[単語・熟語帳編]私が東北大英語を突破した英語の参考書
1. はじめに
数学編に続き、今回は文系受験生が「絶対に得点源」にするべき英語の勉強法を公開します。
英語は、正しい努力をすれば必ず得点を得られる、勉強量がものをいう教科です。だって、英語話者の人口はなんと19億人もいるんです!勉強すれば理解できないわけはないんです(暴論気味ですが、、、)。
皆さんは長文を読んでいて、わからない単語や熟語が出てきて文脈から推測しようとして、時間を食ってしまったもしくは、一個わからない単語や熟語が出てきてそこから何も内容が入ってこなかったという経験はありませんか?
多くの先生たちは、単語帳は一冊で十分だといいますが、私はそうは思いません(実際私は、三冊の単語帳を仕上げました)。むしろ、単語・熟語帳をどれだけ仕上げたか、単語や熟語をどれだけ知っているのかが英語でどれだけ得点をとれるかにかかわってくると思います。
この記事では、私が実際に使った英単語・熟語帳とそれを使った共通テスト、二次試験対策の勉強法、またその運用スケジュールについて解説したいと思います。
以下は目次となります。
2.おすすめ英単語帳
英語の基本は圧倒的な語彙力だと思います。私は難関国公立の長文で「知らない単語で詰まる」という状態をゼロにするため、時期に合わせて参考書をステップアップさせていきました。ここで求められる語彙力のレベルとは、難関国公立の問題で出がちな、難しい単語の意味を推測させてその単語と似た意味の単語を選ばせる問題において、その難しい単語の意味を推測することなく、知っているレベルのことです。
①『ターゲット1900』
この単語帳は私が受験した東北大をはじめ、最難関国公立英語の土台で基本中の基本です。高3の夏休みが終わるまでに、1〜1900すべての単語を反射で意味が分かるレベルまで完璧に仕上げます。ターゲット1900は高3の夏休みにマストで仕上げるべきものです。
そして、この単語帳の役割は長文読解のみにとどまりません。ターゲット1900で出てくる単語は英語から日本語に訳せるだけでは足りません。日本語から英語に訳せるレベルに習得してください。めんどくさいとは思いますが、これによって長文読解の対策のみならず、英作文の対策までできます。
いろんなところで、英作文は中学校レベルの単語をうまく使い、減点をなるべくさけるべきだという意見を聞きますが、実際に過去問を見てみればわかると思いますが、到底中学校レベルの英単語で書けるものではありません。
実際に私が受験した2025年東北大の和文英訳問題を見てみましょう。
Ⅳ 出典:古田徹也『いつもの言葉を哲学する』
問2
すなわち,相手の主張や批判に対して瞬時に切り返す言葉が「論破」としてもてはやされ,相手がそれに対して間髪入れずに反論しなければ「論破された」と判定される,という光景だ。
あなたが受験するときに、これを英訳しろという問題が出たとします。は?て感じになりますよね。このレベルを英訳できないといけないんです。直訳する必要はないにしても、ある程度の英単語のレベルは要求されていることは容易にわかると思います。だからこそ、ターゲット1900レベルの単語なら、英語から日本語だけでは足りないのです。日本語から英語に訳せるレベルにまで極めましょう。
まだ、ターゲットを一切覚えていないという人は毎日200単語ずつ周回させましょう。1900というくらいだから約10日間で終わります。一周しただけでは全く覚えられないでしょう。その後は一日で一周するスピードでやっていきましょう。やっていくとわかるのですが、何周もしてみると意外とサクサク進むので、そこまで単語帳は苦になりません。
②『速読英単語上級編』
ターゲットが終わったら、秋から共通テストまでの期間でこれを完璧にします。
私が共通テストリーディングで満点をとり、英語を武器に二次試験を戦えたのは本当にこの単語帳の影響が大きいと思います。
この本の最大の目的は、難単語の補強ではありません。この単語帳のタイトル通り「長文に出てくる英文を、共通テストで必要なスピードで読める速読力を鍛えること」にあります。この単語帳に出てくる英文は大学の過去問で構成されています。ですので、構文や語彙は難しいものが多いですが、逆に言えばこのレベルの英文をすらすら読める感覚を身に着けられれば、共通テストレベルの英文でつまずくことはまずなくなるということです。初めは、英文を読んでも理解できないところが多いと思います。というかこのレベルが読める人はほとんどいませんし、いるなら英語の勉強はそこそこにほかの教科に手を付けるべきです。
日本語訳を見ながらでいいので英文をすらすら読む感覚をここで身に着けられればこの単語帳は制覇したといってもいいと思います。
何度も言いますが、ここで必要なのは英語をすらすら読むという感覚です。英語を英語として意識しすぎないことがすごく重要です。この文章を読んでいるときに、特に意識することなくすらすら読んでいるのと同様に流れるように読む感覚を身に着けてほしいです。本当にこれが大事です。
ターゲットを終わらせてからやってみるとターゲットででた単語の派生語があったり、今までの模試で出た単語があったりで、意外にも初めて見た単語であることは少ないので、初見でターゲットをやるほどの時間はかからないはずです。
③ 『英検パス単 準1級』
私はこの単語帳を受験直前期まで回していました。
正直に言うと、ここに出てくる単語はしょっちゅう長文に出てくるというわけではありません。各人の進捗状況によっては、必ずしも必須級というわけでもないです。ただ、これを読んでいる受験生が今やる余裕があるというなら、ぜひやってほしいと思います。これをやれば、ほかの受験生との差をつけられるというのは間違いないです。
私は、国語の勉強を完全に捨てることで、ほかの受験生よりは英語や数学に割ける時間が割と多かったので、この単語帳を仕上げました(私の国語捨て、英語数学に全振りという勉強法を採用していただけるなら十分にやる価値はあると思います)。
この単語帳のいいところは、単語にとどまらず熟語も載せていることです。後述する速読英熟語には載っていないけど、そこそこよく見るレベルの熟語が意外と載っているので、この単語帳をやると決めた方はぜひ、熟語までやってほしいです。
3.おすすめ英熟語帳
①速読英熟語
この熟語帳をおすすめするのもやはり、速読英単語と同じ理由です。英文をすらすら読む感覚を身に着ける。これに限ります。
熟語をやらないという人もいますが、正直あまりお勧めはできません。長文問題にはたいてい、英文和訳問題が出てきますが、ここにはたいてい熟語がふくまれているからです。それも、単語として訳してみてもそこまで不自然じゃないような文脈で熟語が出てきます。(英語の問題を作っている教授たちもこのようなミスを誘発するのが狙いなのでしょう)。
ですので、私のこの記事を読んでいる皆さんにはこのような罠に引っかからないためにもぜひ熟語帳をやってほしいと思います。
3.おわりに
ここまで、私が難関国公立の2次試験を突破するために実践した、単語・熟語帳の具体的な運用法を紹介してきました。
英語はどれだけ泥臭く単語・熟語を仕留め、どれだけ多くの英文を「日本語と同じように流れる感覚」になるまで繰り返し読んだかという、純粋な作業量の勝負です。
「単語帳は1冊でいい」という甘い言葉に流されず、周りの受験生が立ち止まっている間に、圧倒的な語彙力と速読力を手に入れてください。手元の単語帳を今日からどう回すか、その1日単位の積み重ねが、本番であなたを確実に救ってくれると確信しています。
今回は単語・熟語に特化してお話ししましたが、これらをベースにして具体的にどう長文読解へ繋げていったのか(私が触れてきた解釈本や長文問題集、文法問題集)についても、今後の記事で詳しく解説していきます。
この記事が、少しでもあなたの受験戦略の道標になれば嬉しいです。役に立ったと思ってくださった方は、ぜひ「スキ」や「フォロー」をしていただけると励みになります。
あなたの努力が、本番で最高の結果に変わることを心から応援しています。
