【シルクホースクラブ2026 募集馬 出資馬検討 20万文字レビュー】カタログ 血統 測尺 歩様動画 価格 82頭全頭診断 一口馬主
シルク2026年度募集馬レビュー
美浦・栗東の全募集馬を、20万文字超で全頭診断
今年も、シルク・ホースクラブの募集馬検討が本格的に始まりました。
カタログが公開され、募集価格、預託厩舎、測尺、歩様動画、母系、兄姉実績など、判断材料が一通りそろったことで、ここから実際の申し込み馬を絞り込んでいく時期に入ります。
良血馬の名前を見て、真っ先に惹かれる馬。
募集価格を見て、少し冷静になる馬。
カタログ写真では地味に映っても、歩様動画で一気に印象を上げる馬。
反対に、血統表には大きな魅力がありながら、測尺や脚元、歩様、価格を総合すると慎重になりたい馬。
今年の募集馬も、一頭ごとに魅力と不安材料が大きく異なります。
そこで今回は、シルク2026年度募集馬について、美浦所属予定馬と栗東所属予定馬を合わせ、全募集馬を一頭ずつ診断しました。
記事全体の文字数は、20万文字を超える長編レビューとなっています。
単純な評価一覧や短いコメント集ではありません。
募集馬ごとに、カタログ写真、測尺、歩様、血統、母の繁殖成績、兄姉実績、厩舎、募集価格、健康面、人気、回収期待まで確認し、それぞれの長所とリスクをできる限り具体的に整理しました。
一頭あたり数行で終わる簡易レビューではなく、出資候補として本当に比較できるところまで掘り下げた、シルク2026年度募集馬の全頭診断です。
この記事について
本記事では、シルク2026年度募集馬を募集番号順に取り上げています。
最初のNo.1 アーモンドアイの25の診断までは無料公開です。
No.2以降の募集馬診断、全頭評価、総合ランキング、価格妙味、抽優候補、一般枠候補などについては、有料部分に収録しています。
まずはアーモンドアイの25の診断を読んでいただき、今回のレビューの内容や評価基準が、ご自身の出資検討に合うかを確認していただければと思います。
なぜ20万文字を超える内容になったのか
募集馬を評価する際、血統や馬体写真だけを見て順位を付けることは難しくありません。
ただ、それだけでは実際の出資判断には足りません。
同じA評価でも、
・重賞級の上限を期待している馬
・勝ち上がりの安定感を評価している馬
・ダート条件戦で長く走ることを期待している馬
・募集価格に対する回収期待を評価している馬
・人気が低い場合に限って候補になる馬
・育成更新を確認してから判断したい馬
などなど。
出資する意味が全く異なります。
また、募集馬の評価には、単純な能力以外の要素も大きく関わります。
募集総額1億円を超える良血馬と、2,000万円台のダート候補を、同じ物差しだけで比較することはできません。
高額馬には、勝ち上がりだけでなく、オープン入りや重賞級の活躍が求められます。
一方、低価格馬であれば、条件戦で複数勝し、長期間安定して走ることで、十分な満足度を得られる可能性があります。
さらにシルクでは、
・抽優をどの馬に使うのか
・実績で届くのか
・一般枠で狙えるのか
・人気に対して過大評価されていないか
・人気薄でも本当にリスクに見合うのか
という取得戦略も欠かせません。
馬の能力だけでなく、価格、人気、健康面、取得難易度まで含めて整理した結果、全体で20万文字を超える内容になりました。
今回の全頭診断で確認した項目
各募集馬について、主に以下の項目を確認しています。
・カタログ写真から見た全体の馬体バランス
・首差し、肩、胸前、背中、腰、腹袋、トモ
・繋ぎ、管囲、球節、飛節、蹄、脚元
・体高、胸囲、管囲、馬体重
・生年月日を踏まえた完成度と成長余地
・馬体重と骨量の釣り合い
・横から見た常歩の前進気勢とリズム
・肩の可動域と前肢の出
・後肢の踏み込みと地面を押す力
・飛節の使い方
・背中を介した前後の連動性
・正面、後方から見た肢軸と歩隔
・左右の歩幅や軌道の違い
・父、母父、牝系の特徴
・母の競走成績
・母の産駒成績と勝ち上がり率
・兄姉、近親馬の最新実績
・芝、ダート、距離適性
・予定厩舎との相性
・募集価格と一口価格
・回収期待
・公表された手術歴、疾病歴
・外部人気と取得難易度
・前年兄姉の募集実績
・既存の注目馬データとの関連
単純に、馬体が大きいから高評価、良血だから高評価、人気があるから高評価とはしていません。
大きな馬体でも、骨量、管囲、歩様が伴っているか。
小柄でも、胴の容量やトモの質、全身の連動性があるか。
高額でも、その価格に見合う上限を期待できるか。
低価格でも、安さの背景に健康リスクや母の実績不足がないか。
それぞれの材料を分けて確認し、最後に出資対象としての総合評価へまとめています。
馬体評価について
馬体写真では、まず全体のバランスを確認しました。
募集馬の写真は、きれいに立たせた一瞬を切り取ったものです。
そのため、写真だけで全てを判断することはできませんが、骨格、筋肉の付き方、胴の長さ、前後のバランス、脚元の造りなど、多くの情報を得ることができます。
特に重視したのは、部分的な迫力よりも、全身のつながりです。
胸前だけが大きくても、背腰が弱ければ推進力を受け止められません。
トモに筋肉があっても、飛節が不安定だったり、腹下へ踏み込めなければ、競走時の推進力につながらない可能性があります。
反対に、現時点では筋肉量が少なく見えても、骨格のバランスが良く、成長余地を残している馬は、育成が進むことで大きく変わることがあります。
完成度と成長余地のどちらを評価しているのかも、各馬の診断内で分けて記載しています。
測尺について
測尺は、数字の大きさだけでは評価していません。
体高、胸囲、管囲、馬体重は、性別、生年月日、馬体の構造と合わせて確認しています。
例えば、馬体重が大きくても、管囲が細ければ、将来的な脚元への負担が気になります。
管囲が太くても、歩様が硬く、前肢の出が窮屈であれば、単純な安心材料にはできません。
小柄でも、胸囲があり、体高に対して胴の容量があれば、競走馬として十分な体重に成長する可能性があります。
また、1月生まれの馬と5月生まれの馬を、同じ数字だけで比較することもしていません。
早生まれで測尺が小さい場合と、遅生まれでまだ成長途中の場合では、意味が異なります。
測尺については、
・現時点の完成度
・同性の募集馬との比較
・馬体重と骨量の釣り合い
・競走時に想定される馬体重
・今後どこが成長しそうか
まで含めて評価しています。
歩様評価について
歩様は、公開された常歩動画から確認できる範囲で評価しています。
これは獣医学的な診断ではありません。
あくまで映像から見える、
・前進気勢
・リズム
・ストライド
・肩の可動域
・前肢の出
・後肢の踏み込み
・飛節の使い方
・背中の連動
・正面、後方から見た肢軸
・左右差
・硬さや窮屈さ
を見ています。
常歩が大きく見える馬でも、前肢だけを遠くへ出し、後肢が流れている場合があります。
反対に、派手さはなくても、前後が同じリズムで連動し、体幹を安定させて歩ける馬もいます。
芝向きの柔らかさと、ダート向きの力強さも分けて評価しました。
芝馬に求めたい軽さ、伸縮性、肩の可動域と、ダート馬に求めたい胸の深さ、トモの容量、地面を押す力は、全く同じものではありません。
その馬がどの条件で能力を発揮しそうかを考えながら、歩様の長所と課題を整理しています。
手術歴・疾病歴について
今年の募集馬にも、OCD、ボーンシスト、骨折、骨片除去手術などの公表事項がある馬が複数いました。
手術歴があるから、機械的に見送りとはしていません。
一方で、常歩動画に違和感がないから問題なし、とも判断していません。
常歩で正常に見えることと、高速走行や坂路調教に耐えられることは別です。
手術歴がある馬については、
・手術部位
・片側か両側か
・骨折かOCDか
・馬体重と骨量
・術側の歩幅
・接地時間
・反対側への逃げ
・腰の上下動
・正面、後方から見た軌道
・調教開始後に確認したい事項
を分けて考えています。
特に左右両肢に問題がある馬と、片側のOCDを同じリスクとして扱うことはしていません。
素材評価がAでも、健康面を含めて総合Bとした馬もいます。
反対に、手術歴があっても、馬体、骨量、歩様、価格を考慮し、経過次第で評価を上げられると判断した馬もいます。
血統評価について
血統評価では、父と母父の名前だけでなく、母の繁殖成績を重視しています。
名牝の産駒だからといって、必ず高評価にしているわけではありません。
母がこれまで何頭の産駒を出し、何頭が勝ち上がり、どの条件で活躍しているかを確認しています。
母の評価については、
・最高到達点
・勝ち上がりの安定性
・芝、ダートの適性
・牡馬と牝馬の差
・父が変わった際の傾向
・初仔や第2仔による不確定要素
を分けています。
一頭だけ重賞馬を出している母と、毎年のように複数勝馬を送り出している母では、繁殖牝馬としてのタイプが異なります。
前者は上限型、後者は安定型です。
どちらが優れているというより、出資者がどのような期待を持つかによって評価が変わります。
また、新種牡馬については、期待値だけでなく不確実性も記載しています。
父自身が名馬であっても、日本の馬場への適性、産駒の完成時期、牡馬と牝馬の傾向、芝とダートの割合は、産駒が走るまで分かりません。
新種牡馬プレミアムをそのまま評価へ加えるのではなく、未知数であることも含めて判断しています。
厩舎評価について
予定厩舎については、単純なリーディング順位だけでは評価していません。
重視したのは、
・近年の勝利数
・重賞実績
・シルク所属馬の実績
・牝馬、牡馬の育成傾向
・芝、ダートの得意分野
・早期始動型か成長待ち型か
・兄姉や同じ牝系の管理経験
・脚元に不安がある馬との相性
です。
トップ厩舎だから必ず高評価とは限りません。
高額良血馬が多く集まる厩舎では、入厩待ちや馬房運用も考える必要があります。
反対に、リーディング上位ではなくても、出走回数を確保し、適条件で長く使ってくれる厩舎は、低価格馬やダート馬にとって大きな魅力になります。
馬のタイプと厩舎の方向性が合っているかを重視しています。
募集価格と回収期待について
今回の診断では、価格評価をかなり重視しました。
能力が高そうだから高評価、というだけでは、出資判断として不十分です。
募集総額1億円の馬には、1億円の馬として期待される成績があります。
募集総額2,000万円台の馬には、別の魅力があります。
そのため各馬について、
・1勝で満足できる価格か
・2勝以上が必要か
・3勝クラスやオープン入りが必要か
・重賞級まで届かなければ割高か
・長期間の安定出走で回収できるか
・種牡馬、繁殖価値まで含めた夢があるか
を考えています。
高額馬は上限が高くても、価格評価を下げている場合があります。
一方、総合能力では上位に届かなくても、低価格で複数勝が期待できる馬は、価格妙味を高く評価しています。
総合ランキングと価格重視ランキングが一致しないのは、そのためです。
人気について
募集人気は、馬の能力とは別に扱っています。
人気があるから良い馬とは限りません。
人気がないからお買い得とも限りません。
良血、高額、人気厩舎、新種牡馬、分かりやすい兄姉実績がある馬は、実馬評価以上に人気が上がる場合があります。
反対に、ダート血統、地味な厩舎、母の競走成績が低い馬は、馬体や価格に魅力があっても人気になりにくい傾向があります。
総評の見方
今回の総合ランキングは、将来の獲得賞金を断定するものではありません。
募集時点で得られる情報をもとに、
・能力上限
・勝ち上がりの可能性
・健康面
・母の安定感
・募集価格
・回収期待
・取得難易度
を総合した、出資候補としての順位です。
そのため、順位が上の馬が、必ず下の馬より多く勝つという意味ではありません。
また、出資方針によって評価は変わります。
クラシックや重賞を夢見るなら、高額良血馬の優先順位が上がります。
ダートで長く走り、安定した出走回数と賞金を期待するなら、低価格の実利型候補が上位になります。
健康リスクを避けたい場合は、公表手術歴のない馬を中心に選ぶべきです。
人気薄を狙いたい場合でも、人気がない理由を確認する必要があります。
このランキングを最終回答として使うのではなく、ご自身の予算、出資頭数、実績、抽優枠、目標に合わせて、候補を絞る材料として読んでいただければと思います。
美浦・栗東を通して感じた2026年度募集馬の印象
美浦、栗東の募集馬を全頭確認して感じたのは、今年は単純な良血馬だけでなく、価格帯ごとに魅力のある馬がそろっているということです。
高額馬には、牝系、種牡馬、厩舎、馬体の完成度までそろった馬がいます。
一方で、2,000万円台から3,000万円台にも、馬格、歩様、ダート適性、健康面を考えると、十分に検討価値のある馬がいました。
また、良血馬だから欠点がないわけではありません。
血統的な上限は高くても、馬体のサイズ、歩様、価格、母の産駒実績を考えると、慎重に評価した馬もいます。
反対に、最初は地味に見えても、測尺と歩様を確認し、価格まで含めると評価を大きく上げた馬もいます。
全頭診断を行う意味は、人気馬の良さを確認することだけではありません。
人気が集中する馬のリスクを整理し、見落とされやすい馬の魅力を見つけ、限られた予算と申込枠をどこに使うかを考えることにあります。
今回の記事では、全募集馬を同じ基準で比較しながら、それぞれがどのような出資戦略に向く馬なのかまで整理しました。
有料部分に収録している内容
No.2以降の有料部分には、主に以下の内容を収録しています。
・美浦所属予定馬の全頭診断
・栗東所属予定馬の全頭診断
・各馬の簡易評価
・基本情報
・馬体評価
・歩様評価
・血統評価
・厩舎、価格評価
・母の繁殖実績
・兄姉、近親実績
・健康面と公表事項
・距離、芝、ダート適性
・総合評価
・各馬の最終コメント
・美浦、栗東を統合した全頭評価別一覧
20万文字を超えるため、気になる募集馬を個別に確認し、最後にランキングや出資戦略へ進む読み方を想定しています。
カタログと照らし合わせながら、ご自身の候補馬と比較していただく使い方が最も実用的だと思います。
最初に取り上げるのは、アーモンドアイの25
今年の募集馬レビューを始めるにあたり、最初に登場するのは、やはりこの馬です。
募集番号1番、アーモンドアイの25です。
父はイクイノックス、母はアーモンドアイ。
まさに日本競馬の歴史的名馬同士を掛け合わせた、今年のシルク募集の象徴ともいえる存在です。
血統背景だけを見れば、間違いなく今年の募集馬の中でもトップクラス。
ただし、募集総額は3億円。一口価格は60万円。
夢の大きさは文句なしですが、出資検討としては「どこまで価格に見合うか」をかなり冷静に見ておきたい馬です。
血統的な夢、母の実績、募集価格、馬体、歩様、厩舎、そして名牝の仔として背負う期待。
評価する側にとっても、最も難しいタイプの募集馬です。
母の名前だけを見れば、最高評価を与えたくなります。
しかし、出資判断では、名牝の仔であることと、募集価格に見合う競走馬になれるかを分けて考える必要があります。
母の実績が圧倒的だからこそ、期待値も募集価格も通常の募集馬とは異なります。
今年の全頭診断では、血統的な夢だけでなく、現在の馬体、測尺、歩様、配合、価格、回収期待まで含めて、冷静に評価しました。
それでは、シルク2026年度募集馬・美浦栗東全頭診断の最初の一頭。
No.1 アーモンドアイの25から始めます。
美浦所属予定馬
アーモンドアイの25
募集番号:1
募集馬名:アーモンドアイの25
父:イクイノックス
母:アーモンドアイ
母父:ロードカナロア
性別:牡
生年月日:2025年2月22日
所属:美浦
預託予定厩舎:木村哲也厩舎
生産:ノーザンファーム
育成:ノーザンファーム早来
募集総額:3億円
一口価格:600,000円
測尺:体高153.0cm/胸囲174.0cm/管囲20.9cm/馬体重435kg
血統評価|これ以上ない夢の配合
まず血統面は、説明不要に近いレベルです。
父イクイノックスは、キタサンブラック産駒の歴史的名馬。
圧倒的な持続力、柔らかさ、成長力、そして世界レベルのパフォーマンスを見せた馬です。
母アーモンドアイは、牝馬として日本競馬史上屈指の存在。
ロードカナロア産駒らしいスピードに加え、芝中距離でも一流の瞬発力と持続力を見せました。
この配合は、単純に「名馬×名馬」というだけではなく、芝のスピード、持続力、瞬発力、柔らかさを高い次元で狙ったものだと思います。
距離イメージとしては、短距離馬ではなく、芝1600m〜2400mあたりまで幅広く見たいタイプ。
母アーモンドアイのスピードと、父イクイノックスの伸びやかさがうまく噛み合えば、クラシック路線まで期待したくなる配合です。
血統評価だけなら、当然 S評価 です。
兄姉実績|母の繁殖力は一定の裏付けあり
アーモンドアイ産駒は、すでに複数の兄姉がデビューしています。
初仔のエピファネイア産駒のアロンズロッドは勝ち上がり済み。
先日の7月19日の福島の2勝クラスでも2着に入っており、このクラスを突破するのも時間の問題。
続く、モーリス産駒のプロメサアルムンドも新馬勝ちを収めています。
もちろん、母アーモンドアイという看板を考えると「勝ち上がり」で満足できる血統ではありません。
ただ、産駒がしっかり勝ち上がっている点は、母としての繁殖力を考えるうえで悪くない材料です。
一方で、現時点ではまだ「アーモンドアイの仔だから重賞級が当然」とまでは言えません。
この馬についても、血統の夢は最大級ですが、実際の馬体・歩様・成長力をきちんと見て判断したいところです。
馬体評価|品はあるが、圧倒的な迫力型ではない
カタログ写真の第一印象は、非常にバランスの良い芝馬です。
首差しから背中、腰、トモにかけてのラインはきれいで、全体のまとまりがあります。
極端に胴が詰まった短距離体型ではなく、芝のマイル〜中距離で良さが出そうなシルエットです。
一方で、3億円という価格を考えると、現時点の馬体は「圧倒的な迫力でねじ伏せるタイプ」ではありません。
胸前やトモの筋肉量はまだ成長待ちの部分があり、完成度で目立つというより、これから良くなっていく余地を残した馬に見えます。
良い点は、全体のバランスが崩れていないこと。
管囲20.9cmも牡馬としては悪くなく、脚元の数字面で大きな不安は感じません。
ただし、馬体重435kg、体高153.0cmという測尺を見ると、現時点で大型の迫力馬というわけではありません。
将来的には470〜490kg台あたりまで成長してくれれば理想ですが、現段階では「完成されたパワー型」ではなく、柔らかさとバネで評価したい良血馬という印象です。
馬体評価は A とします。
歩様評価|大きな減点はないが、Sまで上げるほどの圧倒感はまだない
歩様動画も確認しました。
結論から言うと、歩様で大きく評価を下げる材料はありません。
脚元に大きな嫌なブレは目立たず、前脚の出もおおむねスムーズ。後肢も極端に流れる感じはなく、全体としてまとまりがあります。
後肢の踏み込みは標準以上。
浅くて後ろでチョコチョコ歩くタイプではなく、腹下にしっかり入ってきます。
ただし、超高額馬として見たときに、後肢が深く入り、背腰を大きく使ってグイグイ前に進むような圧倒的な推進力までは、現時点では感じませんでした。
背腰の連動も悪くありません。
首、背中、腰、トモの動きはバラバラではなく、良血馬らしい品があります。
ただ、もう少し背中のしなりやトモの力感が出てくると、より上の評価にしやすいです。
歩様としては、
良質なA評価。大きな減点はないが、3億円馬としてSに上げるにはもう一段の迫力待ち
という見方です。
厩舎評価|木村哲也厩舎は文句なし
預託予定は木村哲也厩舎。
母アーモンドアイを管理した厩舎であり、ノーザンファーム、シルクとの連携も非常に強い厩舎です。
この血統背景を考えれば、最も自然な預託先の一つでしょう。
クラシック級、G1級を目指すうえで、厩舎面の不安はほぼありません。
むしろ、この馬の価値を最大限に引き出すための体制は整っていると見ていいと思います。
厩舎評価は S です。
価格評価|最大の論点は3億円
この馬を評価するうえで、最も難しいのが価格です。
募集総額3億円。
一口価格60万円。
これは、単に勝ち上がれば良いという価格ではありません。
オープン入りでもまだ物足りず、重賞級、できればG1級まで夢を見たい価格帯です。
血統、厩舎、話題性を考えれば高額になるのは当然です。
ただ、出資という観点では、回収期待よりも「夢をどこまで買えるか」という判断になります。
現時点の馬体・歩様を見る限り、良い馬であることは間違いありません。
ただし、3億円という価格を完全に正当化するほどの圧倒的な馬体迫力や歩様のインパクトまでは、まだ感じません。
価格評価はかなりシビアに見て C+。
夢枠としてなら納得できますが、回収重視で考えるなら相当ハードルは高いです。
現時点の総合評価
血統評価:S
馬体評価:A
歩様評価:A
厩舎評価:S
測尺評価:B〜A
価格評価:C
総合評価:A
出資優先度:A
最終コメント
アーモンドアイの25は、間違いなく今年のシルク募集を象徴する一頭です。
父イクイノックス、母アーモンドアイ。
この字面だけで、夢の大きさは他馬とは別格です。
馬体は品があり、バランスも良好。
歩様も大きな減点はなく、脚元や可動域に強い不安を感じるタイプではありません。
ただし、募集総額3億円という価格を考えると、評価はかなり慎重にしたいです。
現時点では「明らかにこの馬だけ違う」と言い切れるほどの圧倒感まではなく、血統と厩舎の夢を含めてA評価という位置づけです。
今後の更新動画で、トモの筋肉量が増し、背腰の連動がさらに良くなり、歩様にもっと推進力が出てくるようなら、S評価まで引き上げる余地はあります。
現時点での結論は、
血統と夢はS。
馬体・歩様はA-。
価格込みの総合評価はA。
夢枠としてなら当然候補だが、回収重視なら冷静に見るべき一頭。
No.2 ソーディヴァインの25
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