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カバーソング③ 男性ボーカルの曲を女性ボーカルがカバー編

連続で載せてきたカバーソングリストも3回目となる今回で一旦終わりです。
今回は男性ボーカルの曲を女性ボーカルが歌ったパターンに限定しました。

自分のリストを整理してみて、バンド物とR&B、はっきり分かれているなと改めて感じました。
カバーソングを出す女性ボーカリストはR&B出身のシンガーが圧倒的に多いです。
彼女達はゴスペル経験者だったり、ソウルやジャズのクラブで歌ってきた叩き上げだったりで、基礎と実力があるから何を歌っても上手いんですよね。
カバーソングシンガーとして確固たる地位を築いたJUJUやMs. OOJAその系統です。
私は元々R&Bも大好きで、カバーソングにハマるきっかけとなったのも彼女達の影響でした。
今回はほんの一部しか紹介できなかったんですが、気になるアーティストがいたら是非ディグってみてください。

※今回のリストも私の趣味全開です。めっちゃ多くなりましたがこれでも厳選してます!笑


■バンド編■


『銀河鉄道の夜』(GOING STEADY)/ 羊文学
ゴイステの代表曲でもあり邦ロック史に残る名曲でもある。タイトルの通り、宮沢賢治の同名作品からインスピレーションを受けた曲です。羊文学のカバーは透明感が凄い。オリジナルの間奏に入っている『主よ人の望みの喜びよ』(バッハ)はカバーver.にも入っています。


『もののけ姫』(米良美一)/ Imaginary Flying Machines
マニアックですが刺さる人には刺さるメタルコアな『もののけ姫』。ガチなアレンジでカッコいいです。こういうギター大好き。
イタリアのメロデスバンドDISARMONIA MUNDIのエットレ・リゴッティがプロデュースするImaginary Flying Machinesは、彼が大のジブリファンであることから始まったジブリの名曲をメタルコアでカバーする為だけに作られたプロジェクト。他にもナウシカやトトロ、ラピュタもカバーされています。
『もののけ姫』はUK在住の日本人女性シンガーYoko Hallelujahがメインボーカルを務めています。


『KiLLINiG ME (MV)』(SiM)/  燐舞曲(From D4DJ)
燐舞曲と書いてロンドと読みます。声優さんで構成されたガールズバンドです。儚げな女性ボーカルとひずんだサウンドの組み合わせは中毒性がありますね。
ブレイクダウンのところでスクラッチが入るのもミクスチャー感あって好きです。

D4DJはアニメ、ゲーム、声優によるメディアミックスプロジェクト。幾つかグループがあるのですが、中でも燐舞曲は特にロックバンド的なコンセプトを掲げており、この曲はSiMのMAHさんが自ら編曲しています。
経緯としては、MAHさんと桜井誠(Dragon Ash)が率いるゲームエンタメ集団THE REBEL'S eMPIRE GAMING PROJECT(ReMG)というものがあり、そこで発足されたゲーム音楽を中心とするクリエイティブチームeMPIRE SOUND SYSTeMSが燐舞曲をバックアップすることになったのが始まり。
燐舞曲のお披露目もかねて作られたMVがこの『KiLLINiG ME』でした。

ギターの大塚紗英さんがSchecterの7弦使っててカッコいい。SiMのSHOW-HATE、acorの小林亮輔もSchecter使いですね。
(現在はキャスト変更に伴い、ギター担当はMVに出演している大塚紗英さんではなく海弓シュリさんに交代しています。)
燐舞曲のその他の楽曲にはUNISON SQUARE GARDENの田淵智也、マイファスのNobとSho、ナイトメアの咲人、我儘ラキアの星熊南巫、a crowd of rebellionの小林亮輔と丸山漠などが制作に携わっています。私はゲームを全くやらないので、そっち経由じゃなく推しバンド経由で燐舞曲を知りました。


『Driver's High (Live)』(L'Arc~en~Ciel)/ Mary's Blood
ガールズメタルバンドによるカバー。ラルクのカバー自体が少ない上にメタルなアレンジなので更にレアですね。
嬢メタル界隈はメロスピやパワメタが多く、ボーカルもクリーンなハイトーンが主流なんですが、Mary's Bloodはメタルコアなサウンドかつボーカルも男勝りなスタイルだったので他とはちょっと毛色が違っていました。
音源を聴いたりYouTubeを見たりとひそかに注目していたのですが2022年に解散。
音楽性にどことなくV系色が漂うのは、メンバーがそれぞれラルク、黒夢、X JAPANのファンであることと関係してると思う。
ラルクのカバーDriver's Highはこの動画の2曲目ですが、1曲目のVeronicaもカッコいいのでこれ系好きな人にオススメ。


『シーソーゲーム (Live)』(Mr. Children) / 絢香
まるで自分の曲のように歌いこなしていてカッコいいです。絢香はJ-POPの人ですが、声や歌い方はROCK寄りだと思う。昔から好きな歌手の一人。
彼女もカバーを沢山出しています。低音域が広いからか男性ボーカルの曲が他のシンガーより多いですね。


『PLEDGE (MV)』the GazettE / HALORING
オリジナルよりもかなりキーを上げているのでバラード感が増しています。ピアノの伴奏がとにかく良い。めっちゃ良い。そこに合わさる真紀さんの綺麗な声も良い。
HALORINGはメタルコアバンドDAZZLE VISIONのGt.だったTONYを擁する5ピースのバンドでしたが、今はもう活動してないようですね。
動画でピアノを弾いているのもTONYさんですね。ちなみにBa.は元TRIBAL CHAIRのK2Oさん。スクリーモ系のバンドでした。
DAZZLE VISIONもTRIBAL CHAIRもコアな人気がありました。
HALORINGは途中からダークでゴシックな方向性に変わったので、V系のバラードをコピーしたのは今思えば方向転換への予兆だったのかな。


■R&B編■


『小さな恋の歌』(モンゴル800) / BENI
BENIも沢山カバーを出していますが英詞にアレンジしている点が最大の特徴ですね。
オリジナルが何であれ、SweetなR&Bに変えてしまうところが凄いです。透き通るような声に癒されます。
アパレルで働いていた時「店の雰囲気を壊さない範囲内」という条件付きで自由にBGMを掛けられる店舗にいました。セレクトはなぜか私に一任されていたのでBENIのカバーシリーズをよくかけていました。
BGMってお客様の購買意欲や滞在時間に影響するので侮れないんですが、ほどよくテンポがよくてキャッチーでオシャレ感があって、という彼女のカバーシリーズはお客様やスタッフにも好評でした◎


『I LOVE YOU (MV)』(尾崎豊) / デビー・ギブソン
日本限定カバーソングアルバム『Mr.VOCALIST』に収録。ピアノとヴァイオリンによるしっとりとしたアレンジ。BENI同様に英詞だと印象が変わって新鮮ですね。
世界的ポップスターがなぜか邦楽のカバーアルバムを出すという事で当時話題になっていました。来日公演のプロモーションとかだったかな?


『I Don't want To Miss A Thing』(エアロスミス)/  青山テルマ
邦楽史に残る大ヒット曲『そばにいるね』で知られる青山テルマは子供時代にゴスペルをやっていただけあって歌唱力には定評があり、下積み時代は数々のヒップホップアーティストとコラボしてきた実績があります。

この曲を収録したカバーアルバム『MY COVERS』は他にもマイケル・ジャクソンなど洋楽の名曲揃いでかなり好きでした。(サブスクなぜかAppleしかなかった…)



『LA・LA・LA LOVE SONG』(久保田利伸)/ JUJU
J-POPから洋楽まで幅広くカバーしているJUJU姉さん、やはりR&Bだと本領発揮な感じがします。R&Bシンガーは女性でも渋い声質の方が多いんですが、彼女は甘い声質でクセがないのでブラックミュージックを聴き慣れない人でも聴きやすいんだと思います。


『Smells Like Teen Spirit』(NIRVANA)/   Sugar Soul
重くて激シブいアレンジが超絶カッコいい。SOULなのにNIRVANAのオルタナ感を煮詰めたような濃さ。久しぶりに聴いたけどほんと愛子さん最高だわ…と浸りました。
Kjとコラボした『Garden』が有名なSugar Soul。ソロ名義の曲も渋カッコいいものが多くて大好きでした。ライブでは存在感とオーラが凄かった。
Zeebraをフィーチャリングした『今すぐ欲しい』は今でも邦楽R&Bのクラシックですね。(後年、倖田來未がカバーして再注目された曲でもあります)
Sugar Soulは元々シンガーの愛子さんとDJハセベ、カワベの3人から成るユニット名でしたが、その2人が抜けて愛子さんのソロプロジェクト名となりました。


『ワインレッドの心(Live)』(安全地帯)/ Ms. OOJA
Jazzyでオシャレなアレンジ。OOJAさんの曲は昔から聴いてるけど、近年は特に大人が歌うからこそ出る説得力みたいなのが増しててカッコいいのです。そういう意味でもこのカバーは選曲が絶妙なんですよね。


『No Woman No Cry』(Bob Marley)/ Worl-A-Girl
ラガヒップホップのガールズグループ、ワーラガールによるゴスペルアレンジ。黒人の声質は本当にソウルやゴスペルで映えますね。Bob Marleyとはまた違う種類の癒し。動画の画質が悪いんですがこれしか見当たらず……



最後は全米1位を記録し第40回グラミー賞で“最優秀ラップパフォーマンス”を受賞したヒップホップのこの曲で。
東西ギャング抗争の末に銃殺された若き天才ラッパーBiggieことノトーリアスB.I.G.。この曲は彼に向けた追悼曲でした。

『I'll Be Missing You』(MV) /  Puff Daddy feat. Faith Evans & 112

サンプリング&カバー元はポリスの『Every Breath You Take』でPuff Daddyがビギーの妻フェイス・エヴァンスや仲間のシンガーグループ112と共に制作しました。
のちにP.Diddyと改名したPuff Daddyは最近色々と残念な事になりましたが、曲に罪はないと私は思っています。彼が盟友を思って書いたリリックに嘘はないと信じたい。

Every step I take, every move I make
Every single day, every time I pray
I'll be missing you
Thinkin of the day, when you went away
What a life to take, what a bond to break
I'll be missing you
Somebody tell me why

One glad morning
When this life is over
I know I'll see your face

(超訳)
一歩踏みだす時も 何かをする時も
毎日祈る時も うんざりするほどいつだって
私はあなたが恋しくて
考えるのはあなたがいなくなったあの日のこと
あまりにも尊かった 奪われた命と絶たれた絆
あなたがいなくて寂しいよ
こうなった理由を誰か教えて

よく晴れた或る朝に
この人生が終わったら
その時やっとあなたに会えるってこと
私は知ってるの

『I'll Be Missing You』Puff Daddy feat. Faith Evans & 112

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