
具体的な行動をさせないように、脳があなたを守ろうとして、あえて「悩ませ続けている」という皮肉な構造がそこにあります。
「仕分け」をして気づいた、極端な解釈のバグ
この頭の中の「腹ペコさん」の暴走を止めるために、私が試みたのが「書き出し」と「仕分け」でした。
頭の中だけで考えていたときは、「自分は失敗ばかりだ」「何もできていない」と本気で信じていました。けれど、ノートに一文字ずつ、今起きていることを書き出してみたとき、驚くべき事実に気づきました。
小さなことまで含めて並べてみると、「できていること」が、意外にもたくさんあったのです。
「失敗ばかり」というのは、頭の中の「腹ペコさん」がメモリを占領するためにかけた、極端な解釈のフィルターでした。客観的な事実(データ)として書き出してみれば、それは事実ではなく、ただの思い込みに過ぎなかったことがたくさんあったことがわかります。
空間が広がり、思わず笑えてくる瞬間
ノートの上で、ぐちゃぐちゃな悩みをカテゴリごとに仕分け、優先順位をつけていく。「今、考えなくていいこと」を物理的に外へ置く。
外に出す前の状態を例えるならば、あなたが「今日何食べたい?」と聞いて、相手が「なんでもいいよ」と答えた時のもやもやと同じようなストレスがある状態。
決断できずにあれもこれも食べようとしている「腹ペコさん」のために、悩みの料理のジャンル分けをして、美味しく食べられるようにメニューを作っていくわけです。
すると、ある瞬間、驚くほど頭の中がクリアになります。
メモリを占拠していた「決断疲れ」が収まると、すーっと頭の中に空間が広がる感覚があります。固まっていた肩の力が抜け、浅くなっていた呼吸が深く入るように感じられました。
「なんだ、私はただメモリがパンパンだっただけなんだ」 「本当はこうしたかったんだな」
すると不思議なことに、あんなに深刻に悩んでいたのに、ふふっと笑えてくるんです。
後はもう大丈夫。 具体的な状況とタスクを目にしたあなたは、考えることが得意な頭をフル回転して、結果を得るための行動を始められるはずです。
これまでのネガティブな思考から、前向きな思考への大変身。 頭の中の「腹ペコさん」の味変完了です!
最後に
もし今、あなたが悩みだらけで、自分を責める連想ゲームの中にいるなら、まずはその「腹ペコさん」の存在に気付いてあげてください。
「あ、また腹ペコさんが騒いでいるな」と客観視するだけで、楽になれます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。 また次の記事でお目にかかりましょう。
