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藤井川ダム【茨城県東茨城郡城里町G】|本堤と洪水吐が分かれた独立配置の再開発ダム

《ダム概要》
藤井川ダムは、茨城県東茨城郡城里町下古内にある、かんがい・洪水調節・河川維持・上水道を目的とした重力式コンクリートダムで、那珂川水系藤井川に位置している。 

本堤は非越流型で、非常用洪水吐は堤体から離れた場所に独立して設けられており、ラジアルゲート3門を備えた特徴的な配置になっている。
もとは昭和31年に防災専用の穴あきダムとして築かれ、昭和52年の多目的化を経て、さらに再開発により現在の姿に改められた。
以下、見えた範囲を、
いつものように記録していく。


《簡易スペック》

所在地:茨城県東茨城郡城里町下古内
河川:那珂川水系藤井川
着手/竣工:1991/2009(再開発時)
目的:A/かんがい、F/洪水調節、N/河川維持、W/上水道
形式:G/重力式コンクリート
堤高/堤頂長:37.5m/90m
貯水量:総 4462千m3/有効 4212千m3

《現地メモ》
駐車はダム本体左岸側に駐車場、非常用洪水吐側は手前に広い路側帯があり
ダムが見えてもあわてなくて大丈夫です。
トイレはホロルの湯や周辺施設側を利用する前提で見ておくと安心です。
ダム本体は下流側から徒歩で近づけますが、金網や管理区域があり、近づける範囲は限られます。洪水吐を真正面から見るには河川敷側へ入る必要があり、藪や足元の状況には注意が必要。

写真撮影は2015年5月
茨城県 藤井川ダム 全体図
まずは藤井川ダムの全体図。
非越流型重力式コンクリートダムつまり
堤体本体と非常用の洪水吐が離れた配置。
茨城県 藤井川ダム 非越流型重力式コンクリート
非越流型重力式コンクリートダムで
私が実際に行ったことあるのは東京都の小河内ダム
ダム下流から徒歩で近づけます。
バルブ放流してますね。
茨城県 藤井川ダム 正面写真
ど真ん中には高圧ラジアルゲート
石川県の赤瀬ダムも下部にありますね。
完成後に堤体の穴あけ施工って難工事でしょうに。
堤体を見渡しても非常用洪水吐ゲート類はない。
渋い色合いの堤体・・・〇 〇 が気になる・・・
茨城県 藤井川ダム 通気口
近くにある温泉施設(ホロルの湯)の排熱口・・・
ではなく。ダム設備の通気口/換気口でしょう。
徒歩で来れるのはココまでです。
金網越しに撮影。堤体本堤には近づけません。
茨城県 藤井川ダム キャットウォーク
堤体に這うように配線配管と管理通路
キュッと!直角に曲がります。
管理通路の土台▽が頼りないですが・・・

▶藤井川ダムサイドに移動

茨城県 藤井川ダム 左岸側 本堤
ゲートがないと堤体の雰囲気も変わるもんですね。
ちょっと大きい砂防堰堤みたいな。
茨城県 藤井川ダム ダム諸元表
ダム堤体左岸側にあるダム諸元表。
現地の岩をぶった切って利用したんでしょうね。
ダム下流側を見下ろします。
先程まで居た川沿いの通路が見えますね。
この建屋部分が後付けで穴開けた
常用洪水吐ゲートの操作室。
茨城県 藤井川ダム コースターゲート
点検時に使うコースターゲート(予備ゲート)
普段は吊り上げられたままです。
堤体の色合いが実に渋い。
大き目の砂防堰堤なんて言ってゴメンナサイ。
茨城県 藤井川ダム 天端道路
この天端の狭さが昭和の面影を残しますね。
完成当時は日本最大級の治水専用ダム
実務に特化した飾り気のない操作室。

▶離れた位置にある洪水吐へ

距離的には400m程度西にある洪水吐(余水吐)へ
ちょうどゲート操作室側に歩道があります。
茨城県 藤井川ダム ホロル親子像
橋の袂には城里町に伝わる伝説のフクロウ
「ホロル」の親子像が飾られてます。祭られてる?
三角屋根のログハウス風操作室。
向こうに見えるのは野外活動センターふれあいの里
赤みの強いオレンジ色
巻上機の根元部分が繋がってますね。
補強用なのかな?竜神ダムにも棒がありましたね。
参考写真(茨城県 竜神ダム)
茨城県 藤井川ダム 非常用洪水吐 巻上機
完全にゲートが締まってる状態でこの巻具合。
ゲート巻上機の力強さたるや。

▶対岸より非常用洪水吐を観察

藤井川を渡ってすぐ見えます。
道路脇に広い砂利スペースがあります。
森の中に鎮座するゲート群。
この写真だけ見るとコレがダム本体にも見えます。
茨城県 藤井川ダム 非常用洪水吐 ラジアルゲート3門
立派なラジアルゲート3門。
真正面から撮影するためには河川敷を
もう少し進まないと行けません。藪です。
可愛らしい操作室が4棟。ちょっと窓小さくない?
ゲート色は赤寄りのオレンジ?
重厚なラジアルゲート。
支柱(ピア)の取り付け部分が強靭。
穴あきダム時代(独身時代)の写真を
ざっと探しましたが一切見つからなかったです。
「まぁ~昔のことはいいじゃない幸せなら」

※本記事は2024年公開記事を再構成し、写真を追加した再投稿版です。

藤井川ダム 見どころ3選

1.本堤と洪水吐が分離した、藤井川ダム独特の見応え
2.ラジアルゲート3門が並ぶ森の中の非常用洪水吐
3.非越流型でゲートを持たない本堤の素っ気ない顔つき

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