読了📚「恋する殺人者」倉知淳 ※ネタバレあり
こんにちは。
タイトルにある通り、倉知淳さんの「恋する殺人者」を読了しました。
以前読んだ倉知淳さんによる「星降り山荘の殺人」が非常に面白かったので、この本もつい手にとってしまいました。
あらすじ
大好きな従姉の転落死に不審を抱く大学生・高文は、彼に片思いするフリーター女子・来宮を〝助手〞に真相を探っていく。大型猫科肉食獣を思わせる担当刑事・鷲津にあしらわれながら〝捜査〟を進める高文だが、彼が協力を依頼した人が次々と殺されていく。何がどうなっているのか――?〝読書〟の快楽が存分に味わえる、これぞ本格ミステリ。
冴えない男子大学生と夢見るフリーター女子のコンビが可愛い♡
と油断していると、まさかの真実にびっくり‼︎
コメディっぽさと、ミステリ要素の塩梅がちょうど良く、そしてページ数が短いのでサクサク楽しめる作品です。
是非読んでみてください!
以下、ネタバレありです。未読の方は絶対に読了後に。
「星降り山荘の殺人」でまんまと作者の意に引っかかった私。
今回は騙されまいと、注意深く読み進めていきました。
どうやら、冴えない従姉妹大好き男子大学生&夢見るフリーター女子による探偵ものらしいのですが、合間に犯人による一人称形式のページが挟まれます。
その犯人、男子大学生にぞっこんのようです。
殺人の動機、それは男子大学生と結ばれるため。
犯人の行動と夢見るフリーター女子の行動に重なる部分が多く、これ、初めから犯人分かってるやん!
などと、油断してはいけません。
前作で騙された私は、しっかりと復習済みです。
そう、これは叙述トリックが仕掛けられているに違いないのです。
先に結論を言ってしまうと、この作品には叙述トリックが仕掛けられています。
叙述トリックに気がつくと、物語の面白さが100倍増しになります。
先程書いた、
「犯人の行動と夢見るフリーター女子の行動に重なる部分が多く」
これがおそらく重要な点だと思われます。
実はこの夢見るフリーター女子、同年代の同じような生活スタイルの女子とルームシェアをしているんです。
ここまで分かれば、自ずと犯人は見えてきますね。
さて、珍しく犯人を検挙!出来た私ですが…
勿論作者は、それを上回るもう一つの叙述トリックを仕掛けていました。
探偵役の大学生が犯人を当てられた理由。
そこにもトリックがあったなんて…と、天を仰ぎましたね。
2件目の殺し。
聴覚のみの情報、男女両方に用いられる名等々、伏線は張られていたんです。
なのに見破れなかったのが悔しいです。
この作品を読んだ皆さんは、見破れましたか?
倉知淳さんの他作品を読みたい欲が増しました。
とても楽しい読書体験でした📚
