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2020.2.4

この日のことはよく憶えている。
もう生きていけない、と絶望感でいっぱいだった。

どこかの駅に壁画があって、そこに描かれるはサラリーマンのおじさん。
顔を背けて。たぶん早歩き。きっと朝。
にじむにじむ。
あのおじさんの背景が滲む。
おじさんの隣で、壁画になってしまいたい私。
いっそ閉じ込めてもらえたらなと思った。
すみだ北斎美術館に行って、スカイツリーを見て、
水族館にも行った。
くらげを見ながら、人生を考えた。
ーあたしこれからどうしたらいいんだろうね。

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510字

酒井若菜のnote

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