7月21日(火)の深夜便「繊細さん」ロベルト・シューマン

7月21日(火)の深夜便 
クラシックへのいざない:ロベルト・シューマンの調べ 1810年ドイツ生まれ。父が出版業を営んでいた事から幼い頃から文学に没頭する。作曲家としての素養はこの時培われたようだ。大学で法律を専攻するも、ピアニストを志し、師事したヴィークの娘クララと恋に落ち、数々の誹謗中傷にもめげず裁判に持ち込み(大学の知識が役に立つ)30才で結婚。作曲家の他に批評家でも鳴らし、ショパンを絶賛、ブラームスを紹介。しかし精神の障害に苦しむようになる。

亡くなったのが、1856年7月29日、46才でした。という事は、今年が没後170年、記念イヤー。繊細さんのつぶやきと、ダイナミックにいこうとして中々上手くいかずもがく姿にいたく共感する。また、高名なピアニストクララ・シューマンの旦那という世評との葛藤でもあった。

〔2:08〕ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44 第1楽章ルドルフ・ゼルキン (ピアノ)ブダペスト弦楽四重奏団 ソニー 00DC-938 1841年、室内楽を集中的に書いた年の最高傑作。アゲアゲ気分が感じられます。調子良かったんだろうな。
弦が金属音に傾いてて、なぜか疲れる。CD持ってるけどこんなに音圧強かったかな

〔2:18〕ピアノ曲集「謝肉祭」作品9 12:ショパン 16:ドイツ風ワルツ - 間奏曲・パガニーニ
内田 光子 (ピアノ) 如何にも〜って感じな、作風。 演奏中の2人を、パラパラ漫画を想像。
フォノグラム PHCP-5300

〔2:24〕アラベスク ハ長調 作品18
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ) 
ソニー 32DC-439 ふわふわした感じが、シューマンなんです。どこへ飛んでいくのか読めない、浮遊感が魅力。 はっきりしたのを好む人は「かちゃくちゃね」と思うべな。好きな人は「それが良いんだでば」だのさ。

〔2:33〕「ミルテの花」作品25 1:献呈

ヘルマン・プライ (バリトン) レナード・ホカンソン (ピアノ) 結婚式の前夜、クララに捧げた。幸せの感情があふれてやまない。ピアノソロ、アンサンブル等様々なアレンジでコンサートに頻回。もはや欠かせない選曲。 コロムビア COCO-75497

〔2:36〕オーボエとピアノのための 3つのロマンス 作品94 第3曲
ハインツ・ホリガー(オーボエ)アルフレッド・ブレンデル(ピアノ) これも木管のプロによく組まれる。クララ作曲のと合わせて演奏されたりもするけど、一向に区別が付かない。フォノグラム PHCP-24088

〔2:43〕交響曲第4番 ニ短調 作品120 第4楽章
レナード・バーンスタイン:指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ポリドール F35G-50274 4つの交響曲中一番シューマンらしくないが、安定感は一番。従来の交響曲路線に近い。半音階でスキップするように、上がっていく所が好き。

〔2:53〕「子供の情景」作品15 から トロイメライ
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
ソニー 32DC-439 
つい先日、クラシックの庭で、12年ぶりの復帰コンサートと、90年代のライブ(テレビで生放送されたのだったか?)が放送されたが、両方ともアンコール曲だった。熱気をそっとクールダウンさせる効果は絶大。この上なく穏やかに、おやすみなさいと語りかけてくれた。 

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