【人生を変えるのは環境ではなく、心だった】
「心暗きときは、即ち遇うところことごとく禍なり。眼明らかなれば途にふれてみな宝なり。」
この言葉の意味は、自分の心が沈んで暗いときは、出会う出来事すべてが災いのように感じられます。
しかし、心が澄んで明るければ、目の前にあるすべてのものが自分を豊かにする宝に見えてくる。
幸福か不幸かは、環境ではなく自分の心の状態が決めるという教えです。
私は仏教から多くのことを学んできました。
もちろん、人にはそれぞれ信じるものがあります。
キリスト教を信仰する方もいれば、神道を大切にされる方、特定の宗教を持たない方もいるでしょう。
けれど、「思いやり」「感謝」「人を大切にする心」は、多くの教えに共通する大切な価値ではないでしょうか。
私は、その普遍的な心の在り方に、いつも励まされています。
私は、仏の教えから「本当に大切なものは、自分の心の中にもある」ということを学びました。
だからこそ、答えを外ばかりに求めるのではなく、自分自身の心と向き合うことも大切なのだと感じています。
空海の深い慈悲の心と、利他の精神が伝わってくる言葉です。
また、空海の残した言葉は、理論だけでなく「自ら行動し、実践すること」で人生を切り拓いていくことを教えてくれます。
仕事や人間関係で行き詰まったとき、これらのお守りとなる言葉です。
私にも、心が真っ暗だった時期があります。
仕事を失い、生きる意味さえ見失い、自分には価値がないと思い込んでいた頃です。
朝になっても起き上がれず、人と話すことも苦しく、空を見上げる余裕すらありませんでした。
そんな時に出会ったのが、空海をはじめとする仏教の言葉でした。
不思議なことに、教えを知ったから人生が劇的に変わったわけではありません。
けれど、一日一日、少しずつ心を整えることを意識するようになると、自分の受け止め方が変わり始めました。
同じ出来事でも、絶望だけではなく、その中に小さな希望を見つけられるようになったのです。
今振り返ると、変わったのは世界ではありませんでした。
世界を見る私自身の心だったのです。
それ以来私は、「人生を変えたいなら、まず心を整えることから始めよう」と考えるようになりました。
心が穏やかになると、人の優しさや、小さな幸せが自然と目に入るようになります。
同じ景色でも、受け止め方が変わるだけで、人生の見え方は驚くほど変わるのです。
環境が変わったわけではありません。
変わったのは、私の心でした。
だから私は、人生を変えるために最初に整えるべきものは「心」だと思っています。
心が整えば、言葉が変わります。
言葉が変われば、行動が変わります。
行動が変われば、人とのご縁も少しずつ変わっていきます。
私にとって仏の教えは、日々の暮らしの中で実践できる身近な教えです。
毎日の暮らしの中で、怒りを少し抑えること。
誰かに優しい言葉をかけること。
感謝を忘れないこと。
その小さな積み重ねが、私たちの心を育ててくれるのだと思います。
人生には思いどおりにならない日もあります。
それでも心の持ち方一つで、今日という一日は少しだけ穏やかなものになります。
私はこれからも、仏の教えに学びながら、自分の心を磨き続けていきたいと思っています。
人生には、どうしても避けられない苦しみがあります。
だからこそ、自分の心を育てる時間は、何よりも大切なのだと思います。
私は仏教の教えから、そのことを学びました。
しかし、この学びは仏教だけに限るものではなく、人を思いやる心や感謝する心を大切にする、さまざまな教えにも通じるものだと感じています。
今日という一日が、あなたにとって少しでも穏やかな時間になりますように。
そして、この記事が、その小さなきっかけになれたなら、これほど嬉しいことはありません。

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