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視線のチカラについて
視線にはチカラがある。
人の弱さをいたわる視線は、ときに上から目線になりつつも、優しいチカラを持つ。
人の真実を理解しようとする視線は、ときに誤解しつつも、あたたかい労りとなる。
人のつらさを分かろうとする視線は、ときに表面的な理解にとどまるが、つらさを抱える当事者にとって、何よりも励ましとなる。
視線にはチカラがある。
やわらかい愛の視線がある。
さわやかな切れのある視線がある。
深い共感を秘めた、遠いまなざしもある。
どれも尊い視線だ。
視線は、あとに残らないが、確かにその目を覗き込んだ人に、ある種の感銘を与える。
視線は嘘をつかない。
視線は、その人の感情をダイレクトに映し出す。
視線は、その目を見つめ合う当事者の人間的な関わり、そのものなのだと思う。
