研究者のための複数PDF横断検索アプリを作った

論文フォルダをもっと活用するために

研究をしていると、PDFはどんどん溜まります。

先行研究、レビュー論文、学会予稿、スキャンした古い文献、理化学辞典、専門書のPDF。フォルダの中に何百本と積みあがります。

でも、その情報を有効に使えているでしょうか。

  • 「あの論文に、あの言葉が書いてあったはず」と思っても、どのファイルだったか思い出せない。

  • 研究が進んだ今なら、違う目線で読めるかもしれない。

  • 自分の研究で使っている言葉の定義が、昔と変わってきているかもしれない。

手元に眠る「本棚」をさらに有効に使うために作ったのが 、PDF横断検索アプリ SAPIENTIA(サピエンティア) です。


SAPIENTIAがやってくれる、3つのこと

コンセプトはシンプルです。
あなたが集めたPDFを、横串で引いて・分野ごとに整理して・次の発想につなげる。
中身は使う人次第。SAPIENTIAはその道具に徹しています。

① 複数のPDFの中身を、まとめて「横串」で検索する

いちばんの核はこれです。何十本、何百本のPDFの中身を、1回の検索でまとめて調べられます。1本ずつ開いて Cmd+F、閉じて次のファイル——をもうやらなくていい。辞典1冊・数千ページ規模でも、検索した瞬間にリスト化されます。

  • あいまい検索(編集距離) —— OCRの読み取り誤差や表記ゆれ(全角半角、送り仮名のブレ)を吸収。うろ覚えでもヒットします。

  • 日本語正規化 —— ひらがな・カタカナ・全角半角を自動で揃える。

  • 文脈スニペット —— ヒットの前後をその場で表示。開かなくても中身が判断できる。

  • ヒットの横断ナビ —— 矢印で、別のPDFをまたいで完全一致ヒットを渡り歩けます。

② 同じフォルダにまとめて、「その分野でこの語がどう使われているか」を整理する

ここが研究に効きます。
関連する論文をひとつのフォルダにまとめて入れておくと、そのフォルダの中だけに絞って横串検索できます(フォルダ内スコープ検索)。

すると、同じキーワードが、その分野の文献群でどう使われているかが一望できます。

  • ある論文では実験条件として登場する(「○○℃以上で焼結温度を設定」)

  • 別の論文では課題として登場する(「焼結温度の最適化が難しい」)

散らばっていた「1つの語の使われ方」が、フォルダ単位できれいに揃う。「このキーワードの使い方は、この分野で正しいのか?」という執筆中の迷いに、蔵書そのものが答えてくれます。
フォルダは無料で3つまで、Proなら無制限に作れます。

③ 過去にためた情報をまとめて、次の「新しい切り口」につなげる

集めた文献は、読み返して終わりではもったいない。
過去にためた知を起点に、次の発想を引き出す——それが SAPIENTIA のいちばん個性的な機能「周辺領域探索」です。

読んでいる文書のキーフレーズをAIが抽出し、「隣の分野」と「まったく別の分野」を両方カードで提示します。

  • 中距離 —— 隣接する学術領域・応用分野

  • 遠距離 —— 民俗・実用知・自然観察など、まるで畑違いの領域

例:釉薬の研究 → 中距離に「ハッブル望遠鏡の鏡面研磨技術」、遠距離に「ペルシャ青釉の顔料化学」や「マオリの編み目構造」が浮上する。

各カードには Google Scholar・論文リンク・Web検索への導線がつきます。手元の蔵書に閉じず、縦に深く掘るだけの研究に、横からの新しい切り口を差し込む装置です。

さらに、検索ヒットを AI要約 にかければ、「このキーワードが文献群でどう使われているか」を短くまとめてくれます。過去の情報の"棚卸し"が一気に済み、次の一手が見えてきます。


おまけの2つの扉 —— 読む・聴く

検索だけではありません。
SAPIENTIA はそのまま リーダー(続きから再開・しおり・iPad全画面)としても完成しています。
さらに、ページを端末内の音声で読み上げる 「聴く読書」 にも対応(バックグラウンド再生・ロック画面操作・スリープタイマー)。
通勤や家事の時間に、専門書やレビュー論文を耳から入れられます。読み上げ処理はすべて端末内で完結します。


研究者にとっての「効くポイント」を3つだけ

1. 検索・OCR・読み上げは、端末内で完結する

未発表の研究データ、査読中の原稿、契約に縛られた資料——「AIにかけたいけどクラウドに送るのは怖い」場面は多いはずです。

SAPIENTIA の横串検索・OCR・音声読み上げは、すべて端末内で完結します。これらでPDFの中身が外に出ることはありません。

⚠️ ただし AI要約・翻訳だけは注意が必要です。

  • 標準では、対象箇所のテキストを Google Gemini に送信して処理します(PDF全体ではなく、選択・ヒットした部分のテキストのみ)。

  • ただし Apple Intelligence 対応端末(iPhone 15 Pro 以降 / iOS 26+)では完全オンデバイス処理となり、内容は一切外部に送信されません。

機密性の高い資料は「対応端末で使う」または「要約を使わず、検索とリーダーだけで運用する」といった使い分けができます。

2. 日本語のキーワードで、5つの学術DBを同時に引く

日本語で打つだけで、自動で英語・中国語に翻訳して CiNii / J-STAGE / Crossref / arXiv / Semantic Scholar を同時検索。結果のタイトルは日本語に戻して一覧表示します。「似た研究はないか」「この語で何本引っかかるか」の初動調査が一気に済みます。

3. 縦書き・スキャンの和書も、引けて・聴ける

Apple の Live Text OCR で縦書き日本語に対応。古い専門書・辞典をスキャンして取り込み、検索も読み上げもできます。国際系の読み上げアプリが手薄な領域です。


正直に言っておきたいこと

SAPIENTIA が引き受けているのは、「自分が溜めた資料を、端末の中で、引く・読む・聴く・広げるを束ねる」という一点です。
何でも入れて管理するObsidianなどのツールとは少し違います。
でも、手元の iPhone や iPad でも動くので、出先でふっと閃いた単語を過去の論文から調べることができます。

  • サブスクではなく、買い切り ¥1,800(一度きり。以前 ¥1,500 で買った方は再購入不要)。

  • 取り込み・全文横断検索・ハイライト・メモ・リーダー・音声読み上げは無料

  • Pro機能(AI要約・周辺領域探索・学術DB検索・連続撮影OCR)も、最初の14日間は全部お試し可能です。


こんな人に使ってみてほしい

  • 複数の論文を比較しながら書いている大学院生・研究者

  • 英語・日本語・中国語の文献を横断して調べる人

  • 縦書きの和書・古い専門書・辞典をよく参照する人

  • 通勤や家事の時間に、耳から論文を入れたい人


集めた論文は、引き出せて初めて「知識」になる。 大きな本棚を、ポケットの中に。

まずは14日間、全機能を無料でお試しください。

👉 App Store で「SAPIENTIA」と検索
https://apps.apple.com/us/app/sapientia/id6761721069

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