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【終わりがあるから尊い 命が持つ本当の意味】

すべての命はいつか終わりを迎えるのに、私たちが一生懸命に生きる意味とは、なぜでしょう。


これは誰もが一度は、悩む問いです。


子供の頃は、大人になれば答えが分かると思った人は、多いのではないでしょうか。


しかし実際は、その問いは形を変えながら、何度も私たちの前に現れます。


眠れない日や、大切な人との別れ、仕事での挫折や失恋のときに、ふいと考える人は多いのではないでしょうか。


あなたは、考えたこと、悩んだことはないですか。


私は、あります。


一度や二度、それ以上考えたことがあります。


しかし、答えは見つかりませんでした。


話しを遮るようですが、


私は、歴史から人生を紐解くことが、好きです。


地球は、約46億年前に誕生しました。


長い年月をかけて大地や海が生まれ、約40億年前、最初の生命が誕生しました。


そんなとき、感じることは、私が考えていることや悩みなど、微々たるものだと思います。


しかし、そのときの私は、眠れない日を過ごし、涙を流して苦しんだこともありました。


その時間は、とても長く感じ、現実というものは、冷たいものだと思いました。


今から考えれば、悩む時間も、地球の歴史を考えると、一瞬だったと思います。


そして今、私がたどり着いた答えは、幸せも、生きる意味も、外側ではなく、自分の心の持ち方にあるということです。


私が人生を歩んできて思うのは、答えは外にあるのではなく、生きる中で少しずつ見えてくるものだということです。


若い頃は、成功することが人生の意味だと思っていました。


仕事で認められること。


お金を得ること。


人より優れていること。


そんなものを追いかけていた時期もあります。


しかし、それらを手に入れたからといって、心が満たされるわけではありませんでした。


反対に、苦しみや悲しみの中でしか気づけなかったことが、たくさんありました。


大切な人との別れ。


思い通りにならない現実。


努力しても報われない日々。


人生には、自分の力だけではどうにもならない出来事があります。


そのたびに私は、「なぜ生きるのだろう」と何度も問い続けてきました。


けれど、その問いから逃げなかったからこそ、少しずつ見えてきたことがあります。


それは、命とは長さではなく、どう生きたかということです。


桜は一年中咲いている花ではありません。


だからこそ、多くの人が春を待ち、満開の姿に心を動かされます。


夕焼けも、ほんのわずかな時間しか見ることはできません。


だから美しいのです。


私たちの命も、それと同じではないでしょうか。


永遠に生きられる命だったなら、「今日」という一日は、それほど大切には感じられなかったかもしれません。


終わりがあるからこそ、今日という時間がかけがえのないものになる。


会える人がいること。


笑えること。


食事ができること。


朝、目を覚ませること。


そんな当たり前と思っていた出来事が、本当は奇跡の積み重ねだったのだと、年齢を重ねるほど感じるようになりました。


仏教では、「諸行無常」という教えがあります。


すべてのものは変わり続け、永遠に同じものは存在しないという教えです。


私はこの教えを知ったとき、「失うこと」を教えているのではなく、「今を大切に生きること」を教えてくれているのだと感じました。


変わることを恐れるのではなく、変わるからこそ、一瞬一瞬を大切にする。


それが、生きるということなのかもしれません。


私は六十四年という人生を歩んできました。


楽しかった日もありました。


涙が止まらなかった日もありました。


遠回りをしたことも、一度や二度ではありません。


それでも今、胸を張って言えることがあります。


どんな人生にも、無駄な時間はありません。


苦しんだ日も、迷った日も、失敗した日も、すべてが今の自分をつくってくれました。


だから私は、命の意味とは「何か特別なことを成し遂げること」ではなく、「今日を精一杯生きること」なのではないかと思うのです。


人と比べなくてもいい。


誰かの評価だけで、自分の価値を決めなくてもいい。


あなたの命は、この世にたった一つしかありません。


その命は、誰かと競うためにあるのではなく、あなた自身の人生を生きるためにあります。


終わりがあるからこそ、人は人を愛し、感謝を伝え、今日という日を大切にできます。


もし、今この文章を読んでくださっているあなたが、人生に迷っているなら、どうか焦らないでください。


答えは急いで見つけるものではありません。


生きながら、少しずつ見つけていくものです。


今日という一日を大切に積み重ねた先に、きっと「ああ、この人生で良かった」と思える日が訪れると、私は信じています。


だから今日も、自分の命を大切にしてください。


そして、大切な人の命も大切にしてください。


それが、命が持つ本当の意味なのではないでしょうか。


今日も、この文章を読んでくださったことに感謝します。


あなたにとって、今日という一日が、かけがえのない一日になりますように。

 Photo & philosophy donchan


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