鳥取1泊2日、4つの正直レポ。大山で足がすくんで、倉吉で力が抜けた。
ゴールデンウィーク、夫婦で鳥取へ1泊2日のドライブ旅に出かけた。 1日目は中国地方最高峰・大山への登頂、2日目は倉吉の街歩きと中国庭園。山、歴史、グルメを一気に詰め込んだ弾丸旅だったけれど、正直きつかった部分も含めてそのまま記録しておきたい。
まずは動画で、この2日間の空気感を見てもらえたら嬉しいです。
① 大山(だいせん)— 山頂の絶景の裏にあった「渋滞」と「怖さ」
標高1,709m、中国地方最高峰の大山に、夏山登山道から登った。ゴールデンウィーク中ということもあって、登山口に着いた時点でかなりの人出。実際に登り始めると、道が細く急な区間では登りも下りも列ができて、正直「渋滞」と呼びたくなるくらい人が詰まっていた。
登り自体は思っていたよりも順調に進んだ。ただし山頂に近づくにつれて風が一気に強くなり、寒さで慌てて上着を羽織る場面もあった。持参していた食事は、リュックの中でしっかり潰れていた。それでも山頂に着いて眼下に広がる鳥取の景色を見た瞬間、ここまでの疲れが一気に報われる感覚があった。震える手でシャッターを切りながら、景色を目に焼き付けようとしていた。
正直にきつかったと言えるのは、むしろ下山のほう。登っているときは気づかなかったけれど、下りながら「自分たちが歩いてきた道が、実はかなり崖に近い場所だった」と実感して、足がすくむような怖さを感じた。往路に約4時間半、復路に約2時間。トータルでかなりハードな行程だった。
アクセス情報
登山口:大山夏山登山道(南光河原駐車場・下山駐車場付近)
駐車場:登山口周辺に有料駐車場あり。GW期間は朝6時までの到着が推奨されるほど混雑
所要時間:登り約3〜4時間半、下り約2〜2時間半(休憩込みで往復6時間前後)
標高差:登山口から山頂(弥山)まで約1,000m
注意点:GW・夏季は登山道が混雑しやすい。防寒着・行動食は潰れない容器に入れることを推奨
② 焼肉あばた — 登頂の疲れを溶かす、無心で食べる時間
下山後、迷わず向かったのが「焼肉あばた」。この日ばかりは景色より肉、という気分で、会話も少なめに黙々と焼いて食べた。登山で使い切った体に染み渡る味で、下山直後にこの店を選んだのは間違いなく正解だったと思う。

疲労と空腹がピークの状態で食べる焼肉は、味の記憶よりも「生き返った」という感覚のほうが強く残っている。これから大山に登る人には、下山後の予定にこういう店を一軒仕込んでおくことを強くおすすめしたい。
アクセス情報
場所:鳥取県倉吉市八屋150-12
営業時間:月・木〜日 18:00〜21:30
定休日:火・水
TEL:0858-27-1229
公式:焼肉あばた
③ 倉吉・白壁土蔵群 — 琴櫻記念館とHarukiya Cafeで街をゆっくり歩く
2日目は打って変わって、白壁土蔵群を散策するのんびりコース。前日の登山の疲れが残る足には、この「歩くだけでいい」観光がちょうどよかった。
朝食に選んだのはHarukiya Cafe。町家をリノベーションした店内は、外の街並みと地続きの落ち着いた空気で、登山の疲れが残る体にちょうどよかった。GW中で観光客も多かったけれど、店内は思ったよりゆったり過ごせた。

白壁の土蔵と赤瓦の町並みが続く通りは、車を停めてからゆっくり歩いて回れる規模感。途中で立ち寄った琴櫻記念館では、倉吉出身の元横綱・琴櫻関の土俵入りの様子や愛用品などが展示されていて、相撲に詳しくなくても十分楽しめた。入館無料というのも気軽に立ち寄れるポイント。
アクセス情報
白壁土蔵群:鳥取県倉吉市魚町・打吹周辺/米子自動車道「湯原IC」「蒜山IC」から車で約40分
駐車場:周辺に複数の観光駐車場あり(無料〜一部有料、GW期間は混雑注意)
琴櫻記念館:鳥取県倉吉市魚町2518/9:00〜17:00・水曜定休・入館無料
Harukiya Cafe:鳥取県倉吉市堺町一丁目861/10:00〜16:00・火水定休
④ 燕趙園(えんちょうえん)— 倉吉の次は、まさかの中国旅行気分
倉吉から車を走らせて向かったのが、湯梨浜町にある中国式庭園「燕趙園」。ここまで山と町家の景色を見てきたところに、極彩色の建築と異国情緒あふれる庭園が現れて、正直「鳥取にいるのを忘れる」ギャップがあった。
回廊や楼閣の朱色と金の装飾は写真映えする、というだけでなく、実際に歩いてみると空間の広さと静けさが心地よい。GWの人出の中でも、園内は思ったより落ち着いて歩けた。1泊2日の締めくくりとして、山・グルメ・歴史・異国情緒までを一気に体験できたのは、鳥取という土地の懐の深さを感じる時間だった。
アクセス情報
場所:鳥取県東伯郡湯梨浜町引地1210
営業時間:9:00〜16:30(閉園17:00)
定休日:無休(1・2月は第4火曜、祝日の場合は翌日休)
入園料:大人500円/小中学生200円/幼児無料
駐車場:270台(無料)
アクセス:山陰自動車道「泊・東郷IC」より車で約8分、JR松崎駅より徒歩約10分
公式:中国庭園 燕趙園
アクセスまとめ
① 大山(夏山登山道)
駐車場:登山口周辺(有料、GW期間は朝6時までの到着推奨)
所要時間:往復6時間前後
② 焼肉あばた
営業時間:月・木〜日 18:00〜21:30
定休日:火・水
③ 倉吉・白壁土蔵群(琴櫻記念館/Harukiya Cafe)
琴櫻記念館:9:00〜17:00・水曜定休・入館無料
Harukiya Cafe:10:00〜16:00・火水定休
④ 燕趙園
入園料:大人500円
営業時間:9:00〜16:30(閉園17:00)
駐車場:270台(無料)

登る前は「GWの大山なんて、渋滞覚悟の修行みたいなものだろう」と思っていた。実際その通りだったけれど、下山後の焼肉と、翌日の倉吉ののんびりした街歩きまでセットで振り返ると、体力を使った分だけ2日目の「何もしなくていい時間」がちゃんとご褒美になっていた。
山でしっかり疲れて、街でしっかり緩む。この振れ幅が、1泊2日の弾丸旅行にはちょうどよかった。次のGWも、また鳥取に来ると思う。
動画では、渋滞する登山道のリアルな様子、山頂の強風、下山後の焼肉まで、そのまま収めています。よかったら覗いてみてください。
夫婦で但馬を拠点に、旅とローカルな暮らしの記録を発信している「Nikori Films」です。今回のような遠出の旅も、地元密着の記録も、これからも正直に発信していきます。
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