山の足跡 2026年1月1日鷹ノ巣山登山
間食
カロリーメイト 水2.6L
食事
おにぎり 菓子パン キムチ鍋
初日の出を見に行こうとふと思い立ちました。
気軽に登れる山だとしたら
雲取山や蛭ヶ岳がまず候補に上がります。
どちらも山頂に小屋があり、寒さを凌げます。
しかし、往復20kmくらいの距離は
痛めた足と冬の凍結した道に不安が残ります。
しかも、どちらも人気がある山なので
早朝でも登山者がたくさんいそうです。
というわけで登山口が近く距離も短い
鷹ノ巣山を登ることにしました。
真っ暗な道をひたすら運転してやっと登山口に到着。
慣れたはずの景色も暗さと寒さでただただ不安。
荷物を整えて歩き始めました。
鷹ノ巣山の登山口近辺は浅間神社とあるので
元朝参りも兼ねています。
もっとも、今まで経験したどの神社よりも
真っ暗で人の気配が無く
ひっそりというにはあまりに寂しい、
いや、寂しいを通り越して不気味な雰囲気でした。

最近はクマ出没のニュースも多く
獣の出没がただただ怖い。
ヘッドライトと大音量のAudibleで
獣よけも兼ねつつ、少しでも気を紛らわします。
それほど長い道ではないはずなのに
あまり進んでいる感覚がありません。
暗さと落ち葉の多さが相まって
ますます登山動画不明瞭になります。
見上げた空からは木々の隙間を貫く星灯り。

道を外さないように。
足を踏み外さないように。
獣に会わないように。
慎重に歩き続けます。
そして、気がつけば避難小屋に到着しました。
いつもなら手前に水場があるので
必ず気づくはずですが
(水場が枯れていたのは帰りに気づく)。
小屋の窓から灯りが漏れています。
室内には2名の登山者がいらっしゃいました。
誰もいないだろうと思っていたけれど
やはり初日の出を見にくる方はいるようです。
少し座って休憩。
トイレに行って起きていた方と少し立ち話。
日の出まで食事を作って時間を潰す予定でしたが
さすがに就寝中の方もいるので
少し早いけれど山頂を目指すことにしました。

登頂。
なんと標識の裏にテントが。
それ以外に人はいません。
荷物を広げてアルコールストーブに火をつけ
ツェルトの中に入って暖をとります。

とにかく寒い。
冷たさが痛さに変わるほどの寒さ。
考えてみると今日の装備は移動に最適程度。
歩みを止めてしまうと途端に寒くなります。
家を出る前に見た天気予報では
山頂はマイナス10度くらいだっただろうか。
アルコールストーブをツェルト内に入れられれば
ずっと暖かくなるのだけれど
残念ながらエタノール燃料を使うと
閉鎖空間では目が痛くなるので
それはできません。
ハクキンカイロに手を当てつつ
夜明けを待っていると少しずつ関東平野が
明るくなってきました。
一人もいなかったはずの登山道。
日の出の時間が近づくにつれて
どんどんと山頂に人が集まってきました。
日の出から離れた場所にある富士山は
はっきりとしながら淡い色合いを見せています。
とても良い初日の出でした。

人がはけた山頂で鍋に火をかけ
キムチ鍋を作りました。
鍋という食べ物は不思議なもので
体の中に強い熱を生み出します。
我慢し続けたはずの寒さが消えて
あっという間に身体中がぽかぽかしてきました。
おにぎりを食べようとしたら凍っていたので
残った鍋に投入。
おじやにして全部平らげた頃には
すっかり体は活力に満ちていました。

美しい富士山と南アルプスの景色を眺めながら
あとはのんびり下山。
あれほど不安に満ちていた夜道が
嘘のように穏やかな様相に変わっていました。

浅間神社には複数の社があるので
一つ一つお参りしながら登山を終了。
新年初めの登山も楽しく終えることができました。
今年もまた、マイペースで山登りを楽しめたらいいなぁ。
そんなことを考えながら登山口を後にしました。
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