収入は実質ゼロ・夫は心筋梗塞と脳卒中の後遺症‥‥『命のスペイン語レッスン』のベネズエラ人講師から感謝のメッセージ
「日本の皆さんへ
経済崩壊で生活苦に陥るベネズエラ人から学ぶ『命のスペイン語レッスン』でスペイン語講師として働く機会をいただき、感謝を申し上げます。この仕事は私のもともとの仕事(小学校の教師)とも深く関係しますし、素晴らしい経験になっています。
私の祖国ベネズエラでは、教師として安定した収入を得ることはとても難しいです。『命のスペイン語レッスン』の受講者の皆さまからいただく報酬があって、厳しい経済状況を乗り越えられています。
私は退職した元教師です。半月に4ドルにも満たない年金を受け取っています。ですがその大半が葬儀保険(家族にお金がないことを懸念して、自分の死後、埋葬したりする費用をカバーするもの。ベネズエラでは珍しくありません)への支払いで消えてしまいます。実質的に収入はありません。
私の夫は心筋梗塞と脳卒中の後遺症に苦しんでいます。死ぬまで治療を続ける必要があり、高額の費用を払わなければなりません。『命のスペイン語レッスン』の受講者の皆さまのおかげで助かっています。
繰り返しになりますが、本当に感謝いたします。『命のスペイン語レッスン』を引き続き受講していただけると幸いです。
愛を込めて」
*上の写真は『命のスペイン語レッスン』の講師(右)と夫
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「経済危機」と4つの漢字を並べるだけだと、どこか他人事のように映るかもしれません。ですが経済危機とは庶民レベルに落とせば「生活できなくなること」を意味します。
まともな仕事がないから、危険を承知で金を掘りに行ったり(命を落とす人も)、国を去ったり(国民の4分の1が難民に)します。ただこうしたアクションがとれるのは比較的若い人で、また家族の面倒を自分でみなくてもいい人です。
「個人の力」では完全に行き詰ってしまった人も少なくないのが現実。こうした人たちを1人でも2人でも(『命のスペイン語レッスン』にかかわるのは講師3人と教材制作者2人。そこに彼らが支える家族もいます)助けたい。しかも寄付するのではなく、スペイン語を教える仕事を提供することで。仕事だから、責任もって働いてもらいます。これが『命のスペイン語レッスン』です。
日本人の受講者からしてみれば、スペイン語とベネズエラのこと(メディアが報じない情勢、素晴らしい文化なども)を学べて、まさにwin-winの国際協力。レッスンはすべてマンツーマンですので、スペイン語の初心者もたくさんおられます。
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ベネズエラの反政府活動家マリア・コリーナ・マチャド氏がノーベル平和賞を受賞したことで、朝日新聞など一部のメディアでもベネズエラ情勢を連続して取り上げています。ですがSNSを見ても、また実感としても、ベネズエラへの関心はいまひとつのまま。
紛争のような派手さがないからかもしれませんが、紛争がなくても人々は壮絶な苦労をし、死んでいきます。ベネズエラで2番目に多い死因は「暴力」です(貧困の影響も大きい)。世界保健機関(WHO)のデータによれば、死亡者全体の11.5%を占めます。
