スト6の記録を残そうと思う〜86【始動編10: 『トーナメント』】
当時少年チャンピオンを毎週購入し、東京ドーム地下闘技場最大トーナメント編をリアルタイムで読んでいた。
お気に入りのキャラは渋川剛気だった。
あの最大トーナメントの何が魅力的だったのか。
それは登場人物全員が優勝しそうな空気を纏っており、勝利者が読めないことだった。
トーナメントなんて私には縁のない世界の出来事だと思っていたが、なんの因果か今回トーナメントに出場する機会を得たので、事前準備だけは万全にして挑もうと心に決めた。
私は飲み会では、開始時間より早めに行って席につくのが好きだ。
早めに来た参加者と他愛のない会話をして時間を潰すのが好きだ。
何なら、勝手にビールを注文して一人で飲み始めてしまう、なんてことをするのも好きだ。
だから今回も1時間前にルームに入ってみたが、誰もいなかった。
カスタムルーム内の試合会場を眺めながら、このルームに入れる特権を味わっていた。
しばらく一人で待っていると参加者が入室してきたが、私は大人しくしていた。
noteでよく見る名前ばかりで、全員主人公みたいだなあと思っていた。
本当はメンバーが集まるまでの時間、雑談したり練習試合をしたかったのだが、参加者の中では私が最弱なのは分かっていたから、弱い奴が調子に乗っても仕方がないかと大人しくしていた。(それでもアルマスとの対戦は魅力的過ぎて飛び込んでしまった)
試合はいつも通りのことをいつも通りにしようと思い挑んでみたが、豪鬼にいつもの様に負けてしまった。
他の方との対戦も含め、結局私は1勝も出来ずに終わった。
トーナメントが終了した後、ランクマに行った。
何故だか妙に勝てて、一時はMR1100に到達したが、終わってみればMRはあまり変わらなかった。
今回のトーナメントでは、本当は「なんでこんな奴が出場しているんだ?」とか思われつつ、実はめちゃくちゃ強くて、何やかんやで決勝手前までいけたら、それこそ渋川剛気ぽいよなあ、なんて思っていたが、現実はそう甘くはなかった。
早々に敗退した私はその後静かに他の参加者の方の試合を眺め続けていたが、その時間は案外楽しく、それだけでも何だか少し強くなっていく気がしていた。
始動編 了
