『あの日の寒さの中で知った、光のあたたかさについて』
2025年の冷たい風が吹き抜ける1月、私はスマホの小さな画面に、祈るような思いと言葉を打ち込んでいました。

あれから季節は巡り、時の流れとともに私を取り巻く景色や環境も、少しずつ姿を変えていきました。
仏教には「諸行無常」という言葉があります。
この世に存在するすべてのものには不変の実体などなく、肉体も、流れる現象も、
いま胸を締め付ける感情さえも、すべては「因」と「縁」が織りなす、
一瞬のかりそめの姿に過ぎません。
春に咲き誇る花が秋には葉を落とすように、私たちの心も体も、
決して同じ場所にとどまり続けることはできません。
思い返せば、私たちは果てしない人生の旅路で、どれほど多くの「縁」と出逢ってきたでしょうか。
あなたを深く愛してくれた両親。
忘れられない痛みを残していった恋人。
道を示してくれた恩師や、苦楽を共にした同僚。
袖すり合うように居酒屋の隣に座り、小さな笑顔を交わした名前も知らない誰か。
あるいは、毎日食べるお米を作り、私たちの命を陰で支えてくれている見知らぬ人たち。
愛おしい出逢いだけでなく、時には傷つけ合い、激しく衝突した「敵」と呼ばれる存在でさえも、
いまのあなたという人間を形作るために必要な、尊い「縁」のひとつだったのかもしれません。
出逢いと別れを繰り返すなかで、私たちは何かを手に入れ、そして同じくらい大切な何かを失ってきました。
大切な人を失った夜の底知れぬ暗闇や、誰にも届かない叫びを抱えて震えた経験は、
きっとあなたにもあるはずです。
でも、どうかこれだけは忘れないでください。
いま、もしあなたが暗闇の中にいて、「自分ほど不幸な人間はいない」「誰にも理解されない」「もう希望なんてどこにもない」
と絶望の淵で膝を折っていたとしても、あなたの頭上には、あの日と変わらず太陽の光が降り注いでいます。
太陽は、正しい人だけに光を注ぐわけではありません。
美しく咲く花にも、人知れず泥の中に埋もれた種にも、ただ平等に、あたたかな光を投げかけます。
あなたの孤独も、あなたの流した誰も知らない涙も、決して無駄ではありません。
あなたが「感謝」という小さな灯火を心の中に守り続ける限り、
あなたの思いは必ず、後から追いついてくる喜びへと導かれていきます。
希望とは、最初からそこにあるものではなく、あきらめなかった心の後ろに、
あとから静かに芽吹くものだからです。
どんなに激しい嵐が吹き荒れても、大地に深く根を張り、静かにたたずむ富士山のように。
あの日、小さなスマホの画面越しに言葉を紡いだ私の思いは、いま、
時を超えてこうしてあなたのもとへ届いています。
この小さな文章を目にしてくれたあなたと私。
これもまた、広い世界で結ばれた、ひとつの奇跡のような「縁」です。
あなたがいま、どんな痛みを抱えていたとしても。
あなたの歩んできた道と、これからの未来が、どうか優しく温かな光で満たされますように。
執筆にあたり、私は愛を込めて、あなたへこの記事を送ります。

Photo & philosophy donchan🍀🍀
See You Again
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