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私たち日本人が知らないイランの『親日』エピソード! 微笑ましいエピソードも。

1. 視聴率90%超え!伝説のドラマ『おしん』

​イランで日本といえば、まず**『おしん』です。1980年代の放送当時、視聴率は驚異の90%前後**だったと言われています。

  • 街から人が消えた: 放送時間になると、敵対する勢力ですら手を止め、街中から人影が消えて静まり返ったという逸話があります。

  • 今でも「おしん」: 日本人が歩いていると、今でもお年寄りから「おしんの国の人か!」と声をかけられることがあります。

  • 共通の価値観: 苦難に耐え、家族のために働くおしんの姿が、イラン人の持つ「家族愛」や「忍耐(サブゥル)」の美徳と完璧にマッチしたようです。

​2. 意外すぎる生活習慣の共通点

​中東の国でありながら、実は日本とよく似た生活習慣があります。

  • 「こたつ」がある: イランには**「コルシ」**と呼ばれる、日本のこたつと瓜二つの暖房器具があります。冬には家族でコルシを囲み、お盆に載せたフルーツやナッツを食べる……という、デジャヴのような光景が広がっています。

  • 玄関で靴を脱ぐ: 西洋と違い、イランの家庭では玄関で靴を脱ぎます。床に絨毯を敷き、座って食事をしたり布団を敷いて寝たりするスタイルも、日本人には非常に馴染みやすいものです。

​3. 歴史に刻まれた「恩義」:日章丸事件

​1953年、当時イギリスに石油資源を封鎖されていたイランを救ったのが、日本の出光興産のタンカー**「日章丸」**でした。

  • ​国際社会が二の足を踏む中、日本が命がけで石油を買いに来てくれたこの出来事は、今でも知識層の間で「日本は困った時に助けてくれた真の友人だ」と語り継がれています。

​4. シルクロードが運んだ「宝物」

​実は、奈良の正倉院に収められている宝物の中には、古代ペルシャ(現在のイラン)から伝わったガラスの器や楽器があります。

  • 瑠璃の碗: シルクロードの終着点として、1300年以上前から日本はイランの高度な文化を取り入れていました。

  • 祇園祭の装飾: 京都の祇園祭で山鉾を飾る豪華な絨毯には、17世紀頃のペルシャ絨毯が使われているものもあります。

​5. 超ド級の「おもてなし」

​イランを旅した日本人が口を揃えて言うのが、**「人が親切すぎる」**ことです。

  • ​道を聞けば目的地まで連れて行ってくれるのは当たり前。

  • ​「日本人か? 飯を食っていけ!」「うちに泊まっていけ!」と見ず知らずの人に誘われることも珍しくありません。彼らには「旅人は神様からの授かりもの」という文化があり、特に大好きな日本のお客さんは全力でもてなしたいという心理が働くようです。

​イランの人々は、日本のことを「伝統を守りながら高度な技術を持つ、尊敬すべき兄弟」のように思ってくれています。


イランでの日本のアニメ文化の浸透と若者たちの日本イメージは?

​1. イランの「アニメ」事情:国境を越えた熱狂

​イランでは、かつての『おしん』世代から今の若者世代まで、日本のアニメは生活の一部です。

  • 「キャプテン翼」がサッカー人気の火付け役: イランで**『 فوتبالیست‌ها(フットバリスツハ/サッカー選手たち)』**として放送された「キャプテン翼」は社会現象になりました。イランがサッカー大国になった背景には、このアニメに憧れてボールを蹴り始めた少年たちが大勢いたからだと言われています。

  • ネット世代の日本アニメ: 今の若者はNetflixや海賊版サイト(イランは著作権の制約が特殊なため)を通じて、最新のアニメをリアルタイムで追いかけています。

    • 人気作: 『NARUTO』『進撃の巨人』『呪術廻戦』『ONE PIECE』などは鉄板の人気です。

    • なぜ響くのか: 日本のアニメが描く「友情」「努力」「運命に抗う姿」は、制約の多い社会で生きるイランの若者の心に深く刺さるようです。

  • ペルシャ語吹き替えのクオリティ: イランは伝統的に吹き替え技術が非常に高く、アニメの吹き替えも非常に情熱的です。声優がアイドル的な人気を博すこともあります。

​2. 若者が抱く「日本のイメージ」:4つのキーワード

​今のイランの若者にとって、日本は単なる「技術の国」以上の意味を持っています。

​① 「伝統」と「近代化」の究極の成功例

​これが最も強いイメージです。「西洋の文化に飲み込まれず、着物や武士道といった自国のアイデンティティを保ったまま世界トップクラスの発展を遂げた」という日本の姿は、独自の文化に誇りを持つイラン人にとって、最高のお手本として映っています。

​② 「誠実」と「規律」の代名詞

​「日本人は嘘をつかない」「約束を守る」「ゴミを拾う」といったエピソードは、SNSなどを通じて広く知られています。イランのSNSでは、日本の学校掃除の風景などが「信じられないほど素晴らしい教育だ」として、しばしば拡散されます。

​③ クールで洗練された文化

​アニメ、J-POP、そして日本のファッションやデザインは「クール(カッコいい)」の象徴です。テヘラン(首都)などのカフェでは、日本のアニメキャラのフィギュアが飾られていたり、日本語が書かれたTシャツを着る若者を見かけることも珍しくありません。

​④ 「精神性」への共感

​イランは詩を愛する精神的な土壌がある国です。そのため、日本の「禅」や「わびさび」、あるいはアニメに漂う「切なさ(物の哀れ)」といった感情に、非常に強く共鳴します。

​3. 微笑ましいエピソード

  • 「ありがとう」は魔法の言葉: イランで日本人だとわかると、若者たちが「コンニチハ!」「アリガトウ!」と嬉しそうに声をかけてきます。時には、独学で覚えたという日本語で、好きなアニメの名セリフを披露してくれることも。

  • 日本語学習ブーム: テヘラン大学などの日本語学科は非常に倍率が高く、アニメを字幕なしで見たい、日本で働きたいという夢を持つ学生が急増しています。

​イランの若者にとって日本は、**「自分たちもいつかあんな風に、自由で豊かで、かつ伝統を大切にする国になりたい」**という希望の象徴でもあるんです。

意外とイラン女性もおしゃれ?!ファッションの憧れと日本文化の交流。

1. イランの女の子たちが憧れる「日本のファッション」

​イランでは公共の場での服装に制限(ヘジャブの着用など)がありますが、その制約の中で「おしゃれ」を楽しむ女性たちの間で、日本のスタイルは非常に注目されています。

  • 「カワイイ」文化の浸透: 日本独自の「カワイイ」という概念はイランの若い女性にも響いています。パステルカラーや、アニメキャラクターをあしらった小物、サンリオなどのキャラクターグッズは「乙女心をくすぐる洗練されたアイテム」として大人気です。

  • レイヤード(重ね着)の参考: イランでは体のラインを隠す服装が求められるため、日本の「ゆるっとしたシルエット」や「巧みな重ね着」のファッション雑誌やSNS投稿が、実は非常に実用的なコーディネートの参考にされています。

  • J-Beauty(日本式美容): 「日本人の肌はなぜあんなに綺麗なのか?」というのは彼女たちの大きな関心事です。日本のスキンケアブランドや、ナチュラルなメイクアップ術は、派手なメイクが主流だったイランで「透明感のある美しさ」として新しい憧れの対象になっています。

​2. イランの学校で教えられている「日本の話」

​驚くべきことに、イランの子どもたちは教科書を通じて日本のことを学んでいます。そこには、ある種の「理想の国家像」として日本が描かれています。

  • 「戦後復興」という奇跡: 教科書では、広島・長崎の悲劇から立ち上がり、わずか数十年で世界有数の経済大国になった日本の歩みが紹介されます。同じように国際的な困難に直面してきたイランにとって、日本の復興は「希望の光」として教えられています。

  • 道徳教育のモデル: 「日本人は公共の場所を汚さない」「列に割り込まない」「時間を厳守する」といった日本人の規律正しさが、道徳の授業や副読本で紹介されることがあります。特に、東日本大震災の際に避難所で整然と並ぶ日本人の姿は、イランの教育現場でも大きな感銘を与えました。

  • 「働くことは美徳」: 日本人の勤勉さ(ワーカホリックな面も含め)は、イランでは非常にポジティブに捉えられています。「資源がない国なのに、知恵と努力だけでここまで来た」という物語は、子どもたちの向上心を刺激するエピソードとして語り継がれています。

​3. ちょっと微笑ましい「日本愛」の裏側

  • 日本語の響きが好き: イランの若者にとって、日本語の響きは「優しくて礼儀正しい」と感じるようです。意味は分からなくても、アニメのフレーズを真似して話すことが一つのステータス(カッコいいこと)になっています。

  • 折り紙(Origami): イランの幼稚園や小学校でも「Origami」は教えられています。日本の伝統的な遊びが、遠く離れたペルシャの地で子どもたちの手先を器用にする教育ツールとして定着しているのは、日本人として嬉しいですよね。

【結びに】
イランの人々は、かつて日本がリスクを冒して手を差し伸べた「日章丸事件」の恩義を、今もなお語り継いでいます。まさに、受けた恩に対して深く感謝し、報いようとする

報恩謝徳(ほうおんしゃとく)

の精神を、彼らは国を挙げて体現してくれているのです。

私たちは、つい「イラン=遠い中東の国」というフィルターで見てしまいがちですが、その根底には、日本人以上に日本人のような「義理堅さ」と「情の厚さ」が息づいています。

アメリカの同盟国という立場にある日本だからこそ、この「信頼」という目に見えない資産を、次の世代へと繋いでいく架け橋になれるはずです。

かつて先人たちが築いた絆を大切に、これからも誠実な友人であり続けたい。そう願わずにはいられません。




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