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「老人と海」 アーネスト ヘミングウェイ

私は以前、アーネスト ヘミングウェイが好きで、殆ど全部の作品を読んでた時期があった。
新潮社の文庫で買って読んでいた。
「日はまた昇る」
「武器よさらば」
「老人と海」
「誰がために鐘は鳴る」
「海流のなかの島々」
短編集も読んだ。
「誰がために…」はイングリッド  バーグマンが出演した映画も見た。
余談だが、私は猫好きなのだが、ヘミングウェイも大の猫好きだった。
6本指の猫を知り合いの船長から譲りうけ「スノーボール」と名付け可愛がった。その子孫の6本指の猫は今もアメリカのフロリダのヘミングウェイの博物館にいるそうで、6本指の猫は「ヘミングウェイ・キャット」と呼ばれている。幸運を呼ぶと言われているそうだ。岩合光昭さんという動物写真家がいるのだが、猫の写真集も出されている。確か岩合さんの猫の写真集にも、ヘミングウェイの猫の子孫が紹介されていた。私は岩合さんのファンでもある。
私はヘミングウェイ生前最後の小説である「老人と海」が好きで文庫本をずっと持っていて、長年持ち歩いて、雨に濡れて水が染みたり、何回も読んでいてボロボロになってきた。薄いし軽いし、電車やバスに乗ってる時や暇な時パラパラ開いて読むのにちょうどいい。
だから薄いのに読む毎に読み終わるのに時間がかかる。
私がのんびりと読んでいるのに、主人公のサンチャゴが一生懸命一人で奮闘してるのを読むのがたまに心苦しくなる。
物語は、一人の老齢の漁師サンチャゴが、
84日ずっと不漁が続いていたが、ある日一人舟に乗り漁に出る、舟は小さく、帆は継ぎ接ぎがあり
手漕ぎではっきり言って装備は古い。
1人の少年  マノーリンがサンチャゴを慕って漁に付き合っていたが、少年は親に咎められサンチャゴは1人漁にでた。
サンチャゴは3日間の奮闘の末やっと一匹のカジキマグロを捕まえ、舟に横付けした。
だが安心したのもつかの間、魚から流れる血をサメ達が嗅ぎつけ彼らの襲撃にあう。小さい舟だから、せっかく捕った魚が襲われるのもだか、
舟が転覆してサンチャゴの命の危険もある。
彼は、棍棒でサメ達を殴り応戦する。
サンチャゴは、漁の時も、ロープを素手で掴み
血がでて血まみれになったり、はっきり言って満身創痍だ。でも、彼はどんな時も諦めない。
私はすぐ何か、嫌な事があるとすぐ諦めてしまうが、彼は置かれた中で最大限の努力をする。
考えてみたら、不漁が続いてて、年齢も高齢になりと色んな事考えたら、私だったら諦めて引退して漁になんか出ないと思う。
老人の捕ったカジキマグロは
何回もサメに襲われ、最後には頭だけ残し骨だけになってしまった。
老人は何とか、港にたどり着く。
事の顛末だけ見れば、漁にでて、魚を捕ったけど、サメ達に襲われ、魚は姿が無くなり
失敗に終わったという話だ。
でも、何故私が何回も読むのかと考えてみたら
それは、追体験したいからだと思う。
はっきり言って、読んでて、苦しい、出来れば体験したくない苦行が続くが、
最後も魚はサメに食べられ骨だけになってしまうし、身も心もボロボロになったが、何かやり切ったという晴れ晴れとした気持ちになる。
私はこれからも、この文庫本を持ち歩いて、(ボロくなってきたが)事ある毎に読み続けると思う。
そして、できたら、サンチャゴがよく見てた
「ライオンの夢」をいつか見てみたいなと思う。









長年持ち歩いて読んでてボロボロになった文庫本

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