【短編物語】本日の現場うた
『働く理由』
坪野木風花です。
今日はちょっと盛大に愚痴りたいと思います。
私の仕事は建設業。または土木業になるそうです。
「夫のお手伝いで、作業服とヘルメットで仕事をしてます」
そう言うと……だいたい複雑な顔をされます。
「すごい!ガテン系女子だね」
そう言ってくれたのは、私のことを知る親友とも呼べるお友達。
ガテン系という言葉に、実は少し救われる思いでいます。
……正直言いますと、夫のお手続いを始めた頃は、親友にもそのことが話せませんでしたから。
今はそんな自分を恥ずかしく思っております。
現場に行くと、必ずと言っていいほど同じく女性の作業員さんを見かけます。
皆さん生き生きとされているように見えるし、好きを仕事にしている姿はカッコいいなと思って……とても励みになります。
学んでみると楽しい日々なのですが……。
飛び込んでみると、現場の仕事は知らないことだらけ。
暑さや寒さ、どうしてもついて回る力作業は、やはり印象が良くないのでしょうか。
大多数の方に、気の毒そうな顔をされます。
「大丈夫?旦那さんにこき使われてない?」
「なんで?それって風花が手伝わなきゃだめなの?」
正義感の強いお友達は責める口調。
私は『かわいそう』らしいです。
ちなみに、母親には無言で泣かれました。
実家に、作業服姿では行けないなと思っております。
でも。
私がどう感じているかは、私のもの。
勝手に価値観を押し付けないでほしいなと思うのです。
嫌だったらこの業界にはいませんよ〜。
日本のために。
社会のために。
明るい未来のために。
仕事をする理由に、そんな文言はありません。
それは、きっと、みんな同じなのではないでしょうか。
私は、私のために今この場にいます。
思うのは……ただ、それだけです。
だからかわいそうではありません!
決して、強がりじゃないと思うのですが……。
違うのかなぁ。
↑風花シリーズの他作品は、コチラ
宵空さん、いつもありがとうございます😊
