【マンガ】設定本紹介!「宇宙兄弟」編
設定本とは?
マンガ本編とは別に刊行される、キャラクターのプロフィールや世界観、アイテム、技、制作秘話などを一冊にまとめた本のことです。
「公式ガイドブック」「大全集」「キャラクター図鑑」呼び名はさまざまですが、どれも「そのマンガをもっと深く楽しむための本」。
私は細かい設定を読むのが大好きで、ついつい買ってしまいます。
このコラムでは、そんな設定本の魅力を一冊ずつ紹介していきます。
今回紹介するのは、
『宇宙兄弟』の設定本
宇宙兄弟 公式コンプリートコミックガイド
発売日:2026年7月22日
無事、素晴らしい最終回を迎えた『宇宙兄弟』。
そして、その最終46巻の発売に合わせて刊行されたのが、この公式コンプリートコミックガイドです。
物語を「10大ミッション」という形に分け、年表をもとに時系列順で詳しく解説。
最終回までの内容がぎっしり詰まった、ファンならぜひ手元に置いておきたい一冊です!
10大ミッション
この本の大きな特徴が、物語を「ミッション」という形に分け、時系列でまとめているところです。
例えば、
「ヒビトのパニック障害克服ミッション」
では、2026年3月に起きた月面での事故から、2029年7月、マクシム4の一員として再び月へ向かい、船外活動を行うまでに何があったのかを詳しく振り返ることができます。
「何年何月に何が起きたのか」が細かく整理されており、本編を読んでいるだけでは気づかなかったような詳しい時系列も分かります。
中には「何日」まで記載されている出来事もあり、これは設定本ならではの面白さです。
それにしても、こうして改めて見ると、ヒビトは3年以上もパニック障害と向き合っていたんですね。
物語を読んでいると次々と出来事が起こるので、ここまで長い時間が流れていたとは感じていませんでした。
ほかにも、
・ASLタンパク質結晶化ミッション
・「シャロン月面天文台」建設ミッション
など、10個+αのミッションが収録されています。
ミッションによっては、達成までにかなり長い年月を要したものもあります。
こうして時系列で整理して読むことで「この出来事から、ここにつながっていたのか」と、改めて物語全体を理解できるのが面白いところです。
おまけページも充実
真面目な年表や解説だけではありません。
・ニンジャ紫三世 イタズラ集
・マクシム命名!爆笑あだ名集
・思わずイラッ!カルロのKY発言集
など、思わず笑ってしまうおまけ企画も充実しています。
まとめて読むと「こんなにあったのか!」と驚かされます。
私は、マクシムが付けたあだ名の中では、NASA長官・エルドンに対して言った「ワッペン大好きおじさん」が特に印象に残っています(笑)。
こういう本編ではさらっと流してしまいそうな小ネタを、まとめて楽しめるのもこの本の良いところです。
小山先生インタビュー
そして、ぜひ読んでほしいのが、最終回執筆後に行われた小山宙哉先生へのインタビューです。
なんと7ページにわたって掲載されています。
最終回を迎えた今だからこそ語れる話もあり「そうだったのか!」と思わされる部分がたくさんありました。
長い間『宇宙兄弟』を読んできた人ほど、興味深く読める内容だと思います。
これはぜひ、本を手に取って読んでほしいところです。
まとめ
長い年月をかけて描かれてきた『宇宙兄弟』。
毎週、毎巻追いかけていたときには気づかなかった時間の流れや、出来事同士のつながりを、改めて整理して振り返ることができる一冊です。
ヒビトがパニック障害と向き合った時間、シャロン月面天文台が完成するまでの時間、ムッタたちが夢に近づいていった時間。
一つひとつを年表で見ていくと、『宇宙兄弟』が本当に長い時間をかけて、丁寧に描かれてきた物語だったことを改めて実感します。
そして、最終回まで読んだからこそ、この本を開くのがまた楽しい。
「ここから全部始まったんだな」
そんな気持ちで、もう一度最初から『宇宙兄弟』を読み返したくなります。
完結した今だからこそ楽しめる、まさに『宇宙兄弟』の総まとめとも言える設定本。
ファンの方には、ぜひおすすめしたい一冊です。
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