退院時3滴しか母乳が出なかった私が母乳育児を達成するまで【②産後24時間母子同室】
【この記事の要約】
想像以上にハードな「24時間母子同室」のリアルな体験談です。これから出産を控える方が、私のように「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための、心構えと準備についてまとめました。
私はハイリスク妊婦として総合病院で出産をしました。そこの病院は母乳推進の病院で、LDR室で産後安静時間を過ごした後、自室に戻る時から赤ちゃんと一緒。いつのまにか母子同室スタートです。
産院によくある授乳室は無く、部屋で授乳姿勢を助産師さんに見てもらうスタイルでした。帝王切開や母体の状態で母子同室ができない方も居ると思うのですが、体験してみて思った以上にハードだったので、イメージがしやすいように書いていきます。
休む暇なし!産後すぐ始まる24時間母子同室の現実
初日は産後のハイな状態もあり、すやすや眠る赤ちゃんを眺めて幸せな気持ちになり眠れず。
(のちに後悔することに。寝れる時寝ときや〜)
入院中にやることはとにかく授乳、おむつ替え、抱っこであやす。
完母のために必要なことは頻回授乳なので、泣いたらとにかく咥えさせます。「なんで泣いてるの?」なんて考える暇はありません。おむつを確認して、授乳。この繰り返しです。1時間おきに泣くこともあるし、3時間あかないことがほとんど。入院中は1日に10回以上授乳をしていました。
ナースコールは躊躇しないで!
助産師さんから「授乳のときナースコール押してください」と言われます。「頻回授乳で本当に呼んでもいいの?業務に支障は?」と怯んでしまいますが、言われた通り呼びましょう。
正しい授乳姿勢の指導を受けて退院までにマスターしておかないと、家に帰ってから詰みます。入院中こそがチャンスです。また、助産師さんが母乳開通のためにマッサージをしてくれるので積極的にお願いしましょう。マッサージにも流派があるようで、痛い人、無痛の人と様々でした。
私は「迷惑がられたら嫌だな」と思ってナースコールを押さず勝手に授乳していたら、助産師さんにバレて怒られました。反省。
「白湯」が足される。混合の始まり
産後2日目にして白湯、3日目にしてミルクを足すことになりました。
「今どき白湯!?」と思われるかもしれませんが、白湯にこんなに助けられるとは……。水分補給として与えられたのですが、白湯を足すだけで2時間30分ほど寝てくれた記録がありました。
生後3日目、ようやく10mlのミルクを足すも体重は日々減少中。4日目でミルクは一度につき20ml。ミルクは3時間おきを厳守するように言われ、その間に泣いたらまた咥えさせます。
まだ母乳はマッサージしてもらって一粒、一雫しか出ない。
こんなに頻回してるのに母乳出なくて悲しい記憶しかありません。
産後5日目、退院直前のマッサージでようやく目視で片乳3滴ほど確認できました。足すミルクは毎回30mlに。最後まで夜間頻回も頑張っているのに増えるのはミルクの量だけということが悔しくて悲しい。
正直に助産師さんに不安をぶつけてみたところ、
「いま数滴でも出てきるのならば、頻回に咥えさせて乳頭を刺激すれば母乳量は増える。ミルクを足して赤ちゃんの体重を増やして飲む力がつけば飲む母乳量も増える。乳頭の形も悪くないし、赤ちゃんも飲むの下手じゃないから頻回と混合頑張れ」とのこと。
「ほんまかいな」と思いながらも、吸うのが上手な我が子に出ない乳を咥えさせて申し訳ない気持ちもありつつ、母子共に頑張ろうと思い退院しました。病院に言われた通り頑張れば退院までに母乳が出ると思っていた自分が甘かったです。助産師さんからも、軌道に乗るために3ヶ月かかる人もいるから気長に頑張るようにと言われました。
直母に痛みはつきもの。乳頭トラブルと必須のケアアイテム
臨月から毎日、馬油で乳頭ケアをしていました。それでも産後頻回授乳が始まると乳頭は切れます。皮膚の一部が剥がれたり、産後1ヶ月経つまでは授乳が苦痛になるほど痛かったです。
保護器を使いたいと相談しましたが、「乳頭混乱を起こすからできるだけ我慢して」とのこと。「産後ってもっと労わってもらえるものと思っていたけれど、根性論なの!?」と思いながら耐えているうちに、痛みは平気になりました(慣れただけ説もあります)。
助産師さんからは「授乳が終わったらその都度保湿して」と言われたので、「ピアバーユ(馬油)」を愛用していました。授乳時拭き取り不要なので安心して使えます。
産後食と水分摂取の大切さ
入院生活で驚いたのはご飯の多さです。妊娠糖尿病だったので妊娠中は白米を制限していましたが、産後の病院食は白米が200gもありました。残すと看護師さんから「具合悪いですか?」と心配され、母乳のために食べるよう促されます。入院生活で唯一夫におつかいを頼んだのが「ふりかけ」です。入院バッグに入れておくといいです。
ふりかけは悪阻でちびおにぎりしか食べられなかった時に混ぜてました。
鉄分と亜鉛は授乳期にも必要な栄養なので。いずれ子供の離乳食にも使えそう。病院食に出てきたというレビューもあったので病院でも出されているみたいです。
それと、水分摂取は本当に大事です。1日2リットル以上と言われました。
会陰が痛くて起き上がるのが億劫な時、陣痛中も活躍した「ペットボトルストロー」が本当に役に立ちました。このストローはおもりつきで寝たまま飲めるので水分摂取をサボらずに済みます。
ただ、水分を摂ると便通が良くなりますが、産後は会陰が痛くて排便もお尻を拭くのも苦痛です。ウォシュレットも衛生的に心配……そんな時に助かったのが「トイレに流せるお尻拭き」です。これで拭けば痛くないし衛生的。体や机を拭くのにも使えるので、おしりふきは有能。
混合育児で必須の哺乳瓶と乳首がピジョンのものを使っているのでピジョン製品でまとめ買いしました。
【重要】パートナーとの意識共有:産後の恨みを残さないために
お母さんが寝られるのは赤ちゃんが寝ている時だけ。夜は頻回に起きて泣くので、昼間が唯一のチャンスです。
そんな昼間に、夫が勝手に親族面会の予定を入れたことがありました。
産後すぐから母子同室で眠れずいっぱいいっぱいになった私は、立ち会いを頑張ってくれた夫への感謝も忘れブチギレです。
母乳育児を頑張りたいママたちは、24時間母子同室がいかに大変かということを旦那さんと共有しておくべきだと思います。
旦那さんの産後の仕事は、面会に来たがる親族を止めること。しなくていい喧嘩はしないほうがいい。
産後の恨みはなんとやら。これは入院生活中私が一番後悔していることです。ストレスで母乳出なくなるともいうし、無駄なストレスは無いほうがいいですね。
