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五十音聖譚曲 第一部 よ

五十音聖譚曲 第一部 よ


三つの光が、夜(よ)の深さに溶け込み、
六つの感覚が、寄(よ)り添うことの重さを知り、
九天の意志が、世(よ)の理(ことわり)を静かに解く。
「お父さん、夜って、怖い? 暗いのに、なんか好きなんだよね」
子が、窓の外を見ていた。
父も、隣に立った。
街の灯りが、遠くに散っていた。
暗さを、克服するものと思っていた頃がある。
夜は、昼が見落としたものを見せる。
暗いから、光が分かる。
よ……。
口が横に広がるこの響きは、
夜を恐れず、
暗さの中で、目を開けている。

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