詩  屠殺に出す

牛が狂った様に
グオォーン
グオォーン
グオォーンと喚く

アレは屠殺に連れて行く牛
乳房炎を繰り返す牛

家畜車に乗るのを嫌がる
僕は面倒くさいと思いながら
牛を押す
無理やりに押し込む

遠吠えの様に
ヴモーオォ
ヴモーオォと喚く

家畜車のエンジンはかかり
遠吠えは景色と馴染まないまま
遠退いて行く

後に残るのは
一頭分の牛舎のスペース

死ぬのがわかるのかねぇ
なんて親と会話して
いつもの仕事に戻って行く

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