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旧外貨の行き先

4月から、母の生前整理を手伝うため、たびたび実家へ足を運んでいます。
3世代が賑やかに暮らした家も、今は母が一人。

モノを整理するなかで、「自分の荷物はとっくに処分したはず」と思っていたのですが、押し入れの奥に見覚えのある収納ケースが残っていました。

中を開けると、10代に短期留学したカナダBC州の思い出の品や写真。
それらに混ざるようにして出てきたのは、見慣れない外国の紙幣と硬貨が入った、手書きで1,587円と書いた古い封筒でした。
帰国直後、自分が当時のレートで換算してメモしたのでしょう。すっかり忘れていた、タイムカプセル。


実はレジで使えない、旧紙幣のこと

持ち帰ったカナダドルを整理してみると、内訳はこのようなものでした。
【紙幣:計 24カナダドル】 20ドル紙幣× 1枚、2ドル紙幣× 2枚
【硬貨:計 3.23カナダドル】1セント、5セント、10セント、25セント、1ドル硬貨

「プチ贅沢なランチ代にでもなれば嬉しいな」と思い、ネットで調べてみました。すると、カナダの法改正によりすでに法定通貨としてのステータスを失っていることが分かりました。
現在のカナダへ持っていっても、街中のお店では使えない旧紙幣だったのです。(※現地の銀行に持ち込めば、現行貨幣に交換は可能なようです)。

カナダの紙幣(下の2ドル紙幣は、現在は使えない旧紙幣)
カナダの硬貨


AIや両替機を試してみたものの..

カナダに行く予定は無いため、日本国内でこれらを換金する方法はないか、まずはAI(Gemini)に尋ねてみました。すると、いくつか候補を挙げてくれました。

地元の地方銀行
 ウェブサイトを調べると、すでに外貨両替業務そのものを終了。
Pocket Change(外貨交換マシン)
 ウェブサイトを調べると、カナダドル自体が非対応。
古銭買取専門店へ持ち込む
カナダへ行く人に譲る、または現地の銀行で換金する
外貨寄付(ユニセフなど)
 最終手段としてはありですが、できれば紙幣は換金したいところ。

それならと、NotebookLMでウェブ情報を深掘りし、
商業施設・百貨店にある自動外貨両替機『SMART EXCHANGE』へ足を運んでみました。期待を込めて投入してみましたが、やはり弾かれてしまい、戻ってきてしまいました。


私が選んだ、それぞれの行き先

最終的に古い外貨の扱いを決め、それぞれ手放すことにしました。
同じように手元の旧外貨の扱いに迷っている方の参考になれば幸いです。

1. 紙幣 ➔ 外貨専門店Travelexで換金
一般の銀行では取り扱えないような古い海外紙幣でも、独自のルートを持つ外貨専門の『Travelex(トラベレックス)』の窓口では対応してもらうことができました。土・日・祝日も営業しているのも便利。

窓口で「旧紙幣です」と伝えて差し出し、提示された当日のレート(@90.78000)で査定が進みます。結果、2ドル旧紙幣も含めた24カナダドルは、無事に2,179円の日本円へと両替することができました!
ふと、10代の私が封筒に書いた1,587円という数字が頭をよぎります。円安の波もあってか、時を経て、当時の自分がメモした金額よりも少しだけ増えて戻ってきたことになります。

2. コイン(硬貨) ➔ メガバンクのユニセフ募金箱へ
一方で、どうしても両替が難しかったコイン(硬貨)は、三井住友銀行に設置されているユニセフの『外国コイン募金箱』へ持って行くことにしました。

実際に店舗へ行ってみて分かったのですが、募金箱はロビーなどに常設されているわけではなく、受付の方に「ユニセフの外貨募金をお願いします」と声をかけて出してもらうシステム(おそらく全店共通)のようです。
これから行かれる方は、ぜひ受付のスタッフの方にお声がけしてみてください。


母の生前整理がきっかけで見つかった、私自身の思いがけないタイムカプセル。
10代の自分が残した古いお金は、時を超えて、一部は日本円になり、残りは世界のどこかの子どもの役に立つ形へと、それぞれの行き先へ旅立っていきました。

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