【自己破産】借金450万あるのに「起業して返す」と本気で思っていた。弁護士事務所への2度目の訪問と、62万円の現実。
昨日、「弁護士事務所のドアを叩いた」と書きました。 でも実は、一つだけ正直に書いていないことがあります。
私が「自己破産します」と腹を括って申し立てをしたのは、つい先日のことです。 しかし、最初に弁護士事務所に相談に行ったのは、実はその1ヶ月前でした。
なぜ、1ヶ月もの空白があったのか。 そこに、私の「病的な思考回路」が凝縮されています。
■ 「破産が怖い」から「起業しよう」への飛躍
1ヶ月前、最初に弁護士の話を聞いたとき、私は怖気づきました。 「自己破産」という言葉の重み、官僚時代のプライド、社会的な死。 それらが怖くて、現実から逃げ出したくなりました。
その時、私の壊れた脳が弾き出した答えは、信じられないものでした。
「そうだ、自分で事業を興して(起業して)、稼いで返せばいいんだ!」
借金450万円、無職、うつ病。 この状況で、何をどう考えたらそうなるのか。 でも当時の私は、そのアイデアに脳内で熱狂していました。
「知り合いの社長さんに頼み込んで、出資(借金)してもらおう」
全くあてもないのに、さらに借金を重ねる算段をしていました。 事業計画を妄想している時間は、借金の苦しみを忘れられ、ドーパミンが出て楽しかったのです。 現実逃避のための「起業ごっこ」。今思うと、背筋が凍るほど恐ろしい思考です。
■ 友人の言葉で、夢から覚める
そんな浮ついた状態で、ある友人に会いました。 私が熱っぽく語る「起業プラン」を、友人はどう聞いたでしょうか。 多くは語りませんでしたが、その友人との時間こそが、私に冷や水を浴びせ、現実を直視させる機会になりました。
「俺は、何をやっているんだ?」 「借金で首が回らない人間が、さらに他人を巻き込んで金を借りようとしているのか?」
その瞬間、魔法が解けたように、自分が崖っぷちに立っていることに気づきました。
■ 2度目の訪問、そして62万5千円の請求書
私はようやく目を覚まし、再度、弁護士事務所を訪れました。 もう迷いはありませんでした。 「自己破産の申し立てをお願いします」
そこで提示された現実は、シビアな数字でした。
弁護士費用:385,000円
破産管財人費用など:240,000円
合計:625,000円
皮肉な話です。 お金がなくて破産するのに、破産するために60万円以上のお金が必要なのです。 当然、私の手元にそんな大金はありません。
■ 失業保険で「破産」を買う
弁護士の先生と相談し、費用の支払いは「積み立て」で行うことになりました。 原資は、これから受給する失業保険です。
本来、生活を立て直すための失業保険を、過去の清算(弁護士費用)に充てる。 情けないですが、これが今の私に残された唯一の道です。
そして同時に、やらなければならないことがあります。 就職活動です。 破産手続きが進めば、借金はリセットされますが、生活費が湧いてくるわけではありません。 「起業」なんて寝言は言わず、地に足をつけて働ける場所を探さなければなりません。
遠回りをしましたが、これでようやく本当の意味での「スタートライン(マイナス)」に立ちました。
次回は、就職活動の進捗か、これまでの自分をもう少し踏み込んで書こうと思います。
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