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トランプ氏とゼレンスキー氏が口論した理由とは? 首脳会談での通訳の大切さを解説

2025年2月28日、アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談しました。場所はホワイトハウスです。

トランプ大統領とゼレンスキー大統領は、途中から激しい口論を始めました。各国の国会や、テレビの討論番組で政治家が言い争うシーンはよく見かけます。しかし、大統領同士が首脳会談で声を荒げて意見をぶつけ合うのは前代未聞です。

この「口論会談」について、池上彰さんと髙橋洋一さんが同じことを語っていました。池上彰さんと高橋洋一さんは世界情勢についてめちゃくちゃ詳しい専門家です。私、近添真琴は、池上彰さんと髙橋洋一さんの本の愛読者で、お二人を尊敬しています。

結論から言うと、池上彰さんと高橋洋一さんは、通訳をつけなかったゼレンスキー大統領の判断ミスだと述べています。英語が堪能なゼレンスキー大統領は、通訳を介さず自身の言葉でトランプ大統領と話し合いました。

◆池上彰さんの動画

まずは、「公式 池上彰と増田ユリヤのYouTube学園」の「【緊急】激しい口論…軍事支援の一時停止…ゼレンスキー氏は交渉に失敗したのか?トランプ氏との“深まる亀裂”について解説!」という動画をご覧ください。

◆髙橋洋一さんの動画

続いて、「高橋洋一チャンネル」の「1224回 トランプとゼレンスキーの大喧嘩でどうなる?停戦」という動画をご覧ください。

池上彰さんと高橋洋一さんの意見には細かい違いはあります。しかし、共通するいちばん大きなポイントは「通訳を使うべきだった」ということです。

◆専門的な通訳の大切さ

たとえば、「信じられない」という言葉があります。「信じられない」にはふたつのニュアンスが存在します。ひとつは「信じられないくらいうれしい」。もうひとつは「信じられないくらい最悪だ」というものです。

会談相手の大統領の発言に対して、もう一方の大統領が「信じられない」と答えたとします。こんなとき、母国語と外国語に詳しく、さらに政治にも詳しい通訳、つまり外交の専門家の通訳が間に入っていれば、「信じられない」という言葉を相手に反対の意味で伝えてしまうことはありません。

外交の専門家の通訳は、たとえ自国の大統領が「信じられない」とだけ発言しても「信じられないくらい光栄です」と意訳します。意訳とは直訳の反対の意味を持つ言葉です。

直訳では「信じられない」は「unbelievable」になります。ただそれだけです。しかし、意訳では「信じられない」という言葉を前後の文脈や自国の大統領の表情から判断して「I am unbelievably honored」と翻訳します。

◆アメリカの中華思想

トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談は、1対1ではありませんでした。アメリカ側からはバンス副大統領も参加していました。バンス副大統領は、ゼレンスキー大統領に対して「ありがとうと言え」「感謝を示せ」と煽っていた雰囲気があります。

しかも、トランプ大統領は民主党寄りのメディアを自身の取材から排除しています。つまり、会談時のホワイトハウスのあの一室は、ゼレンスキー大統領以外の全員がアメリカファースト主義者でした。アメリカファーストとは、アメリカの中華思想のことを意味します。

アメリカファースト主義者の中にひとり放り込まれて、東夷・南蛮・西戎・北狄のひとつであるウクライナという国のゼレンスキー大統領が自身の考えを正確に伝えるためには、やはり通訳が必要でした。なぜなら、通訳がいれば、通訳している間にゼレンスキー大統領は一呼吸の間を置けるからです。

3秒でも時間があれば、ゼレンスキー大統領はバンス副大統領の挑発にイラっとしたとしても、冷静さを取り戻せます。

◆トランプ大統領の策略

たぶん、トランプ大統領側は、ゼレンスキー大統領が冷静さを失うように仕掛けていました。そうやって、会談の主導権を握ろうとしていたのだと思います。

ゼレンスキー大統領は英語が堪能なゆえに、その策略にはまってしまったということでしょう。

今後、日本の石破総理も、トランプ大統領をはじめとした各国首脳と会談する機会がたくさんあります。その際には、優秀な通訳を同行させることがとても大切です。トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談を見て感じました。

(追記:2025年3月5日)

この記事を書いた後、舛添要一さんもYouTubeで同じことを言っているのを見つけました。「舛添要一、世界と日本を語る」の「ウクライナ戦争  『ゼレンスキー、おまえはクビだ!』 トランプの本音」という動画です。

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