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9割が勘違い。部下が動かない本当の理由

「部下に何度伝えても動かない…」
そんな悩みを抱え、「もっと厳しく言うべきか」「もっと任せるべきか」と迷ったことはありませんか?

実は、その悩みの多くはマネジメントとリーダーシップを混同していることから生まれている可能性があります。

私は30年以上、人材育成・マネジメントに携わり、3,000人以上の管理職と対話してきました。

その中で気づいたのは、成果を出す管理職ほど「管理」と「人を動かすこと」を明確に分けて考えているということです。

この記事では、研修ではなかなか教えてもらえない、
・マネジメントとリーダーシップの本当の違い
・部下が「指示だから」ではなく「この人のために頑張りたい」と思う理由
など、現場での事例を交えながらお伝えします。


「管理」は仕事を動かす。
「リーダーシップ」は人を動かす。

多くの管理職は、この二つを同じものだと思っています。しかし、本質はまったく違います。

マネジメントは、組織の成果を出すこと。
人、モノ、お金、情報という経営資源を最適に活用します。つまり、「仕事を前に進める仕組みをつくること」がマネジメントです。

リーダーシップは、人に影響を与え、自ら動きたくなる状態をつくること。
ここがマネジメントと、決定的に違います。
管理職だから人が動くのではありません。「この人のためなら頑張りたい」そう思われた時に、本当のリーダーシップが生まれます。


1.なぜ部下は自ら動かないのか?

私が管理職研修でよく聞く言葉があります。
「ちゃんと指示しているんです」

その通りです。
でも、指示したこと人が動くことは別です。
例えば、課長が「今日中にお願いします」と言えば、部下はやります。
でも、それは課長だからです。役職があるからです。
これをポジショナルパワーと言います。

一方、役職がなくても「あの人が言うならやろう」と思われる人がいます。これがパーソナルパワーです。
成果を出している管理職は、この二つを使い分けています。


2.成果を出す管理職は何をしているのか?

彼らは、仕事を管理する前に、人との関係を管理しています。
信頼があるから、指示が伝わる。相談される。挑戦が生まれる。

結果として成果につながる。
これが、3,000人以上の管理職との対話から見えた共通点でした。

次の1on1では、アドバイスをする前に、最低3つ質問してから話す。
これだけを試してください。
驚くほど、部下の話す量が変わります。
最初は時間がかかるかもしれません。しかし、部下が考える習慣を身につけることで、将来的には管理職自身の負担も軽くなります。


3.ChatGPTで使える「マネジメント診断」プロンプト

以下をChatGPTにそのまま入力してください。

プロンプト①:自分のマネジメントタイプを診断する
あなたは組織開発とマネジメントの専門家です。
私は管理職です。私のマネジメントを客観的に分析してください。
【現在の状況】
・部下人数:
・困っていること:
・最近あった出来事:
・自分が意識していること:

以下の観点で評価してください。
①マネジメント
②リーダーシップ
③部下との信頼関係
④主体性を引き出せているか
⑤改善点
最後に、明日から実践できる行動を3つ提案してください。

プロンプト②:部下への伝え方を改善する
あなたは管理職研修講師です。
以下の伝え方を、
・信頼関係を壊さない
・主体性を引き出す
・相手が前向きになる
いい方向に改善してください。
【現在の伝え方】
〇〇


4.信頼される管理職チェックリスト(20項目)

毎週1回、〇×で振り返ってみてください。

信頼関係
□ 部下全員に今週声を掛けた
□ 名前を呼んで会話した
□ 雑談をした
□ 相手の話を最後まで聞いた
□ 否定から入らなかった

1on1
□ 答えを教える前に質問した
□ 「あなたはどう思う?」と聞いた
□ 良かった点を伝えた
□ 行動を認めた
□ 次の一歩を一緒に考えた

リーダーシップ
□ 自分から挨拶した
□ 感謝を伝えた
□ 笑顔で接した
□ 部下の成功を喜んだ
□ 困っている人に声を掛けた

マネジメント
□ ゴールを明確にした
□ 優先順位を確認した
□ 役割を明確に伝えた
□ 任せる範囲を決めた
□ 振り返りを行った

判定
18〜20個

→ 信頼される管理職です

14〜17個
→ あと一歩

10〜13個
→ 関わり方を見直すチャンス

9個以下
→ まずは「部下との対話」から改善してみてください


5.明日から使える質問集(保存版)

部下が考えるようになる質問

  • 今、一番大事なことは何ですか?

  • あなたならどう考えますか?

  • 他に方法はありますか?

  • 困っていることはありますか?

  • 私にできるサポートは何ですか?

  • 一歩進めるとしたら何をしますか?

  • 何がうまくいっていますか?

  • この経験から何を学びましたか?

  • 次に活かせることは何ですか?

  • あなたはどうしたいですか?


最後に

管理職の仕事は、「人を管理すること」ではありません。
人が自ら動きたくなる環境をつくることです。
今日、部下に一つだけ質問してみてください。

「あなたなら、どう考える?」

その一言が、部下の主体性を育てる第一歩になるかもしれません。
この記事は読むだけでは変わりません。
チェックリストを印刷するか、ChatGPTのプロンプトを1つ試すところから始めてください。

自分の悩みや迷いを安心して話せる相手は意外と少ないものです。記事を読むだけでは整理しきれない悩み、一度話してみませんか?
話しているうちに考えが整理され、「次に何をすればいいか」が自然と見えてくるかもしれません。

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