ベネズエラ人が初のカトリック聖人に!
10月19日のカトリックの「世界宣教の日」に、2人のベネズエラ人がカトリック聖人(人々のために命を捧げ、信仰を守った、とローマ法王が認めた故人)になりました。
ひとりめは「貧者の医者」と呼ばれたカトリック信徒のホセ・グレゴリオ・ヘルナンデス。もうひとりは生まれつき左腕がないマザー(修道女)カルメン・レンディレスです。
今回列聖されたの7人。国籍(活動地)をみると、トルコ、パプアニューギニア、イタリア2人、イタリア・エクアドル、ベネズエラ2人。ベネズエラ出身のカトリック聖人は初めてです。
ちなみに日本人にもカトリック聖人は20人います。東洋で最初のカトリック聖人です。
「日本26聖人」という言葉を聞いたことがありますか。キリスト教が弾圧されていた時代に、長崎県の現在の西坂公園で1597年に処刑された人たちを指します。26人のうち6人はフランシスコ会の宣教師(スペイン人5人、ポルトガル人1人)でしたが、20人は日本人の信徒でした。最も有名なのはイエズス会士の聖パウロ三木で、東京・四ッ谷にある聖イグナチオ教会の敷地内には「イエズス会聖三木図書館」があります。
26聖人が処刑されたところは小高い丘になっています。キリストが十字架に架けられた「ゴルゴタの丘」に似ていることから、この地を処刑の場に願い出たといわれています。
話を戻しましょう。ベネズエラ経済を破壊してきたマドゥロ独裁政権に抗議してきた野党活動家マチャド氏がノーベル平和賞を受賞したことに続く、今回のベネズエラ人2人(しかも初)の列聖。

ベネズエラで変化の兆しがわずかですが見えてきたかもしれません。またそれを望みます(ただかつての野党リーダー、フアン・グアイド氏が暫定大統領になって盛り上がった2019年はその後急速に萎みました)。10年超にわたって苦難が続いてきたベネズエラにとってまさに注目のときです。
バチカンニュース(スペイン語版、日本語版)
↓
SNSをみると、ベネズエラの現状をまったく理解していない人が書いたであろう情報が回っています(出し手はおそらく、ベネズエラに行ったことも、また一般市民とまともに話したこともないのでしょう)。ですがご存じですか? ベネズエラの1カ月の最低賃金は1ドル以下であることを。利権と横領で私腹を肥やすマドゥロ大統領一族をはじめとする政府高官・国軍幹部とは正反対に困窮化していく一般市民は、生活難と弾圧から4分の1が国を出たことを。これが悲しき現実です。
さまざまな事情からベネズエラから出られない一般市民からスペイン語とベネズエラのことを学び、そのレッスン料で彼らの生活を支えるプログラム。それが『命のスペイン語レッスン』です。締め切りまであと1週間。
↓
