昔の傷がうずくなら
消えない言葉は、無理に消さなくていい
「あのとき言われた一言が忘れられない」
何年経っても、
ふとした瞬間に思い出してしまう。
そのたびに胸が苦しくなる。
そんな経験はありませんか。
こんにちは。
イタリアと絵本、
そして心の話が大好きな
心にそっと寄り添う
絵本カウンセラー
はやまかな です
誰かの言葉は、
ときに傷となって心に残ります。
そして、
その傷を抱えたまま何年も過ごしてしまうことがあります。
今日は、その傷との向き合い方について書きます。
忘れられないのは、それだけ傷ついたから
まず知ってほしいことがあります。
忘れられないのは、
あなたが弱いからではありません。
それだけ大切なものを傷つけられたからです。
だから、
「まだ引きずっている自分はダメだ」
と責める必要はありません。
でも、そのまま抱え続けるのはもったいない
一つだけ考えてみてください。
その言葉を思い出すたびに、
何が消費されているでしょうか。
時間。
心の余裕。
笑顔。
安心。
あなたの大切なエネルギーです。
悲しみや悔しさに、
人生のエネルギーを使い続けるのは、
本当にもったいないことです。
相手は、もう覚えていないかもしれない
少し悔しい話ですが、
あなたを傷つけた相手は、
今も普通に生活しているかもしれません。
食事をして、
笑って、
眠って。
あなたがその一言を思い出して苦しんでいることなど、
知らないまま。
つまり、
過去に残り続けているのは、
あなただけなのです。
忘れなくていい。でも「傷」にはしなくていい
ここで誤解してほしくないことがあります。
私は、
「忘れましょう」
と言いたいのではありません。
忘れられない言葉はあります。
消えない記憶もあります。
でも、
記憶と傷は同じではありません。
例えば、
転んだ傷は治っても、
「あのとき転んだ」という記憶は残ります。
心も同じです。
出来事は消えなくても、
痛みは少しずつ変えていくことができます。
傷から得た「宝物」に目を向ける
傷が完全になくなることはないかもしれません。
でも、
その経験があったからこそ
人に優しくできるようになった。
誰かの痛みに気づけるようになった。
同じ苦しみを抱える人に寄り添えるようになった。
実は傷は大きければ大きいほど
受け取っているものも大きいんです。
だから
傷をなくす必要はありません。
傷を否定するのではなく、
受け止めて、そこから起きた事実を確認する。
その傷を人生の一部として抱え直す。
知らずに受け取っていた宝物と一緒に。
そのとき、
傷はあなたを苦しめる存在ではなくなって、傷に感謝できるようになります。
まさに私自身がそうでした。
夫との20年があったからこそ、学びに出会えて、今天草にいます。
最後に
忘れられない言葉や傷があるのは、
それだけあなたが真剣に生きてきた証です。
でも、
その言葉のために、
これからの人生まで奪われる必要はありません。
過去は変えられません。
でも、
その言葉との付き合い方は変えられます。
どうか、
あなたの大切なエネルギーを、
これからの人生のために使ってください。
あとがき
傷ついた記憶を
「なかったこと」にする必要はありません。
でも、
その記憶に人生を支配され続ける必要もありません。
いつかその言葉を思い出したとき、
「そんなこともあったね」と
静かに振り返られる日が来ることを願っています。
