見出し画像

「夏休み終わってほしくない」と言う子どもたち。妻は「早く終わって」と言う。|パパの子育て・悩み|40代父親|育児エッセイ|

子どもたちは、
「夏休み、終わってほしくない」
と言っています。

一方、妻は、
「早く終わってほしい」
と言っています。

理由は簡単。
お弁当作りが終わるから。

私はというと……
どっちもです。

わがままです。


もうすぐ夏休みが終わります。
子どもたちは宿題も終わって、
ひと安心。

でも、
「学校始まるの嫌だなぁ」
と言っています。

そりゃそうですよね。
私も子どもの頃は、
夏休みが永遠に続けばいいと思っていました。

毎日が休み。
朝から遊べる。

宿題は……
まあ、最後にやればいい。

最高です。
でも、大人になった今は違います。

妻は、
「早く学校始まってくれないかな」
と言っています。

子どもたちのお弁当作りが、
なくなるからです。

これも、よくわかる。
共働きですから。


私が小学生の頃、
母は在宅で仕事をしていました。

だから、
夏休みも家に親がいるのが当たり前でした。
学童に行くこともありませんでした。

でも、我が家は共働き。
夫婦ともに外で働いています。

子どもたちだけで留守番することも
できなくはない。

でも、毎日は難しい。

だから夏休みも、学童に行ったり。
いろいろ我慢してもらっています。

申し訳ないなと思うこともあります。

でも、
妻も家族のために働いている。

子どもたちも、それを理解している。
それが我が家の夏休みです。


そんな夏休み。

終わってほしくない子どもたち。
終わってほしい妻。

そして私は、
終わってほしいし、終わってほしくない。

だって、
夏休みって、普段できないことができます。

平日なら学校に行っている時間に
子どもたちが家にいる。

一緒に出かけたり。
プールに行ったり。
花火を見たり。
夏祭りに行ったり。
旅行に行ったり。

今年も、
家族の思い出がたくさんできました。

私自身、平日休みが多いので、
子どもたちと休みが合わないことも多い。

だから夏休みは、
貴重なんです。


終わってほしくない。
でも。

夏休みが終わると、
もう秋です。

最近の春や秋って、「秋だなぁ」と感じる前に
終わってしまう気がします。

そして冬。
年末。
お正月。

気づいたら、
「明けましておめでとうございます」
と言っている。

時間が進むのが、
ちょっと怖くなります。

だって来年は、
長女が中学生。
末っ子長男が小学生。


えっ?もう?
……まだ心の準備、できてません。


子どもたちは、
「早く誕生日来ないかな」
「早くクリスマスにならないかな」

と、未来を楽しみにしています。
成長することが楽しみなんですよね。

私も子どもの頃はそうでした。
でも親になると、少しだけ違います。

成長してほしい。
でも、
今のままでいてほしい。

矛盾しています。

私が小学生だった頃。
毎日が当たり前に過ぎていきました。

家族と過ごす時間も、
特別なものだとは思っていませんでした。

中学生になると、
友達や部活が優先になった。

少しずつ、
家族より外の世界が大切になっていった。

それも自然なことです。


だからきっと、 長女もそうなる。
来年、中学生になったら、
家族で出かけるより友達を選ぶかもしれない。

「私行かないよ、みんなで行ってこれば?」
と言われる日が来るかもしれない。

そう考えると、今の夏休みって、
思っている以上に貴重なのかもしれません。

子どもたちは、
今年の夏休みを全部覚えているわけじゃない。

旅行で何を食べたか。
どこに行ったか。
何回プールに行ったか。

きっと、ほとんど忘れる。

私だって、子どもの頃の家族との思い出を
全部覚えているわけじゃありません。

でも、
「家族で楽しかった」
という感覚は、なんとなく残っている。

写真に残るものもある。
記憶に残るものもある。

そして、記憶に残らなくても、
きっと自分の中に『家族』に対する
何かは残っている。

その何かって言葉では言い表せないけど
とても大事なもののような気がします。


だから私は思います。

夏休みで得られるものって、
ただの休暇や宿題をこなすことだけじゃない。

子どもたちにとって、
「家族って楽しい」
を作る時間でもあるんじゃないか。

もちろん宿題も大事。
学校も大事。

でも、
家族で笑った時間も、
同じくらい大切だと思っています。

そして、もうひとつ。
夏休みが終わることは、寂しいけれど、
終わりがあるから、また始まる。

子どもたちは学校へ行く。
妻と私は働く。

またいつもの毎日が始まります。
そして来年の夏。

今より少し大きくなった
3人とまた夏休みを迎える。

長女は中学生。
末っ子長男は小学生。

今とは違う夏休みになるでしょう。
それも楽しみです。

だから、
「夏休み、終わらないで」

と言う子どもたちには、

また来年ね。
と伝えたい。

そして妻には、
お弁当作り、お疲れさま。

私は、
今しかない家族の時間を、
もう少し楽しみます。  

夏休みは終わる。
でも、家族の時間は続いていく。

そう思えば、
終わるのも悪くない。

……とは言いつつ、
子どもたちより先に、
私がちょっと寂しくなっています。


育児や夫婦関係など
家族の日常の『切り取り方』で
変わる景色を綴っています。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集