日本妖怪むかし話が出来るまで
今回は、日本妖怪むかし話が出来るまでのやり取りを
覗き見していってくださいね。
では、………

日本妖怪むかし話 第61回
今回の妖怪は「ゲド(外道)」や。
中国地方あたりで言う「憑き物」のことや。
犬神と同じもんやとか、口が縦に裂けたモグラのようなものやとか、イタチとモグラの中間ほどの大きさの足の短い茶褐色の動物やとか言われとる。
これを飼う家は繁栄し台所や納戸で小豆飯を与えて飼うんやて。
うっうっ、ぐっぐっゆう蛙に似た声で鳴くんやけど、飼い主にしか姿は見えへん。
ゲドは、一群れ75匹もいて、その家に女の子が生まれるたびに一群れずつ増え、増えた分はその子の嫁ぎ先について行くそうや。
外道の家が繁栄しとる間は人に取り付かへんけど、悪くなって行くと人に取り付くようになって、やがてその家は滅びてしまうんや。
外道って言葉は、本来仏教語で仏陀を受け入れない異教徒のことを指す。
それが人を罵倒する言葉になったんよ。
それがやがて、憑き物筋のことを言うようになったみたいやね。
ほんで、外道とは憑き物全般を指す可能性があるっちゅう話しがあるみたいや。
ヤクザ映画なんかに出てくる外道って言葉も、人手無し(人間やないもん)が転じたもんみたいやね。

ひィろ、この「外道」は名前の強さに反して、台所の隅で小豆飯もらってる感じが妙に民俗っぽくてええ題材やね。
いくつか伝承の言い回しだけ確認して、note本文として“怖いけど昔話調”に整えるわ。
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