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第九章 ケアマネジャーといえばケアプラン〜わたしが最初に描いた “マイケアプラン” の話〜

未知のケアマネジャーを夢みていたわたしが、
ついに “ケアプラン” を描きはじめた。

といっても、利用者さんのケアプランを作った経験はゼロ。実務経験もない。

だけど、研修で習った知識だけを抱えて、
わたしは“マイケアプラン”を頭のなかで組み始めた。



まずは“意向”から。

自分が描く近い将来、どうなりたいのか。

その次に、その意向に向かうための障害や課題を見つけていく。
完全に自問自答のヒアリング形式やけど、
これが意外にも冷静で、リアルで、腹の底に効く。

問題がだんだん見えてきたところで、次の問いがやってくる。

では、具体的に「何を」「いつまでに」「どうする」のか。

ケアプランの様式そのままに構想を練った。

そして、ついにできた。



長期目標:

『来年の春、いよいよ居宅のケアマネジャーになる。』

この「いよいよ」という言葉が、わたし自身に一番響いた。

ケアプランでは“その人に刺さる言葉を選ぶ”ことが大切やと習ったけれど、
わたしにとってその言葉は「いよいよ」やった。

ここまでよう頑張ったね。
もうすぐ出番やで。

そんな意味を、そっと背中に貼りつけてくれる。



短期目標は……もっと難しかった。

短期目標って、長期より簡単やと思ってた。
でも違った。

短期目標こそが、長期目標を達成できるかどうかの“本当の壁”。

悩んで、向き合って、出てきた答えは意外なものだった。



短期目標:横のつながりを “円” にする。

チームを線で繋ぐんじゃなくて、
ひとつの“円”にする。

円陣のような、縁(えん)のような、
どこからでも出入りできて、誰も排除されない丸。

ケアマネ力はチーム力でできている。
ならばケアマネになる前に、
わたしは チームマネジメント を始めるべきやと思った。



思い立ったら早い。

よし、まずは明日。
いつもより大きい声で挨拶する。
夜勤明けの人には、ちょっとした菓子でも差し入れる。

「機嫌取りやと思われてもいい。
目的は“円”をつくること。」

そう思うと、背中がふっと軽くなった。

以前も一度、なにかを掴んだ時に
“羽が生えた”ように感じたことがある。

でも今回は違った。

今回の羽は……たぶんジェット付き。
未来へ向かって吹き出す推進力があった。



マイケアプランは、机の上で終わる計画じゃなかった。

わたしの足を、心を、そして背中を動かす
“生きているケアプラン” になっていた。



もし、この記事を気にかけてもらえたら
わたしはとってもハッピーです🌸

◆ ケアマネに救われた私が、ケアマネになる物語。
これは、私自身の再生の記録です。


ケアマネ探偵 プロローグはこちら↓
あの日、小さな灯りが生まれた“出発点”から物語が始まります。(連載中)

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