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「男は巨乳が好き」は本当?|データで見る「おっぱいの心理学」


「男は結局、巨乳が好き」

なんとなく、そんなイメージってありますよね。

もちろん、大きな胸を好む男性はいます。
でも実際のアンケートや心理学研究を見ていくと、話はそこまで単純ではありません。

むしろ調べれば調べるほど、
「男は大きければ大きいほど好き」
というイメージの方が、かなり雑だということが分かってきます。

今回は少しふざけたテーマに見えて、意外と研究されている「おっぱいの心理学」を真面目に見ていきます。

男はやっぱり大きい胸が好き?データを見ると少し違った

男性1,131人に聞くと、1位はDカップだった
まずは日本の男性のリアルな好みから。
2020年に株式会社Belletiaが20〜30代男性1,131人を対象に行ったインターネット調査では、「理想の胸のサイズ」で最も多かったのはDカップの28.9%でした。
次いで、

  • Cカップ:26.3%

  • Eカップ:11.7%

  • Fカップ以上:9.7%

  • Bカップ:6.4%

  • Aカップ:2.1%

という結果です。
【図① 男性1,131人が選んだ理想のバストサイズ】


ここで面白いのが、Fカップ以上が1位ではないこと。
DカップとCカップだけで半数以上を占めています。
さらに同じ調査で「理想の胸で重視すること」を聞くと、最多は「形が良い」54.0%
一方、「大きい」は18.9%でした。
つまり少なくともこの調査では、
「大きければ大きいほどいい」という男性像とは少し違う。
では、男性は胸の何に惹かれているのでしょうか。

実は「サイズ」だけで魅力は決まらない
男性が見ているのは、大きさだけではない
2019年の研究では、胸のサイズと形・ハリを段階的に変えた画像を使って、男女に魅力度を評価してもらいました。
その結果、男女とも平均〜やや大きめのサイズを好む傾向がありました。
ただし、それと同時に重要だったのが胸の形です。
研究では、胸の下垂や乳頭の向きを含む「形」の違いが魅力評価へ大きく影響し、条件によってはサイズ以上に重要でした。
さらに1,021人を対象にした別の研究でも、比較的高く評価された胸には、中程度のサイズ、前方への張り、上部のボリュームといった特徴が見られています。

つまり、
胸の魅力=カップ数
ではありません。
同じサイズでも、形や見え方、体全体とのバランスで印象は変わるわけです。

じゃあ男は本当に胸を見ているのか?
視線を測った研究では、確かに胸に目が向いていた
ここは本人に聞くより、実際に目の動きを測った方が早いです。
男性の視線をアイトラッキングで調べた研究では、女性の画像を見た際、最初の視線は胸またはウエストに向かいやすく、顔や脚より早く注視される傾向が確認されました。
さらに男性は胸をより頻繁に、長く見る傾向もありました。
つまり、
「男は胸を見てしまう」
という感覚には、ある程度データ上の裏付けがあります。

ただし面白いのはここからです。
同じ研究では、最も魅力的と評価されたのは、胸の大きさよりもウエストとヒップの比率が0.7の体型でした。
胸を見ることと、胸だけで魅力度を決めることは別なんです。

大きい胸ほど視線を集める、も実は単純ではない
別のアイトラッキング研究では、小・中・大と胸のサイズを変えた女性画像を男性に見せています。
その結果、中〜大サイズは小サイズより魅力的に評価される傾向がありました。
ところが、
胸のサイズを変えても、視線の回数や滞在時間には明確な差が出ませんでした。
つまり、
「大きい胸ほど男はずっと見てしまう」
とも単純には言えません。
ここで分かるのは、
“魅力的だと評価すること”と、“長く見ること”は同じではない
ということです。

「巨乳派」「貧乳派」が分かれるのはなぜ?
男性の好みには、思っている以上に個人差がある
国内アンケートでもDカップが最多とはいえ、約29%です。
裏を返せば、7割以上は別の回答をしているということ。
そして学術研究を見ても、胸の好みは全男性で統一されているわけではありません。
サイズだけでなく、形や乳輪の特徴など複数の要素が魅力評価と関係する研究もあります。
また、文化圏によってサイズの好みに違いが見られた研究もあります。
だから、
「男なら全員このサイズが好き」
という世界共通の答えを作るのは難しいんです。

なぜ男性は女性の胸に惹かれるのか?
「本能だから」で終わらせると、ちょっと雑
ここは意外にも、完全な答えは出ていません。
男性の選好が、人間女性の恒常的な乳房の進化に関係したのではないかという説はあります。
ただし、
「胸が大きい=健康だから」
「繁殖能力の証拠だから」
「だから男性は本能的に好きになった」
と一直線に説明できるほど単純ではありません。
実際、胸のサイズだけでなく形が強く評価へ影響する研究もあります。
さらに文化差や個人差もある。
つまり、男性が胸に惹かれる理由は、
生物学的な要因だけではなく、文化・経験・個人の嗜好などが重なっている可能性がある
くらいに考えるのが妥当です。

結局、「男は巨乳が好き」は半分本当、半分雑すぎる
ここまで真面目におっぱいを調べてきました。
確かに男性は女性の胸へ視線を向けやすい。
そして胸のサイズが魅力評価に影響する研究もあります。
でも、
「男は大きければ大きいほど好き」
になると話は別です。
日本のアンケートではC〜Dカップが上位。
学術研究でも平均〜やや大きめが好まれた例があり、同時に形やハリ、体全体のバランスも重要でした。
だから今回の「おっぱいの心理学」を一言でまとめるなら、
男は“大きい胸”に惹かれているというより、“自分が魅力的だと感じる胸”に惹かれている。
そして、その魅力はカップ数ひとつでは決まりません。
「男は巨乳が好き」
そんな分かりやすい一言の裏側にも、調べてみると思った以上に複雑な心理が隠れているんですね。

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