【転職支援】「私の紹介で決まらなくていい」と思った先に起きた「21日でスピード内定」エピソード
こんにちは。
自分の可能性に挑戦する複業家の高橋です。
人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、
いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていきながら、
多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げ、
転職エージェントやインサイドセールス、
インターンシップ参画などを通じ
自身の可能性、潜在能力の開発と多くの方への貢献を広げるため
「パラレルワーク」を拡張させています。
現在はnoteからも応募できる
「創作大賞2026」にエントリーし、入賞にチャレンジしています!
最新の自己紹介の記事はこちらです。
※先日、5/23にリライトしました!
先日、ある方の転職活動を支援し、
公式LINE登録からわずか約21日で内定が決まりました。
私が転職エージェントとして支援してきた中では、
最速スピード記録です。
転職サポートのフローとしては
書類の準備。
求人選び。
企業研究。
面接対策。
応募後の振り返り。
この21日という約3週間の中に、
さまざまな出来事が凝縮していました。
結果だけを見れば、
「短期間で内定を出せた成功事例」と表現できるかもしれません。
しかし、
今回の支援で私が一番うれしかったのは、
21日という数字ではありませんでした。
相談者の方からいただいた、
「精神的にも支えられました」
「高橋さんが担当で良かったです」
という言葉でした。
この言葉をいただいた時、私は改めて考えました。
・転職エージェントの仕事とは、何なのか。
・求人を紹介して、入社を決めてもらうことなのか。
・自分のエージェントとしての売上をつくることなのか。
それとも、
目の前の方が自分らしい道を選べるように支えることなのか。
結論から言うと、
転職支援とは、求人を紹介する仕事ではない。
相談者が自分の力で人生を選べるよう、
可能性と情報と安心を届ける仕事である。
今回の21日間は、
決して綺麗ごとではなく
その原点を私自身が教えていただいた時間でした。
今回は、とある内定者の方へのご支援から学んだことを
綴らせていただきます。
※本記事は、名前を伏せてご本人に記事化を快諾いただき
執筆させていただいています。
成約を意識していた自分に気づいた

一般的に、
転職エージェントの仕事には、数字があります。
何人と面談したか。
何件の求人を紹介したか。
何社へ応募していただいたか。
何人が内定し、入社したか。
仕事として取り組む以上、成果を出すことは大切です。
これは転職エージェント業に限らず
会社から給料をいただき、仕事を任されている以上、
数字に責任を持つ必要もあります。
私も、成果を否定するつもりはありません。
しかし以前の私は、
相談者の方に向き合い、
転職成功に導き喜ばれることを目的としながらも、
心のどこかで「成約」を意識していたと思います。
自分が紹介した会社へ入社していただきたい。
自分の支援で結果を出したい。
転職を成功させ、エージェントとして認められたい。
表面では相談者のためと言いながら、
どこかに
自分の成果、自分の評価、
自分の優越感を求める気持ちがありました。
私は22歳の時に、
営業会社を解雇された経験があります。
結果が出なければ価値がない。
数字をつくれなければ必要とされない。
そのような考えが、
自分の中に長く残っていました。
だからこそ、
今までは知らないうちに、
「相手の成功」と「自分の成果」
を同じものとして捉えていたのかもしれません。
もちろん、両方が重なることもあります。
自分が紹介した求人で転職が決まり、
相談者も満足し、会社にも利益が出る。
それは理想的な形です。
しかし、
相談者にとって一番良い道が、
必ずしも自分の紹介する求人とは限りません。
他の転職エージェントが持っている求人かもしれない。
企業へ直接応募した方がよいかもしれない。
今は転職せず、現職に残る方がよいかもしれない。
副業から始める道もあるかもしれない。
独立、起業に道を目指すための整えの転職がよいかもしれない。
その時に、
自分の利益を優先して選択肢を狭めてしまったら、
それは誰のための支援なのでしょうか。
もちろん、求職者のため、ですよね。
(採用を目指す企業目線も、外してはいけないのですが)
今回の私は、
相談者の方と向き合う中で、
自然とこう思えるようになっていました。
「私の紹介で決まらなくてもいい」
「この方が納得できる道へ進み、幸せになれればいい」
以前の私であれば、
頭では理解できても、
心からは思えなかったかもしれません。
しかし今回は、
成約への執着を手放していました。
すると不思議なことに、
支援の幅が大きく広がっていったのです。
利益にならない情報まで、友人に惜しまず渡した

私が今回、ご支援させていただいたのは
つい先日まで一緒にインサイドセールスで働いていた
35歳の女性・Kさんでした。
Kさんは私と世代も近く、
出社した時も気さくにお話できる親近感がある方で、
それとは別に仕事を離れると3児のシングルマザーとして
朝から晩まで日々、ママとして家事育児に奮闘されている実情も
聞かせていただいてました。
しかしKさんはハードワークにも関わらず
いつも明るく、前向きに業務に取り組まれていて
以前からなんとなく、真面目で責任感あるお人柄に
魅力を感じていました。
その中で、Kさんが転職活動をされている事を知り、
苦戦をされている事情を聞いた私は
「生活もかかっているし、早く転職先見つかるといいな」
という想いから、転職エージェントをしていること、
何か力になれたらと声をかけた事が転職支援のきっかけでした。
私は今回、
Kさんのいち早くの転職成功に向け
自身の紹介企業で転職に導くことは一切こだわらず、
自社で紹介できる求人だけに絞らず
さまざまな選択肢をお伝えしました。
・他の転職エージェントの活用方法。
・企業へ直接応募できる求人サイトの情報提供。
・離職期間中の資金調達の手段についての情報提供。
・今後のキャリアにつながる働き方の選択肢の提供。
このように、他社情報や知人の紹介といった
私の利益にはならない情報もありました。
それでも、
相談者の方にとって役に立つ可能性があるなら、
惜しまずお渡ししたいと思いました。
少し話が逸れますが、
転職活動では、
情報の量だけではなく、整理の仕方が大切です。
今はスマートフォンを開けば、
求人情報も面接対策も簡単に見つかります。
AIへ質問すれば、
選考書類や企業の特徴や想定質問も
短時間でまとめてもらえます。
ただし、
情報が多いほど迷ってしまうこともあります。
AIやスマホを上手く活用できないと、
意思決定の邪魔になりかねないのです。
どの会社が自分に合うのか。
何を優先すべきなのか。
自分の強みをどう伝えるのか。
ネットにある正解をそのまま使ってよいのか。
特に、画面上のやり取りに慣れている
20代、30代のビジネスパーソンの方にとって、
対面やオンライン面接で
自分の考えを正確に言葉にすることは、簡単ではありません。
文章なら、考えてから送れます。
しかし面接では、
相手の表情を見ながら、
その場で答える必要があります。
正解を探しすぎて、言葉が止まることもあります。
準備した文章を正確にアウトプットすることに囚われがち。
準備した文章を思い出そうとして、
本来の人柄が見えにくくなることもあります。
だから私は、分析をAIに頼む要素もありますが
AIだけに頼らず、
私自身が相談者の方との対話から感じたことを言葉にしました。
・どのような場面で力を発揮してきたのか。
・困難にどう向き合ってきたのか。
・どのような人への気づかいができるのか。
・本人が当たり前だと思っている行動の中に、どのような強みがあるのか。
AIは、情報を整理することが得意です。
しかし、
その方が話す時の表情、声の変化、
迷いながらも前へ進もうとする姿勢まで、
AIは汲み取れません。
話が戻りますが、
私は今回、ご支援したKさんの方との会話を重ねる中で、
「この経験は、こういう強みとして伝えられるのではないでしょうか」
「この時の行動には、責任感が表れていると思います」
「募集ポジションのミッションは、こういった要素が求められます」
「ここは立派に見せようとせず、ご自身の言葉で話した方が伝わります」
と、一緒に対策を整理していきました。
企業研究や面接対策では、会社の仕事の休日も使いました。
※前置きですが、
私は派遣社員で組織開発支援のインサイドセールス業など
複業しています。休日とは、派遣社員の仕事の「休日」です。
もちろん、
休日に働くことを誰にでもすすめたいわけではありません。
健康な生活を営むために、自分の体調や時間を守ることも大切です。
それでも今回は、
「今、この方に必要な支援を届けたい」
という気持ちが自然と湧いてきました。
つまり、会社員のやらされ意識という動機ではなく
自分の成果を飾りたかったわけでもなく、
ただ、目の前の方が本来の力を発揮できる状態を
何とかつくりたいという一心でした。
“奉仕”とは、
自分を犠牲にすることではなく
自分が持っている力を、必要としている人へ惜しまず使うこと。
私は今回、
自己犠牲と奉仕の違いを少し理解できた気がします。
私一人がつくった結果ではなかった

Kさんは離職されているとは言っても
日々、育児家事もあって多忙にもかかわらず
真摯に転職活動に取り組まれていました。
今回、約21日で内定が決まったのは、
私の力ではありません。
何より、Kさんは非常に努力家でした。
私がお願いした面接対策の準備も、
スピーディーかつ丁寧に取り組んでくださいました。
企業研究や、ご自身の経験の振り返り。
想定質問への回答例の作成。
面接後に良かった点と改善点を電話にて整理する。
次の面接までに修正・強化する。
一つひとつの行動が早く取り組む姿勢も真摯で、
応募企業だけでなく
エージェントの私に対する受け答えもいつも丁寧でした。
転職エージェントのサポートにも限度はあります。
支援する側がどれだけ情報を渡しても、
最後に行動するのは本人だからです。
面接を受けるのもご本人。
自分の経験を話すのもご本人。
入社する会社を決めるのもご本人です。
代わりに面接を受けることはできません。
その方の人生を代わりに生きることもできません。
だから、仮にご紹介企業が内定となっても、
承諾を誘導してはいけません。
できるのは、
・準備を手伝い、見えていない強みを言葉にし、
不安で立ち止まりそうな時に隣で声をかけること。
・納得のいく選択をするための判断材料となる情報の提供
今回、Kさんは面接本番でも本来の力を発揮されました。
準備した言葉をそのまま暗記して話すのではなく、
ご自身の経験や考えを自分の言葉で伝えられたのだと思います。
事前に取り組んでいたと共有を受けましたが、
限られた時間の中でギリギリまでイメトレに取り組まれていました。
その結果として、内定につながりました。
紛れもなく、ご支援した方の努力と実力の結晶です。
転職市場としては、Kさんは厳しい闘いでした。
35歳で転職回数も複数回あり、直近は派遣社員。
今回は正社員転職でしたので、
採用側からすると書類選考で振るいにかけられやすい。
育児家事との両立のためにリモートワークを希望もされていたので
私がご紹介できる求人も限られていた中でご支援していましたが、
Kさんは数少ないチャンスを自らの努力と熱意でものにされました。
終始、1社1社への準備への真剣さを感じていたので
21日という短い期間で結果が出たのは、必然だなと。
求人との出会い。
選考の時期。
企業との相性。
相談者の方の努力。
さまざまな条件が重なった結果です。
だからこそ、
私はこの出来事を自分の手柄にはしたくありません。
一方で、単なる偶然だったとも思っていません。
私なりに、
・一緒に働いていたからこそ知っていた、
Kさんの強みを言語化してお渡しする。
・Kさんの心境を理解しようとする。
・役立つ情報を惜しまず渡す。
・Kさん本人も気づいていない可能性や称賛の言葉を伝える。
・不安な時に安心を届けたり、励ます。
・本人が行動する後押しをする。
これは転職支援のサポートでしたが、
今回、この積み重ねから
別の仕事でも使える大切な考え方があると気づきました。
支援とは、
相手の代わりに答えを出すことではなく
相手が持っている力を、自分で使える状態に整えることである。
今回の内定は、
相談者の方と私が一緒につくった結果でした。
そして私の方こそ、
相談者の方の行動力や素直さ、努力する姿勢から、
多くのことを学ばせていただきました。
人生の主人公ではなく、隣を歩く人でありたい

Kさんの内定が決まった時、
自分のことのようにうれしかったです。
約21日という最短記録は、
一つの結果としては自信になりましたが
そこに喜びがあったわけではありません。
私の心に一番残ったのは、
ご支援させていただいた方からの
「精神的にも支えられました」
「高橋さんが担当で良かった」
という言葉でした。
私は以前から、
“人へ火をつける存在になりたい”と思ってきました。
前へ進みたいけれど、最初の一歩を踏み出せない人。
過去の失敗から、自分を信じられなくなっている人。
情報が多すぎて、何を選べばよいかわからない人。
そのような方へ、可能性、情報、安心を届けたい。
今回の支援を通じて、
私は「人の気持ちを動かし、精神面を支えること」が、
自分の中から自然に出てくる力なのかもしれないと再確認しました。
自分で言うのはおこがましいですが、
これは私が大切に育てていきたい特性です。
ただし、
「私は人を支えられる特別な存在だ」
とおごるつもりはありません。
相手のことをすべて理解したと決めつけない。
自分の考えを正解として押しつけない。
目の前の方から学ぶ姿勢を持ち続ける。
今回の出来事を
“美しい成功事例”として胸に留めながらも、
次の支援ではまたゼロから向き合う。
人ぞれぞれ、能力もバックボーンも異なるから。
転職支援とは、相談者の人生の主人公になる仕事ではなく
主人公である本人が、自分らしく歩けるよう
隣で支える仕事であると
今回の21日間を通じて、改めて学ばせていただきました。
その姿勢を、私の他の複業でも大切にしたいです。
営業でも同じです。
自分が売りたい物を押しつけるのではなく、
相手が困っていることを理解し、必要な情報を届ける。
インサイドセールスでも同じです。
面談の約束を取ることだけを目的にせず、
相手にとって今話す価値があるのかを考える。
その他、
コーチングでも、講師の仕事でも同じでしょう。
答えを一方的に与えるのではなく、
相手の中にある考えや力を引き出す。
そして、人間関係でも同じです。
自分の正しさを通すのではなく、相手を理解しようとする。
自分が得ることばかり考えず、相手のために何を渡せるかを考える。
私が今回学んだことは、三つあります。
(1)相手を理解しようとする姿勢。
(2)惜しみなく支援する姿勢。
(3)本人の可能性を言葉にする姿勢。
この三つは、
仕事の種類が変わっても使い続けられるものだと思っています。
私がこれから
営業、転職支援、
そして自身も知り得ぬ未来の今後の活動に向けても
中心に置きたい考え方です。
私は、
すべての答えを知っている人ではありません。
相談者より優れた人でもありません。
相手の人生を決める人でもありません。
一貫していきたいのは
相手が本来持っている力を発揮できるよう、
必要な可能性、情報、安心を届ける伴走者でありたい。
そして私自身も、
相手から教えていただきながら、一緒に成長していきたいです。
21日という記録は、いつか更新されるかもしれません。
(世の中には、もっとスピード内定に導いている凄腕エージェントもいるでしょう)
しかし、
「高橋さんが担当で良かった」
という言葉をいただいた時の気持ちは、
これからも忘れたくありません。
プロとして数字を追うことは大切です。
転職のプロとして結果を出すことも大切です。
ただ、
その数字の先にいる一人の人生を見失ってはいけません。
結果は、相手を大切にした先についてくるものである。
私は今回、
この“順番”を相談者の方から教えていただきました。
皆さんは、
仕事をする時、目の前の数字の先にいる人を見られているでしょうか。
自分の成果にならなくても、その人のために渡せるものはあるでしょうか。
私もまだ、
理想の伴走者になれたわけではありません。
だからこそ、
おごらず、決めつけず、目の前の一人に向き合い続けます。
そして、関わった方が
自分の人生を自分らしく歩けるよう、
これからも全力で隣を歩いていきたいと思います。
改めてKさん、転職おめでとうございます。
転職エージェントとしては役目は一区切りですが
入社後のフォローやKさんの今後のご活躍を願いながら、
引き続きご支援していきます。
【各種マガジンのご紹介】
これまで10000フォロワーに至るまでにまとめてきた
各種マガジンのリンクも 最後に貼らせていただきます。
キャリアや転職活動、読書感想。
それぞれの自身の体験記、実践知から
毎日綴ってきた自分自身の記録でもありますので、
ぜひ読んでみてください。
高橋に転職相談したいという方は
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