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私は、指針に何を見ているのか⑥l評価は、保育を支える技術。

立ち寄ってくださり、ありがとうございます。

前回の記事では、
「評価とは何か」について、
私なりの考えをまとめました。

今回は、語りきれなかった部分。

評価が、なぜ保育を支えるのか。



そのことについて、書いてみたいと思います。


テクニックは、機能しているか


「この声かけがうまくいく」
「子どもに届く言葉10選」

そんな言葉を、よく耳にも目にもします。
そして、今もたくさん生まれ続けている気がします。
その裏にたくさんの実践の積み重ねをギュッと凝縮した、密度の濃い10選も、確かにあります。


けれど、

私が目標とする
子どもや保護者から信頼される先輩たちは、
同じことを言っていてもどこか違う。

言い回しや、言葉尻、
微妙にニュアンスが違う気がします。


「どの場面を、どう取り上げたらいいかが、難しいんです」
「見守るとき、その子に話すとき、クラスで話し合うとき。
どうやって判断しているんですか?」

後輩の言葉です。



私はまだ、これに対して
10選には切り抜けない。

ただ、
10選の裏に、どれだけの実践があるのかを読み取る力はついてきたかな、とは思っています。



評価は自分のためにする


日誌、記録、クラス反省、要録。
これらは全て評価です。

書き出すまでが大変でした。
何を書くか、そこでつまづいてしまう。


どんな場面を切り取るか。

保育の核となる部分は、ここだと思います。


なぜ、書き出せないのか。


それは、
記録や評価が、誰かに判定されるもの
という意識があるからではないかと思います。


指針では、自己評価は改善につなげるためのものとしています。


子どもの発達を判定するためでも、
保育の是非を判定するためでもありません。


子どもの最善の利益のために、
より子どもの理解を深め、
より良い環境と援助につながるように
評価をします。


良かったことや反省点ではなく、

自分にとって意味のあることは何だったか


こういう意識で保育を拾い、評価しています。


評価は、主観か客観か


「自分にとって意味のあることでいいの?」
「子どものためにするのでは?」
「客観的じゃなくていいの?」

「評価」というと、どこかかしこまった感じがします。
誰かの判定をもらう前提な気がします。


でも、
保育における評価は、価値付けであり
子どもを判定するものではありません。



自分の援助や子どもの捉え方はどうだったか
環境構成はどうだったか

子どもと日々関わっている
保育士の考えや行動こそ、
評価し改善し続けるべき対象です。



評価は、子どもを客観的に見るためというより
保育、ひいてはあなたの思いを
客観的に語るために
あるものだと思っています。


子どもの本当の思いは、
他人の本当の思いは、
本人にしか分からないもの。

どこまでいっても、子どもの気持ちは
保育士の主観的な予測の域を越えられません。


保育の評価における客観性とは、
子どもを客観的な指標で測る
のではなく、

保育士の主観で行われる評価が
どんな根拠に基づいているか明らかにすること

だと考えます。


だからこそ、
理由を持つこと
が出発点なのだと思います。




評価が保育を支えるとは


評価とは、
自分がどんなことに価値を感じたか
根拠を持って明らかにすること。


それはなぜ、保育を支えてくれるのでしょうか。



あなたは、なぜ今迷っていますか。

どうして、その子は泣いていますか。

思うような保育ができないのは、なぜだろう。

そのモヤモヤの正体は、なんですか?



それを教えてくれるのは、
声かけ10選でも、
尊敬する先輩たちでも、
たまに会う愚痴を聞いてくれる友達でも、
なかった。

環境だけが変わっても、
きっとまた同じ。


モヤモヤの正体は、
自分自身しか見つけられない。


忙しさ、人的環境、処遇、、
外側の要因はいくらでもあります。

でも、それだけじゃない何かが
胸の内にはある。
少なくとも私はそうでした。



何は許せて、
何が許せないのか

どこにモヤモヤしているのか

それに気づいたとき、
やっと自分がどうしたいのかが分かりました。


それに気づくには、
自分との対話を積み重ねるしかない。

そしてそれに気づけば、
きっと与えられた環境の中でも
最善を見い出すことができる。


自分を見つけるために
評価があり、
自分を見つけることで
保育は、開ける。



おわりに

私が思う評価とは、
保育における最も重要な技術
です。

ここを磨くことで、

どんな園でも、
どんな環境でも、

「今、この子にとっての最善は何か」

を、自分の力で選び取れるようになる。


ここがあって初めて、
声かけ10選が使えるようになる。
そしてきっと、
自分自身の言葉で出てくるのだと思います。


保育とは、選び取ること。
最善を選ぶために、評価を重ねていく。

その選択に、理由を持てるかどうか。
それが、専門性なのだと思います。





ここまで並走してくださり、
本当にありがとうございました。

どこか苦しさを感じながら
頑張るあなたに、精一杯のエールを込めて。


これまでの記事はこちらにあります💁🏻‍♀️

こちらも、悩んでいる方に届いてほしいなと思っています💁🏻‍♀️


何度でも、どうぞ立ち寄ってください🐾
一緒に一歩、踏み出していけたら嬉しいです。

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