じりコラム:初黒星がファイターを変える ― イリア・トプリアの今後を考える
今回のじりコラムでは、先日のUFCホワイトハウス大会のメインイベントでジャスティン・ゲイジーを相手にキャリア初黒星を喫した、イリア・トプリアについて話していきたいと思う。
イリア・トプリアはジョージア出身で、現在はスペインに住んでいる。
元UFCフェザー級王者であり、元UFCライト級王者でもある、UFC史上10人目の2階級制覇王者だ。
何と言っても17戦無敗で、ジャスティン・ゲイジー戦までは無敗のままUFCフェザー級王者を獲得し、さらに無敗のままライト級王者も獲得したという、負け知らずの超強者だった。
そんなイリア・トプリアがジャスティン・ゲイジー戦で4ラウンド、コーナーストップによる逆転負けを喫し、ベルトを失ってしまった。
今はおそらく休養中だと思うが、陣営の話では年内にも復帰できるのではないか、回復が思ったよりも早いとのことだ。
しかし、俺はじりラジオでも言っているのだが、彼はしっかり休んだ方がいいと考えている。
体の回復はもちろん、脳も非常に大事なので、脳を休めたり、これまでの激戦でダメージを負った体を休めることも重要だ。
一番はやはり心のダメージを癒やし、回復させることだと思う。
そのためには長期休暇も必要なのではないかということを、今回は改めて話していきたい。
俺はこれまでも何度も、MMAにおいてメンタルが非常に重要だと、フィジカルとメンタルの二つが大事だと主張してきた。
MMAはメンタルゲームだと言っているが、それも含めて今回のコラムで書いていきたいと思う。
無敗が生み出す「オーラ」の正体
まず、無敗であることというのは、単なる戦績上の数字以上に非常に大きく、重要なことだと思う。
戦いにおいて無敗のファイターというのは、自分を信じ切っているというか、ある意味自己暗示にかかっているというか、「自分は絶対に倒されない。どんなパンチを食らっても自分は絶対に倒されないんだ」と。
「そして自分のパンチは全て相手をKOできる」という、そのぐらい強烈な自己暗示にかかっている。
これは自分自身だけでなく、その自信や自己暗示は対戦相手にも伝わる。
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FIGHT BOX FITNESS代表 RIZIN公式解説者 YouTube『川尻達也のじりラジオ』
