Claude Cowork超入門「渡す、任せる、覚えさせる」三原則を学ぶ【生コムギコ#0】
この記事は、2026年8月28日の夜にオンラインで開く「小麦工房の自習室 #5」の講義録である。テーマは「Claude Cowork超入門」。前回の自習室で取ったアンケートで、いちばん多かった要望が「Coworkをもう一度、最初から教えてほしい」だった。それに応える回にする。
そしてこの日は、「生コムギコ」の #0 である。前半45分が自習室、後半45分がグルグリ。「生コムギコ」はライブQ&Aで、今回がその第0回になる。
① 渡す
やることは3つ。渡す。任せる。覚えさせる。 ①がその1つめにあたる。
Coworkには、パソコンのフォルダをまるごと渡す使い方がある。フォルダを1つ選んでつなぐと、その中のファイルを自分で開いて読みにいく。ふだんはこの形で使っている。
ただし今回は、人前で画面を映しながらの実演なので、フォルダは渡さない。 つないだフォルダの名前やパスが画面に出るし、仕事で使っているものが映り込む可能性がある。そこで、PDFをその場で添付する形にした。
やることは変わらない。新しい「プロジェクト」を作って、そこに7月分の8枚を置く。当日は「生コムギコ#0」という名前のプロジェクトにする。プロジェクトというのは、仕事の部屋のようなものだ。詳しくはあとで書く。あとは、その部屋にPDFをドラッグ&ドロップで放り込むだけである。
ここで押さえておきたいのは、渡したものしか見えないということだ。添付した8枚以外は見えない。フォルダをつなぐ場合も同じで、つないだフォルダの外は見えない。パソコンの中を勝手に歩き回られることはない。
自分で試すなら、この①だけでいい。手元のPDFを何枚か添付して、「これ、何が書いてある?」と聞く。読むだけなので、何も書き換えないし、何も消さない。それで感じがつかめる。
「答えをくれる人」と「手を動かす人」
チャットのClaudeを使ったことがある人は多いと思う。あれは、質問すると答えが返ってくる。文章を貼ると要約が返ってくる。答えをくれる人だ。
ClaudeのAIエージェントであるCoworkは、手を動かす人である。自分でファイルを開いて、読んで、新しいファイルを作って、保存する。返ってくるのが文章ではなく、ファイルになる。ここが一番の違いだと思う。
使い分けの線引きをひとつ挙げるとすれば、こうなる。ファイルが1つならチャットで十分。 貼ればいい。ファイルがたくさんあって、結果もファイルで欲しいときが、Coworkの出番になる。「長い資料を要約して」はチャットでいい。「フォルダの中の30個のファイルを整理して」がCoworkだ。
向いていない使い方も3つ挙げておく。
1件だけの作業。これはチャットのほうが速い。わざわざフォルダを渡す手間のほうが大きい。
いまこの瞬間の情報。株価や天気のような、常に動いているものは苦手だ。
そして、判断そのもの。「この契約を結ぶべきか」は決めてくれない。材料は集めてくれるが、決めるのは人である。

