【一口馬主】【2026年度版】馬体のデータ分析:馬体の作り(コンフォメーション)と競走成績、故障の関係①
下記の記事で馬体のデータ分析についてご紹介しています。
2026年6月時点で収集した2381頭の馬体データに基づき、体長/体高などの各データ項目と競走成績、前肢故障の関係性についてまとめましたので、ご紹介していきたいと思います。
なお、量が多いので複数回に分けてご紹介します。
【馬体の作り(コンフォメーション)と競走成績、故障の関係】
① 基本データ(測尺など)
② 独自計測データ(定量):馬体全身
③ 独自計測データ(定量):馬体脚元
④ 独自計測データ(定量):前後
⑤ 計測データ(定性):肉付きなど
【歩様と競走成績、故障の関係】
① 骨格推定:各関節部位の可動範囲
② 骨格推定:各部位間の伸縮
③ 骨格推定:歩様の速度
今回は1回目。
測尺を元にした基本データについて、競走成績、前肢故障率の関係をご紹介していきます。
はじめに
全体の競走成績と故障率
まず初めに集計した2381頭の3勝率(収得賞金1,500万超)、勝ち馬率(収得賞金400万超)、前肢故障率は牡馬/牝馬別に下記となっています。

ダービー終了週時点のものです。
故障率は前肢に絞っています。前肢に比べて後肢は故障数が少なかったため、対象外としています。
今回ご紹介する分析対象一覧
この記事では下記の項目において、調査した勝ち上がり率と前肢故障率をご紹介します。
馬体重(募集時)
馬体重(3歳春時想定)
体高
胸囲
管囲
生まれ月
馬体の作り(コンフォメーション)と競走成績、故障の関係
馬体重(募集時)

牡馬・牝馬ともに軽い層より重い層の方が勝ち上がり率が高く、特に牡馬は~480kgで60%超、牝馬も480kg以上で50%超となりました。牝馬の重い層において3勝率が下がっているものの、データ数が少ない箇所のため実際に能力的傾向があるのか、たまたまなのかは今後のさらなるデータ集計が必要と思います。
前肢故障率は軽量層でも重量層でも一定程度あり、単純に「重い=危険」とは言い切れない結果となりました。
馬体重(3歳春時想定)
※3歳春時想定馬体重は一口馬主DBの予測ツールを利用

募集時馬体重と同様に、牡馬・牝馬ともに軽い層より重い層の方が勝ち上がり率が高くなりました。牡馬牝馬とも480kg~500kgあたりが最もよさそうです。
前肢故障率は軽量層でやや低い傾向が見られましたが、重量層が高いわけではなく、「重い=危険」とは言い切れない結果となりました。
体高

体高は、高いほど成績が良く、かなり成績との相関関係が高い項目といえる結果になりました。
胸囲

胸囲も大きい方が勝ち上がり率が高い結果となりました。
ただし牡馬の178.5cm以上は前肢故障率20%超と高めで、胸囲上位層は能力と脚元リスクをセットで見る必要がありそうです。
管囲

管囲は単純な右肩上がりではない傾向を示しています。頭数が少ないことから乱高下しているように見えるグループもありますが、総じて横ばいであり、あまり成績と関係ないのかもしれません。
また、前肢故障率の観点からも、管囲が太いから故障率が低いなどといったことも読み取れませんでした。
生まれ月

牡馬牝馬とも生まれが早いほど勝ち上がり率が高いことが分かります。特に牡馬の場合、特に3勝率については、顕著に表れています。
5月生まれは、勝ち上がり率は低いものの、前肢故障率が高いため、避けた方がいいかもしれません。
最後に
「馬体の作り(コンフォメーション)と競走成績、故障の関係①」は以上です。
②では「独自計測データ(定量):馬体全身」についての、勝ち上がり率と前肢故障率の関係について、同じようにご紹介します。
