国語力を高めることについて②
昨日に続いて、
同じテーマで書いていく。
国文法は原則として、
中学生で習うこと自体が
終わってしまう。
だからこそ、学校でもっと
明確に扱われることを望む。
そして、国語の文法だけでなく、
漢字についても、間違った「常識」が
かなり広まっている。
それは、中学校までの漢字を
網羅するには、漢検3級を
合格すれば充分である、という話題である。
確かに、日本漢字能力検定協会の
Webサイトにも、漢検3級の項目に、
中学卒業程度と書かれている。
しかし、授業対策や受験対策を
する上では、この話は
誤りと言わざるを得ない。
なぜなら、中学校3年間でも
1,110字の漢字を習うにもかかわらず、
漢検3級では、これを全て
カバーしてはいないからである。
実際のところ、漢検3級は
小学校で習う漢字1,026字に加えて
約600字が追加されている。
しかし、中学校で習う漢字が
1,110字であるという現実を考えると、
やはり漢検3級では足りない。
ましてや、中学校でも
国語の勉強の際に、コツコツと
漢字を勉強していれば、
漢検準2級には、余裕を持って
合格することができるのである。
したがって、中学校の範囲の
漢字を全てマスターするためには、
漢検3級ではなく、漢検準2級に
合格することを目標にすべきである。
そしてこのことが、漢字検定が
数学検定や英語検定と、取り扱いを
変えなければいけない理由である。
目標とすべき級が、異なるからである。
また、漢検の攻略自体にも、
「読み・書き」ができれば合格するという
間違った戦略が、しばしば流布される。
特に、漢検の形式や配点を
見ればわかることだが、
単純な「読み」と「書き」の
問題に正解できれば合格できる、
ということはあり得ない。
当たり前のことであるが、
「読み」「書き」だけでなく、
どの形式の問題にも正解できなければ、
合格は難しいと言える。
特に、筆者が漢検に合格するために
重要である、攻略すべきだと考えるのが、
「熟語の構成」「四字熟語」「類義語・対義語」
「同音異字・同訓異字および送り仮名」の
問題群である。
「同音異字・同訓異字」以外に共通するのは、
熟語であるということである。
日本語における熟語とは、
漢字2文字以上の言葉であるから、
漢語に近いものと考えて良い。
しかも、漢字を1字ずつ暗記するのではなく、
漢字2字以上で暗記しなければならないから、
それだけでもかなりの勉強である。
加えて、熟語の意味も暗記しなければならないから、
それだけで語彙力が格段に増えていく。
つまり、漢検を言いながらも、
実際には熟語も暗記する必要があり、
そのプロセスで語彙力もつくのである。
だからこそ、小学生・中学生のうちから
漢検を受けることを、筆者は強く推奨する。
また、高校受験や大学受験の基礎力の
確認にも、漢検の問題は非常に有用である。
