パパはスーパーマンみたいに強く。ウルトラマン並みに速い。でも3分で限界。|パパの子育て|子育ての悩み|育児エッセイ|鬼ごっこ|公園|40代パパ|
「パパ、スーパーマンみたい!」
36℃を超える日に公園へ行く途中、
5歳の末っ子長男にそう言われました。
……悪くない。
40代パパ、
ちょっと嬉しい。
でも、このあと私は
3分で限界を迎えます。
久しぶりに、子どもたち3人と公園に行きました。
正直、行きたくありません。
だって、
暑い。
暑すぎる。
以前、こんな記事書きました。
「熱中症になるよ」
「遊具も熱くて危ないよ」
なんとか説得しようとします。
でも、
「行きたい!」
3人とも譲りません。
たしかに、最近は公園に行っていない。
そこで、
「じゃあ、自転車の練習するならいいよ」
という条件で、近所の公園へ。
道路は危ないので、
私は末っ子長男の自転車を引いて歩きます。
途中、水たまりを発見。
自転車を持ち上げて飛び越える私。
すると、
「パパ、スーパーマンみたい!」
子どもたちからまさかの称賛。
……悪くない。
むしろ、かなりいい。
40代パパ、
この瞬間だけスーパーマンです。
公園に着くと、さっそく自転車の練習。
でも、
5分も続きません。
さすが末っ子長男。
集中力がない。
まあ、いつものことです。
すると突然、
「みんなで鬼ごっこやろう!」
末っ子長男が言い出しました。
「パパは無理」
即答する私。
しかし、
「やろう、やろう!」
長女と次女も乗り気。
というわけで、
40代パパ、強制参加。
最初の鬼はもちろんパパです。
20数えて、スタート。
子どもたちは、
「キャー!」
「パパ速い!」
「ズルい!」
「もっとゆっくり!」
と逃げ回ります。
もちろん私は、
本気。
大人気ない?
知りません、だって鬼ごっこですから。
それにしても、久しぶりに本気で走ると、
意外と気持ちいい。
暑さも忘れて走ります。
子どもたちの笑い声も聞こえる。
なんだか楽しくなってきました。
そして、
3分後。
「もう無理」
パパ、終了。
ウルトラマン並みに速い。
スピードじゃありません。
戦闘時間が短い。
「シュワッチ……」
心の中で言いながらベンチへ。
ウルトラマン、いや鬼、休憩。
回復まで3分ください。
追っ手が来ないことに気づいた子どもたちが
近づいてきます。
「ちょっと、これ見て!」
私はベンチの下を指差しました。
「えっ?何もないじゃん」
疑う子どもたち。
「ここ、ここ」
末っ子長男が、
「なになに?」
と近づいてきた瞬間、
「タッチ!」
捕まえた。
私、ズルいんです。
そして、
末っ子長男が鬼に。
さすがに長女と次女には追いつけません。
かわいそうですが私も一緒に逃げます。
40代パパ、再び全力。
そして、
3分後。
ピコン。
ピコン。
ピコン。
心臓の音が聞こえそうです。
「シュワッチ……」
今度は木の陰へ。
鬼ごっこから、
いつの間にか、かくれんぼになりました。
走った後の木陰って、最高ですね。
涼しい。
風も吹くと気持ちいい。
でも、さすがにこの暑さ。
子どもたちも疲れてきました。
それに、
木陰にいたせいか蚊に刺されました。
1.2.3.4.5カ所。
「もう、嫌だ」
熱中症も怖いので、今日はここまで。
帰宅すると、
パンツまで汗びっしょり。
シャワーを浴びると、
なんだか気持ちいい。
やっぱ適度な運動っていいですね。
その日は子どもたちと一緒に寝ました。
みんな、
3分以内に寝てました。
早っ!
それにしても満足そうな寝顔。
私も満足。
……と思った翌朝。
筋肉痛。
はしゃいだ代償です。
パパは本当は、
スーパーマンみたいに強くありません。
ウルトラマンみたいに速くもありません。
3分しか戦えない。
でも、
子どもたちが笑ってくれるなら、
また走ってしまう。
子どもにとってのパパって、
もしかしたら本当にスーパーマンみたいに
見えるのかもしれません。
でも、私は
強くなくてもいい。
速くなくてもいい。
いつも完璧じゃなくてもいい。
その代わり、
子どもの笑顔を引き出すことなら、
誰にも負けない。
パパは、
スーパーでも、
ウルトラでも、
なくていい。
『ちょうどいい』が、一番いい。
今日も、3人の子どもたちにとっての
「ちょうどいいパパ」でいたいと思います。
……ただし、
次の公園はもう少し涼しくなってからでお願いします。
育児や夫婦関係など
家族の日常の『切り取り方』で
変わる景色を綴っています。
